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(旧 「防水屋台村」建設中)
RN216Y:大舟鉾の銅板屋根とルーフィング
150年ぶりの復活にルーファーも一役
祇園祭大舟鉾の銅板屋根と防水

shashinn1鉾の絵
写真1:CAPなし

2014年夏の京都はひときわ暑かった。全国的にも猛暑だったし、京都の厚さは昔から評判なのだが、今年は特に四条の鉾町の住民は燃えた。 その理由は、150年ぶりに祇園祭に「大舟鉾おおふなぼこ」が復興したからだ。祇園まつりが幕を閉じる7月31日まで、京都の人たちは気候の挨拶なみに、この鉾のことを口にしていた。テレビはもちろんだが新聞は特にヒートアップ。京都新聞をはじめ、朝日、読売も、7月に入ると祇園祭特集がつづいた。
大舟鉾は1864年禁門の変(蛤御門の変)で焼失、150年ぶりに復興され後祭の巡行で10基の最後尾を飾った。


文化博物館でも展示があったが、屋根に興味が有れあれば、京都市無形文化遺産展示室の、屋根型保存展示雅P8180163
しゃしん2:京都文化博物館でも展示


大舟鉾新聞P9110708
写真3:絵解きなし

朝日新聞7月25日の朝刊は、河原町御池交差点で辻回し(割竹を車輪の下に入れ方水を撒いて向転換)する様子を「150年 時を超え船出」と大見出しで掲載している。大船鉾の屋根は、ほとんどお寺の屋根だ。しかも葺きたての銅板はピカピカ。東京駅を思い出させる。紙面の大きな写真から、まぶしい屋根が目に飛び込んでくるのだが、記事には屋根に関する記述は一切ない。しかし実際は屋根工事も防水用ルーフィングも大事な役割を発していた。



あっしゅく銅板一文字葺きP9140013
写真4:京都市無形文化遺産展示室で展示されている大舟鉾の屋形。

漆塗りや飾りは、今後の課題P9140075
写真5:漆塗りや装飾は今後の課題。

8月に入って、京都駅前のヨドバシビルの1階に京都市無形文化遺産展示室がオープンし、祇園祭に関する資料展示が、大舟鉾の屋形とともに展示されている。屋形は桧製で、会場では上下全方位から見られるため、屋根の銅板葺もしっかり観察することが可能だ。この展示は、鉾町である四条町大舟鉾保存会には解体した鉾を保管する町家がなく、ヨドバシカメラが保管を兼ねて常設展示することにしたそうだ。



この唐破風も差し込み式。やbねだけで20パーツに分かれるP9140055
しゃしん6:この唐破風も差し込み式で、屋根全体は20のパーツに分解される。
大工が作ったパーツに銅板を貼ってゆく。0.3ミリの一文字葺き。

写真7 EPSON001
写真7差し込み式の破風も2分割。(写真提供:田原板金製作所)

写真8EPSON002
写真8

大舟鉾の屋根下ルーフィングP9300012
写真9:銅板を貼る前に防水のために、改質アスファルトルーフィングを下張りする。


(*板金工事の詳細写真を工事を担当した田原板金製作所さんから頂いたので、田原社長の解説を添えて、紹介できるよう、準備を進めています。)