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(旧 「防水屋台村」建設中)
*輿石直幸研究室の2013年度活動報告
早稲田・輿石直幸研究室の「建築材料及び施工研究会」
博士1、修士2の論文発表と1年間の活発な活動を報告


」輿石教授 説明P3140128
挨拶と活動を報告する輿石教授

早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科の輿石直幸教授が定期的に行っている学生とOBによる勉強会である「建築材料及び施工研究会」が3月14日、早稲田大学理工学部55号N館会議室で開催された。

これは昨年より輿石教授が新しく、OB による連続セミナーとして開催しているもので、第1 回は難波蓮太郎氏(5/31)、第2 回は中根淳氏(7/26)、第3 回は十代田知三氏(9/27)、第4 回は石川廣三氏(12/13)が講師となり熱弁をふるい、いずれも予定の講演時間を大幅に延長しての力の入ったものだった。それぞれ自らの学生時代からの研究過程の苦労話や研究者としての様々なノウハウを伝えた。さらに輿石教授は「また10 月21 日には、木材保存学の権威である元筑波大学教授の土居修一先生に集中講義をお願いし、建築材料の教科書にはあまり載っていない先端的なお話を頂いた。5 回とも、その後の懇親会は毎回盛り上がり、研究室の卒論生・院生とって大先輩方と交流ができる貴重な機会であった」と連続セミナーに大きな手ごたえを感じているようだ。


修士論文雨仕舞P3140167
丸山亜玲久さんのテーマは「木造住宅の雨水浸入および内部結露の防止対策に関する研究」。発表者にはOBから意見やアドバイスが次々述べられる。

2013年度の同研究室は博士課程3名、修士4名、学部生10名が在籍し、この日は
山田宮土理さんの博士論文、丸山亜玲久・坂本和繁さんの修士論文が発表された。

学生P3140154
毎回セミナーの後は懇親会が行われ、あちこちにOBを囲む熱い輪ができる。

以下輿石教授による、 2013 年度の 活動概要報告の概要:

2013 年度は、博士課程3 名、修士2 年4 名、修士1 年5 名、学部卒論生10 名の体制で研究を行い、卒業論文9 編、修士論文4 編、それから研究室初の課程による博士が誕生した。また、日本建築学会構造系論文集に3 編(うち2 編は博士論文関係)が掲載されたのは過去に例がない。さらに、日本建築学会学術講演会(北海道)で関わった梗概は20 編(うち10 編が卒修論関係)と例年より多く、梗概の提出前や発表前の準備は大変であった。院生のほぼ全員が、学外との共同研究や研究プロジェクトを抱えている状態であり、進み方はまちまちであるが、総じて実りの多い1 年であった。
研究以外では、今年度も全員総出の大きなイベントがいくつかあった。
8 月6 日にユニラブが開催され、研究室として「木と竹とわらで建物の壁を作ろう」というワークショップを企画・運営した。ユニラブとは、早稲田大学理工学術院が主催する小中学生のための科学実験教室である(http://www.sci.waseda.ac.jp/unilab/ )。今回で4 回目であるが、初回は左官の名人に手ほどきを受けて1間幅の実大試験体を2 体作ったが、2 回目からは自力でやるようになり、今回は未経験の修士1 年と4 年生が主体に、上級生はあまり口出しせずにやったが、2坪程度の建物らしきものを造るまでになった。小中学生や保護者が土塗り壁に興味を持ってくれてよかったが、こちらサイドが、2 か月にもおよぶ軸組加工、小舞掻きから土塗りなどの作業を楽しんで行えたのがよかった。
11 月21-22 日の1 日半、第4 回日中韓防水シンポジウムを本学の小野記念講堂で行った。第1回は2009 年に東京工業大学で、第2 回は2010 年に韓国ソウル科学技術大学校で、第3 回は2011年に中国浙江工業大学で開催し、1 年空けての開催であった。筆者は組織委員代表を務めることになり、準備から当日の運営まで、研究室のメンバー総出で協力してもらった。シンポジウムの内容も、また200 名を超える参加者もあって大変盛会であった。

私自身は、JASS8 防水工事の改定、内外装改修工事指針(新刊)、天井等の非構造材の落下防止指針の査読に携わり、いずれも2014 年度中の発刊であるため、追い込みが重なり大変であった。
毎年のことであるが、この時期は、立派に成長した卒論生と院生が何人か抜け、新4 年生が入ってきて、戦力的にはがっくり落ちたような頼りなさも感じるが、またどんな1年になるか期待感もいっぱいなので、元気にやっていきたいと思う。




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