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(旧 「防水屋台村」建設中)
第43回 水コン 日新工業建築設計競技
テーマ「ボタニカル・アーキテクチャー」

ボタニカル・アーキテクチャー

1等賞金100万円。 総合防水メーカである日新工業が主催するアイデアコンペ「水コン」も今年で43回目。8月22日から作品の受付が始まる。

今回のテーマは「ボタニカル・アーキテクチャー」。主催者による課題説明は以下。

ボタニカルは、直訳すると「植物学的な」という意味です。
植物は、水の循環とも深く関係する自然です。ただ、グリーンと言えば自然そのものを示しますが、ボタニカルという言葉は人間が発見した自然、という意味合いを持ちます。
それは、未開のジャングルのような自然ではなく、庭園のような自然です。
植物園で目にする自然(ボタニカル・ガーデン)、絵画に描かれた自然(ボタニカル・アート)とも言えるでしょう。
人間はこれまで多くの自然を見つけて収集し、植えたり描いたりすることで、植物と結びついてきたのです。
さて、あなたなら、これから植物とどんな関係を築いていきたいですか?
今日のあなた自身の眼差しで発見する、自然と建築の新しい関係を広くお待ちしています。



審査委員(敬称略)
【委員長】
六鹿 正治(日本設計取締役会長)
【委 員】
北山  恒(法政大学教授、architecture WORKSHOP主宰)
山梨 知彦(日建設計 常務執行役員 設計部門副統括)
乾 久美子(横浜国立大学大学院Y-GSA教授、乾久美子建築設計事務所主宰)
長谷川 豪(長谷川豪建築設計事務所代表)
相臺 公豊(日新工業代表取締役社長)

賞金
総額 260万円/すべて税込
◎1等  1点 100万円
◎2等  1点 50万円
◎3等  1点 30万円
◎佳作 8点 各10万円

発表:審査の結果は入賞者に通知するとともに、『新建築』2017年1月号で発表。

日程
■応募登録期間 2016年4月1日(金)~2016年10月3日(月)
■作品提出期間  2016年8月22日(月)~2016年10月7日(金)必着

審査委員コメント
六鹿正治
建築と植物の関係でも、建築そのものがボタニカルでもよい。密林の一軒家、コートヤード、都市公園。植物園や温室、箱庭や盆栽、屋上緑化や壁面緑化すらよい。視点を変えて、生活空間やワークプレイスがボタニカルだったらどうか。しかし既存のものより、本質的で新鮮な作用を人間におよぼすような植物と建築の関係の提案が欲しい。

北山 恒
「アーキテクチャー」という概念の中には、自然環境から人工環境を括り出す技術のような意味があります。だから、建築を考える時は絶えず自然の存在を考えることになるのです。「ボタニカル」という言葉には、人間を中心とする、自然に対して傲慢な姿勢を感じます。あるがままの自然と、人工的な自然の差異を感じる感受性が大切です。

山梨知彦
植物そのものからその知の体系を指す「ボタニカル」という言葉に、建築そのものからシステムや構造の体系までを示す「アーキテクチャー」という言葉を接続することで、多焦点で広がりのある問題設定ができたのでは、との思いがあります。ベタな植物建築からどれだけ距離を取った跳躍が提示されるのか、楽しみにしています。

乾久美子
日新工業建築設計競技はこのところメッセージ性の強いテーマ設定が多いが、今年も例年に増して興味深いものとなった。ボタニカルは単なるグリーンにあらず。動かないはずの自然はさまざまな主体によって運搬され、移動し続けている。その主体のひとつとしての人間と自然との関係を考えてみよう。

長谷川豪
ボタニカル・アーキテクチャー=植物学的建築は、壁面緑化のような「PC(ポリティカル・コレクトネス)建築」や、室内外に植物を並べた「カワイイ建築」といった既存のカテゴリーに収まらないものになるはずです。人間と植物と建築の新しい関係性をぜひ大胆に描いてください。

相臺公豊
「水コン」の愛称で親しまれているこのコンペも43回を迎えました。「ボタニカル」という言葉にはさまざまな捉え方がありますが、日本では古くから「本草学」として人と植物の関係が議論されてきました。激しくなる気候変動の中で、どのように建築は自然と向き合えばよいのか、皆さんの解答が楽しみです。



応募規定
■登録方法
サイト登録フォームより
官製ハガキにて登録の場合は下記作品提出先まで、FAXにて登録の場合は03(5244)9338まで、「日新工業建築設計競技係」と明記し、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、勤務先あるいは学校名(学年)、所在地、電話番号、e-mailアドレスを書き添えて申し込む。
問合せ=日新工業建築設計競技事務局 電話:03(5244)9335

■提出図面
配置図・平面図・立面図・断面図、透視図・模型写真など、設計意図を表現する図面(説明はできるだけ図面のみですること。各図面の縮尺は自由)。表現方法は、青焼、鉛筆、インキング、着色、写真貼付、プリントアウトなど自由。

■用 紙
A2サイズ(420mm×594mm)の用紙(中判ケント紙あるいはそれに類する厚紙)1枚におさめること。模造紙等の薄い用紙は開封時に痛む恐れがあるので避けること。ただし、パネル化・額装は不可。

主催
日新工業株式会社
http://www.nisshinkogyo.co.jp/
後援  株式会社新建築社


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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会