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(旧 「防水屋台村」建設中)
RNY282 コンクリートの耐久性低下の問題に外壁防水材はどう対応してきたか
アクリルゴム系塗膜防水材の歩み
あしば117号(2011年8月),121号(2015年.9月) 東亜合成㈱  


あしば表紙P2160888

我が国のコンクリートの品質は、東京オリンピック(昭和39年)を契機に大きく変動した。それは工期短縮を目指した生産性第一主義に起因する、材料・施工品質・耐久性低下の問題に集約される。具体的な現象としては、外壁のひび割れによる漏水が顕在化し、単なる化粧ではなく、高い防水機能を備えた外壁防水材の役割が認識されるようになってきた。



あしば 中P2160889

アクリルゴム系塗膜防水材を、我が国で初めて開発したのは東亜合成(株)で、1970年に「アロンコートSA]を上市している。
この2冊の特集は、日本の鉄筋コンクリートの耐久性に関する歴史的及び社会的問題に対して、アクリルゴム系塗膜防水材がどのような役割を果たし、貢献してきたかという歩みを時間軸で整理し年表にしたもの。
その一部を紹介する。

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例えばこの時代に対向する外壁防水材アロンの歩みとして挙げられているのが
ashiba 8 の対向EPSON013



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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会


インフラ長寿命化計画に注目
ピングラウト協議会柿崎隆志会長が30周年で意欲
「多様な漏水形態に柔軟な対応可能な技術・体制は整っている」

白骨と朝霧草DSC08099 (2)
写真は記事とは関係がありません

石井啓一国土交通大臣は2015年12月1日(火) 10:32 ~ 10:52、国土交通省会見室で行われた記者会見で、「笹子トンネル事故から3年になるわけですが、道路行政に与えたインパクトを今どう思うか」という記者からの問に答えて、次のように述べている。

(石井大臣答)中央自動車道笹子トンネルの事故から明日で3年を迎えます。非常にショッキングな事故でした。改めて、社会資本全般に対する老朽化対策をしっかりやらなければいけないという大きな警鐘になったのではないかと受け止めております。省全体としては、平成25年をメンテナンス元年と位置付けまして、平成26年には、他の省に先駆けてインフラ長寿命化計画の行動計画を策定して、具体的な取組みを進めてまいりました。
特に道路の分野においては、平成25年に道路法を改正して、5年に一度の近接目視点検、近寄ってきちんと目で見て確認を行うことなど、道路管理者の義務を明確化しています。
更に平成26年に法改正をしまして、高速道路の老朽化対策として、大規模な更新事業、これは償還期間を延ばして、財源を確保して大規模な更新事業を新たに位置付け、着手してきたところです。このように老朽化対策はかなり進めてきておりますので、今後も着実に進めていきたいと考えております。


このほど創立30周年を迎えたピングラウト協議会柿崎会長は、こうした流れを大きなビジネスチャンスととらえ、機関誌「PGニュース」で受注増への意欲を次のように表明している。
kakizaki kaichou
(柿崎会長)この30年で、ビジネス環境は大きく変化した。とりわけ大きなものは、昨年国土交通省が発表した「インフラ長寿命化計画」だ。「道路橋」「トンネル」「河川管理施設」「下水道管きょ」「港湾岸壁」これら社会インフラを2030年ころまでに「老朽化に起因する重要インフラの重大事故ゼロ」を目標にしている。
これにより、センサーやロボットを駆使した点検・診断技術や変状・劣化の新しい補修方法などが開発されるだろう。
今までの建築・土木コンクリート構造物の漏水形態に加え、各インフラ毎の漏水形態が増える。
例えば、港湾施設の海中ひび割れや厚さ10mを超えるダム堤体の漏水、道路橋裏面の漏水など、これまであまり経験のない漏水形態が今後増えるだろう。
これはどのような形態の漏水にも柔軟に対応していく技術・体制をすでに持っている我々にとってチャンスである。


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* 「原子力施設における建築物の維持管理指針」改定講習会
原子力施設の維持管理で講習会
点検、劣化要因で最新の知見を発表


原発
写真は記事とは関係がありません

日本建築学会 構造委員会 原子力建築運営委員会 が2015年 12月16日(水)
建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)で、「原子力施設における建築物の維持管理指針」改定講習会 を開催する。

「原子力施設における建築物の維持管理指針」は、原子力発電所の建築物に要求される機能を 長期間にわたって維持するために実施する維持管理の標準を 示す指針として、2008年に制定された。今回の改定は、初版発 刊以降に得られた新しい知見について検討し、解説・付録の充 実が図られた。

主な改定点:
①維持管理のための点検は、目視による方法や非破壊による方 法を基本とし、建築物への損傷を与える局部破壊による方法 を抑制することが重要であるという同指針の基本的な立場 を明確にするために、同指針の2章「維持管理の基本」、6章 「点検」の解説において記載を充実させた。
② 当初想定していなかった劣化事象、劣化要因など、国内外の 最新知見の調査結果に基づいて技術的な最新知見を4章「劣化事象および劣化要因」の解説において反映、充実させた。
③ 維持管理方法の高度化のため、建築物の損傷を低減できる中径コアによる圧縮強度試験方法や、従来困難であった鋼板コンクリート(SC)構造のコンクリートの特性を把握する方法、を付録 I.4、付録 I.5として追加した。
④ コンクリート製原子炉格納容器の中でも喫緊の課題である プレストレストコンクリート製原子炉格納容器の維持管理 方法を、付録 II として追加した。

原発関連施設の屋根や外壁は漏水防止や躯体保護の観点から、グレードの高い防水工事が施され重視されてきた。今回の改定でコンクリートのひび割れや劣化対策がどのように位置づけられたのか注目される。当日は同指針の解説と質疑応答が行われる。

テキスト代含む参加費は 11,000 円 。テキスト・『原子力施設における建築物の維持管理指針・同解説』、B5判、 約240頁 の一般販売は講習会終了後となる。


2015年 12月16日(水)  建築会館ホール (東京都港区芝5-26-20)
定員220 名 。 申し込み 日本建築学会 「原子力施設維持管理指針」改定講習会係
〒108-8414 東京都港区芝5-26-20 TEL 03-3456-2057
http://www.aij.or.jp/index/?se=sho&hid=1229


プログラム (敬称略)
司会 丸山一平(名古屋大学)
13:00~16:10
改定の概要 :梅木芳人 (中部電力)
維持管理の基本 :紺谷 修 (鹿島建設)
劣化事象および劣化要因 /点検 :前中敏伸 (竹中工務店)
付録:中径コア、 SC構造、PCCV :澤田祥平(鹿島建設) 田中秀樹(大林組)
16:10~16:20
質疑応答


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コンクリ研究で12回目の日韓ジョイントシンポ 
第12回 日本・韓国 建築材料施工 シンポ 開催

平成27年元旦 零時の雨
平成27年元旦零時の雨(写真は記事とは関係がありません)

 第12回日本・韓国建築材料施工Joint Symposiumが2015年7月17日(金)~18日(土)千葉・津田沼の日本大学生産工学部津田沼キャンパス (日本・習志野市泉町1-2-1) で開催される。
 今回は、スケジュールを幕張で開催される日本コンクリート工学会年次大会にあわせ、年次大会終了後、隣接する日大津田沼学舎で行うことになった。

組織委員長 は 湯浅 昇(日本大学 )、
呉 祥根(ソウル科学技術大学校)Sang-keun Oh, Seoul National University of Science & Technology

組織副委員長は 長谷川拓哉 (北海道大学)、
金 圭傭 ( 忠南大学校) Gyu-yong Kim, Chungnam National University

顧問は 友澤 史紀 (東京大学名誉教授 )、田中 享二(東京工業大学名誉教授 )、
金 武漢( 忠南大学校名誉教授 ) Moo-han Kim, Chungnam National University 韓 千求 ( 清州大学校) Cheon-goo Han, Cheongju University の各氏。

スケジュール(予定)

9:50~16:30 特別講演
 9:50~10:00 開会宣言
 10:00~10:30 湯浅 昇  日本大学 解体/非破壊試験/自然環境/表層
 10:30~10:45 阿部 道彦 工学院大学 耐久性
 10:45~11:00 大久保孝昭 広島大学 ICタグ・無線情報
 11:00~11:15 輿石 直幸 早稲田大学 防水
 11:15~11:30 小山 明男 明治大学 リサイクル/廃棄物処理
 
 13:00~13:15 小山 智幸 九州大学 暑中コンクリート
 13:15~13:30 千歩 修  北海道大学 凍害
 13:30~13:45 濱 幸雄  室蘭工業大学 寒中施工
 13:45~14:00 中田 善久 日本大学 生コン・ポンプ/基整促
 14:00~14:15 野口 貴文 東京大学 日本の建築材料施工動向
 14:15~14:30 山田 義智 琉球大学 レオロジー
 14:30~14:45 横山 裕  東京工業大学 床性能

 15:10~15:40 金 武漢  忠南大学校名誉教授 金先生のライフワーク
 15:40~15:55 金 圭庸  忠南大学校 韓国の建築材料動向(コンクリート)
 15:55~16:10 呉 祥根  ソウル科学技術大学校 韓国の建築材料動向(仕上)
 16:10~16:40 韓 千求  清州大学校 韓先生のライフワーク

2015年7月18日(土)
10:00~17:00 一般講演
17:00~18:00 Closing Ceremony
――――――――――


組織委員 は以下の各氏
(日本)
阿部 道彦 工学院大学
石原 沙織 千葉工業大学
大久保孝昭 広島大学
輿石 直幸 早稲田大学
小山 明男 明治大学
小山 智幸 九州大学
千歩  修 北海道大学
濱  幸雄 室蘭工業大学
三上 貴正 東京工業大学
三森 敏司 釧路工業高等専門学校
宮内 博之 (独)建築研究所
中田 善久 日本大学
野口 貴文 東京大学
山田 義智 琉球大学
横山  裕 東京工業大学
(韓国)
權寧璡 湖西大学校
Young-jin Kwon, Hoseo University
金振晩 公州大学校
Jin-man Kim, Kongju National University
南正樹 日本 東京工業大学
Jeong-soo Nam, Tokyo Institute of Technology
朴同天 韓国海洋大学校
Dong-cheon Park, Korea Maritime and Ocean University
裵基善 漢陽大学校
Kee-sun Bae, Hanyang University
兪在哲 忠南大学校
Jae-chul Yoo, Chungnam National University
尹顯道 忠南大学校
Hyun-do Yun, Chungnam National University
李建哲 韓国交通大学校
Gun-cheol Lee, Korea National University of Transportation
李相洙Hanbat大学校
Sang-soo Lee, Hanbat National University
李翰承 漢陽大学校
Han-seung Lee, Hanyang University
崔亨吉 日本 室蘭工業大学
Hyeong-gil Choi, Muroran Institute of Technology
韓敏喆 淸州大学校
Min-cheol Han, Cheongju University


詳細は以下------------------
参加登録料 :一般 30,000円、学生 10,000円
連絡先:〒275-8575 習志野市泉町1-2-1
日本大学 生産工学部 建築工学科:湯浅 昇教授
Tel. 047-474-2510, Fax. 047-474-2499
E-mail: yuasa.noboru@nihon-u.ac.jp
事務局:加藤愛子さん
E-mail: kato.nihonuniv@gmail.com
シンポジウムURL: http://12-japan-korea-material.jimdo.com/
「鉄筋コンクリートならびにプレストレストコンクリートのかぶり部における塩化物イオン含有量の非破壊、微破壊調査が可能な技術」
コアを採らずにコンクリの中性化を調べる技術
国交省が老朽化対策に資する点検等技術を公募

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京都・木島坐天照御魂神社の三柱鳥居。境内の解説によると、日本唯一の鳥居。創立年月は不詳だが、約三百年前の享保年間に修復されたという記録があり、約1300年前に日本に伝わった景況(キリスト教ネストリウス派)の遺物ではないかという説がある。撮影:K.Sato.(写真は記事とは関係がありません。)


我が国の社会資本ストックは、今後急速に老朽化することが懸念されることから、劣化や損傷の状況を確実に把握することで、戦略的な維持管理・更新を行うことが課題となっている。
国土交通省はこのほど、新技術情報提供システム(NETIS)の活用方式「テーマ設定型(技術公募)」に基づき、現場での活用・評価を支援するため、老朽化対策に資する、既に実用化段階にある「鉄筋コンクリートならびにプレストレストコンクリートのかぶり部における塩化物イオン含有量の非破壊、微破壊調査が可能な技術」について募集を開始した。

1.公募技術 鉄筋コンクリートならびにプレストレストコンクリートのかぶり部における塩化物イオン含有量の非破壊、微破壊調査が可能な技術
2.募集期間 平成26年12月10日(水)から平成27年1月30日(金)
3.公募要領等
国土交通省北陸地方整備局北陸技術事務所のホームページ(http://www.hrr.mlit.go.jp/hokugi/03/06.html)および新技術情報提供システム(NETIS)のホームページより、公募要領及び申請書様式をダウンロードできる。

「鉄筋コンクリートならびにプレストレストコンクリートのかぶり部における塩化物イオン含有量の非破壊、微破壊調査が可能な技術」に関する公募

1.公募の目的
海岸付近のコンクリート構造物においては、飛来塩分による塩害の顕在化、及び凍結防止剤を散布する地域においても同様な塩害が生じている。このような厳しい塩害環境下におかれているコンクリート構造物の維持管理が重要な課題となっている。
従来、塩害を受けたコンクリート構造物のかぶり部における塩化物イオン含有量を適切に把握(深さ、分布等)し、効果的かつ効率的な維持管理に資するため、コア採取(小径コアを含む)によるサンプリング調査を実施しているが、調査精度を高めるためのサンプリング数を増やすことは、構造物本体への影響が懸念される。 このため、塩化物イオン含有量をこれまでの従来技術と同等以上の精度で計測可能な技術で、かつ、構造物本体への影響を小さくすることが可能な「鉄筋コンクリートならびにプレストレストコンクリート構造物における塩化物イオン含有量(かぶり部)の非破壊、微破壊調査が可能な技術」を公募するものである。

2.公募技術の要求性能
従来技術及び新技術の組み合わせ、あるいは新技術のみによって、従来技術であるコア採取(小径コアを含む)によるサンプリング調査による場合と同等以上の調査精度が確保され、構造物への影響を小さくすることができる技術であること。
測可能深度は、橋梁下部構造を対象とする技術にあっては、コンクリート表面から 90mm 以上、橋梁下部構造以外を対象とする技術にあっては、コンクリート表面から 70mm 以上。

3.問い合わせ先
国土交通省 北陸地方整備局 北陸技術事務所 施工調査・技術活用課 新技術担当
TEL:025-231-1281、FAX:025-231-1283



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* 76 委員会 が第418回会議で低炭素コンクリートセミナー
日本学術振興協会 建設材料76委員会 第418回会議
「環境配慮としての低炭素型コンクリート技術の最新動向と展望」


76委員会 ウジ委員長 P1090385
宇治公隆76委員会委員長挨拶

2月24日、東京・神保町の学士会館で、日本学術振興協会 建設材料76委員会 第418回会議が開催された。今回のテーマは「環境配慮としての低炭素型コンクリート技術の最新動向と展望」。コンクリートに関する最先端の研究成果が報告された。

大き目プログラム



「76委員会 湯浅常任幹事P1090397
湯浅昇常任幹事による会則一部変更の提案と11月に開催する70周年式典の報告。

セメント業界が産廃の受け入れをやめると、最終処分場の寿命があと13年からあと5年に縮まる

最初の講演者である東京工業大学坂井悦郎教授は冒頭「セメント業界は産廃再利用に大きく貢献している。もっと社会的評価を受けってよい」という日経産業新聞2月7日付けの記事を紹介した。「セメント産業は産廃利用によって産業として成立している」という配慮が不可欠として、「産業廃棄物・副産物のセメントへの有効利用に関する研究の系譜と今後の展望」を報告した。


76i委員会 橘高教授 P1090401
企画委員会 橘高義典主査によるまとめと閉会挨拶。


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*関東支部材料施工がRC不具合事例と予防保全シンポ
設計・施工・材料など立場を超えて情報を共有し、鉄筋コンクリート建築物の不具合を解消しようというシンポジウムが行われた。

永井シンポ会場

日本建築学会関東支部材料施工専門研究委員会は2014年2月21日(金)14:00~17:00、日本大学理工学部(東京都千代田区神田駿河台1-8-14)でシンポジウムを開催した。

これまで建築のコンクリート構造物の不具合事例を客観的に広く紹介する資料がなかった。多くの建築の発注者は民間であり、不具合が明らかになれば不動産価値が低下すると判断されるリスクがあるため、広く意見を集約することが難しい。その結果、統計的に検討できず、改善や対策に反映させるスピードが遅く、かつ散発的になりがちだった。また発注者、設計者、施工者間で一つの変状事例に対して、正しく状態の把握ができず、コンセンサスが得られない場合もある。
そこで、同委員会では、建築の不具合事例を広く紹介することで、①材料・施工だけでなく設計段階から不具合を生じにくい処置を行うための資料とし、②関係者の相互誤解なく不具合に正しく対処するための一資料とするーーーことを目的にシンポジウムを開催した。

永井主査P2210121
永井香織・日本建築学会関東支部材料施工専門研究委員会主査 (日本大学准教授)の開会挨拶。
「今日のシンポ向けて3年間、関係者の協力を得て事例を集めて準備し、写真集としてまとめることができた、今日はこれらの不具合の原因を設計、施工、材料の立場から予防保全対策を議論し、どう保全するか、を考えてゆきたい。」


永井シンポテキストP2210118
シンポジウムテキスト。1000円で購入可能。

建築物の維持保全の体系:林邦彦(URコミュニティ)
材料的要因による劣化事例:金子樹(長谷工コーポレーション)
設計要因による劣化事例:斎藤博(斎藤建築研究所)
施工的要因による劣化事例:古川雄太(東急建設)
環境および維持管理的要因による劣化事例:加藤淳司(飛島建設)
   
   パネルデスカッションでは「 劣化事象に対する理解と予防保全に向けた設計者、施工者の相互理解」をテーマに大   塚秀三氏(ものつくり大学)の司会で、深井悟(日建設計)、坪倉篤(長谷工コミュニティ)の各氏および上記主題解   説者がパネラーとして意見を述べた。


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