FC2ブログ
(旧 「防水屋台村」建設中)
銅板屋根職人は光の魔術師
シャボン玉の光干渉膜で金色の屋根がつくれるか

光干渉
丹銅や金箔ならまだしも、30ミクロンの金をクラッド、光干渉膜,インクララック・・・と言った単語が,会話の中に次々あらわれると、「えっ!あなたはいったい何屋さん?」という気分になります。実はこれは銅板による屋根工事の話です。

ピカピカの東京駅ドームP9260185
ピカピカの東京駅ドーム。もちろん自然の緑青による発色を待って、彩色のための処理はしていません。 2011年9月26日撮影。現在では落ち着いた10円玉の色ですね。

銅板屋根は時間の経過で、自然に緑青によって緑になりますが、最初から緑が欲しい、と言うせっかちな施主のためには人口緑青の技術を使います。これはペンキを塗るわけではありません。塩化亜鉛による表面処理です、金色にして欲しいと言う要求もあります。そんな時は光干渉現象を応用できるかも。

自然界ではシャボン玉、蝶の羽、貝殻などがそうです。燐片の形状をした微粒子顔料を素材にした光干渉顔料による光干渉効果で、薄く、平滑で、鏡面の様に高反射膜が形成され、見る角度により、金色から青、赤まで明るく高彩度な発色を実現します。

またインクララック塗装とは、銅合金の酸化を防ぐ為に開発された変色抑制剤(ベンゾトリアゾール)含有の透明クリヤー塗装だそうです。

山奥の村で木を割って、木羽葺きから屋根葺きの仕事を始めた斉木さんの「銅板屋根とともに」、今回(明日3月12日アップ予定RN138号)は金色の屋根、太閤さんの大阪城の屋根の話です。

ホムペはこちら




防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の、世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会


バックナンバーはホームページの「バックナンバー」で、過去の記事は「検索」又は「更新履歴」をスクロールしてください。