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(旧 「防水屋台村」建設中)
正倉院の防水用屋根下ルーフィングはサワラの土居葺
百年経ってもほぼ健全

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 約100年ぶりの修理が進む奈良市の国・正倉院正倉の屋根瓦の下地について、宮内庁は9月11日、大正時代に瓦を全面的に新調した西側で腐食が進んでいたと発表した。天平時代の瓦を残していた東側は傷みが少なかった。宮内庁は「大正の瓦の焼きが甘く、湿気がこもりやすく蒸れ腐りの状態だった」と分析しており、西側の瓦を新たに制作して葺く。
 宮内庁によると、瓦は約3万5400枚あり、天平のものは865枚。1913(大正2)年の解体修理で西側は全面的に新調されたが、東側は天平の瓦が分散して残された。(写真:日本防水の歴史研究会・森田喜晴)


正倉院工事見学
(写真:9月21日~23日の3日間第2回目の工事見学会で。撮影・佐藤孝一)
正倉院正倉をすっぽり覆う素屋根が設けられ、間近に屋根を見ることができた。


土居葺き
今回の大改修は屋根瓦の破損により、屋根の一部にコケや雑草が繁殖し、雨漏り等が懸念されたため。屋根瓦や金物が全て撤去され、下葺の土居葺きや下地の状態が露わになった。
100年前の大改修で、土居葺や銅板のカバーが施された。こけら板の長さ1尺2寸、厚み1センチのサワラが使用されていた。
(写真:日本防水の歴史研究会・森田喜晴)
 


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