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(旧 「防水屋台村」建設中)
防水歴史図書館 資料第三号 編集作業開始
 資料第三号「アスファルトルーフィングのルーツを探ねて」
アスファルトルーフィングのルーツを探ねて

日新工業が創立40周年記念事業として昭和59年発刊。PR臭のない丁寧な仕事で、今でも建築関係者の間で評価は高い。ルーフネットの「防水歴史図書館」その第参号資料「アスファルトルーフィングのルーツを探ねて」の 担当キュレーターは鶴田 裕さんです



現在アップしているルーフネット最新号63号の読み物は、ちょうどその鶴田さんのが書かれた原稿です。
その書き出しは
「日本の建築物の屋根に初めて防水層が施工されたのは、明治38 年に竣工した大阪瓦斯の2 代目事務所ビルの陸屋根部分で、アメリカから輸入された天然アスファルト製品であった1)」
となっています。

さらにルーフネット59号で紹介したのは、NPO建築技術支援協会(略称PSATS・サーツ)機関誌にその鶴田さんが防水技術者としての 50年間の総括として、サーツの機関誌に書いたものです。
こちらは、こんな書き出しでした。
「平成17年(2005)は、防水関係者にとって節目に当たる年であった。防水技術の権威者であられる小池迪夫先生が東京工業大学在任時に、「日本で最初に防水が施工されたのはいつか」を探るために日本建築学会誌を時代を遡って調べ、辿りついた結果は明治38年(1905)竣工の大阪瓦斯事務所で、中之島四ツ橋筋・渡辺橋南詰の角に建てられた煉瓦造の屋根だった。清水組の設計(田邊淳吉工学士)施工で、アメリカから輸入されたアスファルト防水がこの建物の平屋部分の陸屋根に施工された。竣工した時は日露戦争に勝った時だったので、大変賑やかなお披露目であったと大阪瓦斯の社史に記されている。相前後して日本に鉄筋コンクリートが伝えられ、陸屋根普及とアスファルト防水の施工量の増加との関連についても触れられている。*1 」


小池迪夫東工大名誉教授は「日本における近代的な防水工法である、ビルトアップ防水の発祥は1905年(明治38年)、その100周年は2005年(平成17年)となる」と結論付けたが、もちろん100年という数字は、ご本人がおっしゃる通り現代の防水工法につながる防水の歴史が100年であると言う意味だ。
天然アスファルトを防水・接着などの目的に使った例は、紀元前3000、今から5000年以上さかのぼることになる。

「ほぼウィークリーウェブマガジン・ルーフネットの巻末読み物として間もなく連載開始です。






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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本防水の歴史研究会