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(旧 「防水屋台村」建設中)
レジリエント建築シンポ原稿
応募締め切り8月31日




AIJが2020年11月26日(木)/ 建築会館ホールで予定している「レジリエント建築シンポジウム」発表講演原稿の締め切りが迫っている。

レジリエンスという言葉は、辞書的には、ものが外力を受けてた時、元に戻ろうとする弾性や回復力を意味し、1970年代に生態学・心理学分野で危機や逆境に対する回復や適応を、表す言葉として用いられるようになった。

近年、地震・豪雨・台風等の自然災害による被害が大きな問題となり、これまでの常識ではカバーできないような事象が多数観測されている。予測困難な時代においても有効となる「レジリエント建築」への取り組みが求められてくるだろう。防水に求められる要求性能もさらに複雑かつ高度化するはずだ。

昨年 9月の日本建築学会大会(北陸)では、パネルディスカッション「事業継続計画策定のための地震災害等に対する建物の機能維持・回復性能評価指標の提案に向けて」が開催され、レジリエント建築に関する現況報告と議論が行われ、今年2020年の建築雑誌1月号でもレジリエント建築が特集された。その中で京都大学・牧紀男教授は「レジリエンス建築」=「しなやかな建築」と解き、その現実的な表れを、いくつかのことばで例示している。例えば、災害時も使い続けられる建築、水害に対して建築はどう対処するか、移動できる建築、ライフラインを自給できる建築など。

このシンポジウムでは、そのような自然災害に対する抵抗性能に加えて、災害発生後の高い回復性能を有するレジリエント建築およびそれに関する研究についての議論が予定されている

「レジリエント建築シンポジウム」
<主 催>:日本建築学会 企画運営委員会 レジリエント建築タスクフォース
<シンポジウム開催日/会場>: 2020年11月26日(木)/ 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)もしくは オンライン
応募締切: 2020年8月31日(月) 17時

主催者は「レジリエント建築の概念は、研究者・設計者により異なることも予想されるため、レジリエント建築が適切に定義され、想定する災害時の機能維持と被害の状況およびその後の回復の程度と時間等が具体的に示されていることが望ましい。また、レジリエントでない場合との比較がわかりやすく示されることが望ましい」として、参考となるレジリエント建築の事例およびキーワードを以下のように紹介している。

・災害時に使用する建築物
・水がくると浮き上がる建築(移動する建築)
・所蔵庫や設備の高層部への移動
・トレーラーハウス
・敷地内の遊水池
・設備系統のゾーニング
・復旧性能に優れた建築計画に基づく建築物
・自家発電装置の設置建物
・免制振機構などを有する抵抗性能に優れた建築物
・多重化された設備システム(機器・配線)
・街区内におけるエネルギー融通(熱・電力等)
・電力不要な自然換気を考慮した外装(ダブルスキン等)
・地震後の損傷調査が容易な内装・仕上げ


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防水の歴史を探る「JWHA日本の防水歴史研究会」
*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。2020年の近江神宮燃水祭は7月7日、 黒川燃水祭は7月1日開催予定でしたが、黒川燃水祭は中止、近江神宮燃水祭は神職と世話人で開催。