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(旧 「防水屋台村」建設中)
JASS8防水工事 改定講習会東京・大阪で開催
建築学会神戸大会「防水宣言」の一環と位置づけ
漏水をなくすことを目指す

会場P1000113
 
日本建築学会材料施工委員会防水工事運営委員会(堀長生委員長)は11月19日、東京・芝の建築会館ホールで、「建築工事標準仕様書・同解説JASS8防水工事」改定講習会を開催した。 防水工事標準仕様書画初めて制定されたのは1953年。前回2008年の改定からは6年ぶり。

6年前の改定以降、防水材料・工法のさまざまな研究開発が進められた結果、防水工法の種類や適用部位は拡大してきた。特に2011年3月11日に発生した東日本大震災によって建築に対する安全・安心への関心がより高まった。また電力需給が逼迫したことを受けて、省エネルギー対策が急務となり、地球温暖化防止や環境負荷低減など低炭素社会づくりに向けて一層の対策と行動が強く求められた。そのため、建物の長寿命化要求の高まりに伴い、防水が果たす役割もますます重要となっている。
 さらに労務問題、環境問題等、防水を取り巻く状況も急速に変わりつつある。このような背景から、材料施工委員会・防水工事運営委員会では、JASS 8の改定が必要であると判断し、2011年4月に同運営委員会の傘下にJASS 8改定小委員会を組織し、検討を進めてきた。
堀さん主旨説明P1000110

  講習に先立ち、防水工事運営委員会堀委員長は「2014年9月神戸で開催された学会大会の研究協議会のテーマは「漏水を減らす防水からなくす防水へ」だった。PDの会場からは設計者やゼネコンのスキル低下が著しい」と指摘された。その指摘や会場からの意見をうけ、東京工業大学田中享二名誉教授はPDのまとめとして、「今回のテーマである・漏水を減らすことからなくすことを目指す」をもって「神戸防水宣言」としようと提案した。今回のJASS8改定は、大きくはその趣旨をふまえたものであり、本日の講習会も「防水宣言の一環」ととらえている」と挨拶した。
 続いて1メンブレン防水、2ステンレスシート防水、3ケイ酸質系塗布防水、4シーリング工事の4節の解説が行われた。
なお同じテーマで、11月26日、大阪でも講習会が行われる。