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(旧 「防水屋台村」建設中)
ミケランジェロと防水
建築家としても超一流 ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)

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東京・上野の国立西洋美術館(設計・ル・コルビジェ)で11月17日までミケランジェロ展―天才の軌跡~が開催されている。 今回の目玉は《階段の聖母》。
主催者の西洋美術館によると、

この展覧会は、「神のごとき」と称された大芸術家ミケランジェロ(1475-1564)の創造の軌跡とその波紋を、彼の子孫のコレクションを引き継ぐカーサ・ブオナローティ(フィレンツェ)の所蔵品によって紹介するもの。
なかでも彼が15歳前後で制作したとされる《階段の聖母》は、初期の大理石浮き彫りによる傑作で、これまで門外不出とされ、長期貸し出し展示されるのは本展が史上初の機会。
素描を中心に30点を超すミケランジェロの作品類、及び関連作品等計60点を通じて、西洋美術における最も偉大な芸術家の知られざる創造的プロセスとその秘密に迫る。
作品と併せて彼の手紙や自筆手稿類なども紹介することで、この偉大な芸術家の制作における苦悩や人間的側面も併せてご覧いただきます。 


と力が入っている。

「ミケランジェロと防水」と言うのはこれ。ミケランジェロはシスティナ礼拝堂の天井画に「ノアの大洪水」を描いており、アスファルトで防水された大きな小屋のようなノアの方舟を残している。今回展示されているのは、その天井画に描かれた男の頭部の習作。

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ミケランジェロが描いた「ノアの方舟」 システィナ礼拝堂蔵

世界最大のベストセラー「聖書」に防水が(ここでは瀝青=アスファルト)出てくるのは①ノアの方舟、②バベルの塔③モーセをナイルに浮かべた籠--の3か所。いずれも旧約聖書の「創世記」と「出エジプト記」だ。
このうちミケランジェロが描いたのは「ノアの洪水」。
洪水は40日間続いた。これはまだ洪水の途中である。たらいや小舟に乗ってやっと見つけた高台に避難する人々。ほっとするのもつかの間、洪水は全てを覆い尽くしてしまう。残ったのは後ろに浮かぶノアの方舟だけ。方舟=確かに浮かぶ家だ。神はこの方舟の「内と外にアスファルトを塗りなさい」と命じた。(日本防水の歴史研究会:森田喜晴)
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方舟の大きさに関して、旧約聖書『創世記』は「長さ300アンマ、幅50 アンマ、高さ30アンマ」という。1アンマを約44.5cmで換算すると、およそ「長133.5m、幅22.2m、高13.3m」となる。
素材はゴフェルの木。方舟には1階と2階と3階を造り、小部屋を幾つも造り、内側にも外側にもアスファルトを塗る。明かりとりの位置は上から1アンマ。側面には戸口を造る。
聖書に書かれているのは、これだけ。 旧約聖書創世記には、「方舟の内側外側に、瀝青を塗りなさい」とある。
方舟の目的は40日の洪水の後、150日間水が引くまで、のちの世界の「種」となる生き物たちを生存させる大空間を提供することである。舟とはいっ ても、水上航行ではなく水面浮揚が主目的である。ただ浮くだけとはいえ多少の方向転換は必要だから、タライや弁当箱型という訳にはいかないだろう。。

今まで、「舟」に注目しすぎて、防水は舟底に施した、と思いこんでいたのではないか? 外側とは喫水、船体だけでなく、当然 壁、屋根が含まれてお かしくない。何しろ神は40日40夜雨を降らせて洪水を起こしたのだ。神の命令で3階建ての大きな建物をつくり、内外側に塗るよう命令されているのだか ら、屋根壁に塗らないほうが不思議だ。すると、防水材としてのアスファルトは「ノアの方舟の船体に利用された」ではなく、「ノアの方舟(浮かぶ家)の屋根と壁の防水に利用された」と言ってよい。

世界最古の叙事詩「ギルガメッシュ」に、旧約聖書のノアの洪水の原型が見られる。
ノアの洪水伝説に似た話は、古代中近東には多いそうだ。古代アッシリアの遺跡から発見された「ギルガメッシュ叙事詩」の中で、神・ウトナピシュテムは瀝青で舟を防水するよう命じている。



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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会