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(旧 「防水屋台村」建設中)
平成29年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」
熱中症による死傷災害の発生状況

熱中症PG9P9804



 厚生労働省は、このほど、平成29年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確報)を取りまとめ、6月19日、公表した。 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000208979.html
 
昨年(平成29年)の職場での熱中症*1による死傷者(死亡・休業4日以上)は544人と、平成28年よりも82人増加し、うち死亡者は14人と、前年より2人増加した。熱中症による死傷者は、平成23年以降、毎年400~500人台で高止まりの状態にある。平成29年の業種別の死亡者をみると、建設業が全体の約6割(8人)と、最も多く発生している。
 また、熱中症で死亡した14人の状況をみると、WBGT値(暑さ指数)の測定を行っていなかった(13人)、計画的な熱への順化期間が設定されていなかった(13人)、事業者が水分や塩分の準備をしていなかった(4人)、健康診断を行っていなかった(5人)など、基本的な対策が取られていなかった。

職場における熱中症による死傷者数の推移

1. 職場における熱中症による死傷者数の推移(平成 20~29 年)

過去 10 年間(平成 20~29 年)の職場での熱中症による死亡者及び休業4日以上の 業務上疾病者の数(以下合わせて「死傷者数」という。)をみると、平成 22 年に 656 人と最多であり、その後も 400~500 人台で推移している。 平成 29 年の死傷者数は 544 名、死亡者数は 14 名となっており、平成 28 年と比較 して、死傷者数、死亡者数いずれも2割程度増加している。

業種別

2. 業種別発生状況(平成 25~29 年)

過去5年間(平成 25~29 年)の業種別の熱中症による死傷者数をみると、建設 業が最も多く、次いで製造業で多く発生しており、全体の約5割がこれらの業種で 発生している。なお、平成 29 年の業種別の死亡者をみると、建設業が最も多く、 全体の約6割(8人)が建設業で発生している。

月別


3 月.時間帯別発生状況

(1)月別発生状況(平成 25~29 年) 過去5年間(平成 25~29 年)の月別の熱中症による死傷者数をみると、全体 の約9割が7月及び8月に発生している。


時間帯別


(2)時間帯別発生状況(平成 25~29 年)

過去5年間(平成 25~29 年)の時間帯別の熱中症による死傷者数をみると、 11 時台及び 14~16 時台に多く発生している。なお、日中の作業終了後に帰宅し てから体調が悪化して病院へ搬送されるケースも散見される。


応急処置


4.屋根工事関連での事例
20歳代 :被災者は災害発生当日、酒蔵の屋根で、金属製カバーを運搬する作業を行っていた。作業終了後屋根上で単線回収作業を行い、その後行方不明となった。他の作業員が捜索したところ、屋根上で意識不明の状態で発見された。
・環境省熱中症予防情報サイトによるWBGT値は 29.3℃。


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