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(旧 「防水屋台村」建設中)
トンネル・橋梁等緊急点検で太田大臣
「調査・点検という項目を入れて予算化したことが今回の補正予算の大きな特徴」(太田国交大臣)
ロマンスカー P2120232


国土交通省は2013年2月5日(火) 11:05 ~ 11:25国土交通省会見室で行われた太田昭宏 大臣の会見の要旨を2月8日のHPで発表している。
http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin130205.html

太田大臣は質疑応答の中で、
緊急点検が事業者に求められているトンネル天井板や非構造部材、防音壁等のコンクリート落下などに対する支援措置として「調査・点検という項目を入れて予算化したことが今回の補正予算の大きな特徴」とし、老朽化が進むインフラ整備に対する見解を述べている。
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(問)先週末、国の調査委員会の方が笹子トンネルの関係で、中日本高速道路会社が以前笹子トンネルの天井板撤去を計画していたものの、その後その計画を見直して撤去しない事になったと。
理 由は色々あろうかと思うのですが、トンネルを長期に渡り止めなければいけなかったとか、そういう理由はあるにせよ、被害に遭われ亡くなられた方々、またそ の御家族の事を考えると、この天井板の撤去は何とかならなかったのかなと思いますが、一旦計画をしておいたということは、それなりの何か危険性、認識が あったのだろうと思われるのですけれども、それについて何とかならなかったのか、その辺大臣はどのようにお考えでしょうか。

(答)先般、トンネル 天井板の落下事故に関する調査・検討委員会の報告を聞きましても、平成20年と平成24年の点検計画を変更したと、その理由について中日本高速道路会社に 確認したところ、他の場所でタイルとか鉄板の落下事故等が起きているということで、落下事故が起きないようにという対応の方を先行させたということの報告 がございました。
また、天井板の撤去も検討したということでありますが、通行止めによる影響が大きいということで見送ったということも報告を頂いているところです。
様々なこうした経緯があるということは承知していますが、結果としてトンネル天井部の詳細な点検が、2000年以降行われていなかったという事実は大変残念に思います。
天井板落下の原因究明について、こうした計画の見直し理由も含めて、現在調査・検討委員会が詳細な調査をし、鋭意議論を進めているところであって、国交省としてはまずは調査・検討委員会の結論を待ちたいと、このように思っております。



(問)トンネルということで言いますと、新幹線の絡みでもコンクリート片の落下などがありましたが、今後全体を含めてどのような指示をしていくおつもりなのか教えて下さい。

(答)これについては私は重要視しておりまして、笹子トンネル事故あるいは千葉県での素堀りのトンネルでモルタルを吹き付けているというものが剥落したという事故等がある上に、東北を始めとする新幹線の(トンネルの)モルタルの剥落等が起きてきております。
これは特に鉄道と道路のトンネルということに重視して、しっかり点検を行うように緊急点検を指示しているところです。
JR 等の鉄道事業者につきましても、私から強く指示したのは、笹子トンネルの事故に関連して、いわゆる非構造部材の落下ということからいきまして、架線を吊る 金物のことを下束(さげづか)と言いますが、この緊急点検ということ、そして新幹線のモルタルの剥落が続いたということで、これは側壁が多かったのです が、目視はもちろんですが天井の方もしっかり打音検査をはじめとしてやるようにと指示をして、緊急点検をそれぞれの危険だと思われるところについて点検を 行うようにと指示をし、あるいはまた、違う案件ですが、東北新幹線で高架橋の防音壁のコンクリートが落下したということが一番直近でありました。
これについては、同じような構造物の緊急点検を昨日指示をしたところです。
いずれにしましても、トンネルをはじめとして、非構造部材、そしてその防音壁等のコンクリートが落下するというようなことについて、しっかり鉄道事業者が点検をするようにということについては、特に指示をしているところです。


(問)関連してですが、それに合わせて高速道路なども50年以上経って老朽化の問題がいろいろ叫ばれていますが、緊急点検ということでそういった事業者に対する国からの補助のようなものは特にしないで、基本的に各事業者が負担して行うとお考えでしょうか。

(答) これは補正予算の中にも、今までは調査・点検というような予算が付けられたということはなかった訳ですが、今回は特にそのようなことが大事であるというこ とで、補正予算の中にも調査・点検という項目を入れまして予算化する、そしてそれ自体について地方でも橋とか道路あるいは公園等についてもそうですが、老 朽化があるという身近な生活レベルのところでもしっかり対応が出来るようにということで、調査・点検も含めて予算化されたということが、今回の(補正予算 の)大きな特徴であると思っておりまして、そこが速やかに調査・点検に入れるようにということで、マニュアルも含めてしっかり指示が出来るようにと思って いるところです。


(問)老朽化対策の関係ですが、地方公共団体や自治体を取材してみると、その多くがインフラやハコモノ、全体で一体どれ くらい維持管理費が年間掛かるのか、総額いくら掛かるのかというところを把握しているところは、ほんの僅かで、ほとんどのところは道路橋に関してはだいた いこの位掛かりますという試算はあるのですが、道路橋やトンネルや港湾やハコモノ全体で、その地方公共団体が抱える老朽化したインフラ・ハコモノ全体でい くら維持管理費が掛かって、年間どの位必要なのかという、そういう基本的なところを押さえているところというのは実に少ないなという取材した感想なのです が、まずはその辺をしっかり把握していかないと、今後どの位掛かるのか、大臣も常々おっしゃられていますけど、わからないと思うのですが、その辺りを把握 するようにという指示なり対策というのは何か検討されたりしていますか。

(答)把握するということが極めて重要です。
そして修繕にいくら掛かるのか、そしてその修繕によって長寿命化が図られるということ、それがなければ、それが崩落したり壊れたということで立て直しというような事態になりますから、そこに掛かる金額はまさに違うと思います。
今 まで国でざっくりこれだけというようなことが報告されたことがありますが、それも地方レベルに限らず国全体としましても、その規模はそれを作ったのにいく ら掛かったと、無くなった失われた財産はいくらになるというような、かなりざっくりしたものしか出来ていなかったというのが現実だと思っております。
ま た、国の施策として老朽化対策とか長寿命化、修繕あるいはその前提としての調査・点検というものが、メインストリームとして行われたということがこれまで なかったものですから、現在出来ていなかったという、今の段階で出来ていないというよりも、まさにそこを急いで調査・点検をする、調査・点検をしたという ことなしには総額はわかりませんから、まず調査・点検をしっかりする、緊急を要することについては修繕に入るということ、どれだけのスピード感を持って 行っていけるかということが大事なことだと思っておりまして、そこは補正予算を出来るだけ早く成立をお願いしたいと思っておりますし、その予算が成立した ならば、直ちにそれがスピード感をもって実施されるようにということが、まず全ての前提ではないかと思っているところです。
(発表された会見要旨の一部。関連部分のみ。)