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(旧 「防水屋台村」建設中)
防水歴史図書館 資料第一号[アスファルト及びその応用」(2)
資料第壱号
アスファルト及びその応用(改訂増補版)その2同業会第1回合同慰霊祭P.IM
社団法人アスファルト同業会第1回合同慰霊祭


昭和30年初版発行(写真中)。同34年の改訂版(同右)を経て、同40年改訂増補版(同左)発行。 
発行:(社)アスファルト同業会


担当キュレーター:丸山 功 



アスファルトとの出会いー2-

昭和30年初頭、防水に関するカタログやパンフレットのような印刷物は何一つない時代だった。しかも情報の流出を極端に警戒するあまり、社員に対しても社内資料の提供を制約していた。自社の技術に関するノウハウ?は勿論のこと、取引先や施工中の現場名もマル秘事項だし、社員の出先も部外秘、全てが企業秘密だった。これは当時の工事屋さんに多かれ少なかれ共通していたようである。

それならばということで、いくつかの現場の施工面積、納入材料,残材などの詳細な記録をとり、材料ごとの積算基礎を作成し、独自の積算法を作成したりして、当座をしのいだものである。「防水は体験技術だ」といわれる根拠の一端はここにある。

そんなあるとき、ふと目にしたのが「 アスファルト及びその応用」というタイトルの分厚い本だった。まさしく干天の慈雨である。むさぼるように読んではみたがさっぱり解らない。防水1年生の手に負える代物ではなかった。横文字がやたらに多い。辞書と首っ引きで繰り返し読み返したものである。(続く)