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(旧 「防水屋台村」建設中)
橘高義典首都大学教授が樹脂注入の記念碑的研究を講演

山下前会長に感謝状を渡す柿崎新会長(左)


2月20日、ピングラウト協議会の第23回定時総会が、東京・日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで、開催され、任期満了に伴う役員改選で有限会社オフィス21の柿崎隆司社長が就任、11年務めた山下右一会長からバトンを受け継いだ。
 総会後の記念講演では、首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学専攻で、建築物のエイジング・、コンクリート構造物の耐久性を研究している橘高義典教授が「コンクリートの樹脂注入ひび割れ補修の最適条件」のテーマで講演した。この論文は、1985~1990年に上村・橘高・小西(宇都宮大学)による注入補修工法に関する研究(ひび割れ補修.浮き補修)をまとめたもので、建築研究所を定年退職した上村克郎所長が宇都宮大学教授に就任し、東京工業大学を卒業した橘高氏が、同大学に助手として奉職後、初めての研究だったという。
 当時建築業界ではひび割れに対してさまざまな注入工法が実施されており、 その客観的評価方法の検討が求められていた。この研究によって、ひび割れや浮きに関して1、樹脂の注入性情の表示式,2,樹脂の流出速度の表示式を提案し、注入量,到達深さの推定が可能になった。
 講演を聴講していた、清水建設技術研究所小野正副所長、元工学院大学教授難波蓮太郎氏が、この論文は樹脂注入に対するわが国初めての論文であり、日本セメント協会論文賞を受賞したものであると、解説した。