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(旧 「防水屋台村」建設中)
「世界が注目するアールデコ建築」の防水 その2
宮内省内匠寮(たくみりょう)による朝香宮邸の屋根防水仕様

オープニング当日の庭園美術館 P1000515
オープニング当日の東京都庭園美術館

宮内省仕様
「朝香宮邸新築工事仕様書」

昨年11月22日、約3年間にわたる本館の改修工事を終え、東京都庭園美術館がリニューアルオープンした。
東京都庭園美術館は旧朝香宮邸を継ぎ1983年に開館したものだが、30周年を迎え、老朽化が進んでいたため全面的なリニューアルが図られた。この建物は1920年から30年代にかけて流行したアール・デコ建築の世界的傑作と、国内外から高く評価されており、東京都の有形文化財に指定されている。

報告書 表紙



「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」展では、休館中に行った調査・修復作業、朝香宮邸建築に携わったアーキテクツ達に焦点をあて、1933年の設計者、技術者、職人たちがどのような思いで建設し、改修に取り組んだかを、ビデヲや文献、報告書、仕様書などの展示を通じて紹介している。初めの写真はこの時のもので、リニューアルオープンにあわせて、出版された公式ガイドブック「アール・デコ建築意匠~朝香宮邸の美と技法」の巻末資料編に、宮内省による「朝香宮邸新築工事仕様書」が掲載されており、防水工事に関しても書かれている。

これによると防水工事では

「材料は浅野物産株式会社または島貿易会社の取り扱い品にして、施工は前両者の内一を選びて完全なる責任施工をなすべし」



と書かれている。宮内省の防水工事仕様ではA地下室防水層、B陸屋根その他、C厨房床その他の3種類が指定されている。屋上防水の仕様は次の通り。

B 陸屋根その他

1. アスファルト
2. フェルテックス十五封度(編集部注:ポンド)
3. アスファルト
4. CF二十一号コットンクロース
5. アスファルト
6.CF二十一号コットンクロース
7. アスファルト
8. フェルテックス十五封度(編集部注:ポンド)
9.アスファルト


となっている。

また立ち上がりについては

「地下室は新地盤より三十センチ、陸屋根および浴室便所その他各取合いの箇所は敷タイル面より二十センチとす。


naibu P1000508
内部の様子
内部 P1000448



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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会