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(旧 「防水屋台村」建設中)
RNY「施工と管理」銅屋根クロニクル-73 -
歴史が凝縮された銅屋根づくし 
生田神社(兵庫県)
楼門 はいでんよりP1020014



現在の境内は狭いが、見どころは多い。銅板葺きの楼門、拝殿,本殿の他にも蛭子神社、松尾神社はじめ15の摂社・末脇社が連なる。箙の梅、梶原の井、敦盛の萩、弁慶の竹、八丁梅などの源平合戦などにちなんだ多くの史跡、さらに弁天池、「謡曲生田敦盛」の碑や包丁塚、境内北側にはパワースポットとされる鎮守の森「生田の森」が広がる。この森は地元では都会のオアシス。ヒーリングスポットとして親しまれ、春には曲水の宴が開催され、平安の歌遊びを再現した行事として楽しまれている。

左から P1020067

社殿は、1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災以前にも、1938年(昭和13年)の神戸大水害・1945年(昭和20年)の神戸大空襲など 何度も被害にあうも、そのつど復興されてきたことから、「蘇る神」として敬われる。

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屋根飾りは「カササギ」は、七夕伝説における織姫と彦星の間をつなぐ掛け橋の役を担う鳥として、親しまれている。7日に雨が降って天の川が増水すると、対岸へ渡れない彦星と織姫が出会えるように、何羽ものカササギが連なり橋の代わりを努めるという話がある(鵲の橋)。奈良時代の歌人大伴家持は七夕伝説に取材した歌でカササギを歌っている。
鵲の 渡せる橋に おく霜の しろきを見れば 夜ぞ更けにける。(『新古今和歌集』・『小倉百人一首』)

見取り図P1020080

日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら>>http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.html

ikurta 73

「施工と管理」銅屋根クロニクル-73- 
歴史が凝縮された銅屋根づくしの境内 鎮守の森は都会のオアシス
(一社)日本金属屋根協会機関誌「施工と管理」№378、2020年2月号より
(画像をクリックすると拡大します。)

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