(旧 「防水屋台村」建設中)
JWMA 2017年日本防水材料連合会 研修会
東京で建築防水テキスト研修会
新資料参考に120名が研修


JWMA人材育成WG佐藤篤主査の開会挨拶

(一社)日本防水材料連合会(JWMA)は2017年9月26日、東京・神田の神田エッサム2号館で、2017年建築防水テキスト研修会を開催、会員・賛助会員など120名が参加した。
当日のプログラムは次の通り。

JWMA研修会puroguramu

テキストには下写真の資料を使用。 写真真ん中は、今回新たに追加された「施工管理チェックリスト」の中から、ウレタン防水の部分を開いたもの。

内容
下地、プライマー塗布、防水材塗り付け、といった項目に対し、細目、管理方法、管理基準を書き出し、施工管理のチェックリストとしている。

また防水技術者育成用「JWMA建築防水テキスト」第3版では、「防水の歴史の項で、小堀鞆音の「燃土燃水献上図」の話や家形埴輪なども紹介されている。


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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会
第9回 防水シンポジウム「建築防水分野における新たな取り組み」
10 月 4 日(水) 東京建築会館ホールで




日本建築学会材料施工委員会防水工事運営委員会は2017年10 月4日(水)10:00~17:00 、建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)で第9回 防水シンポジウム「建築防水分野における新たな取り組み」を開催する。

建物に侵入する水は雨水だけではない、近年では「雨水と地下水を建築物に入れないための防水技術」と捉えられ、さらに漏水を防ぐだけではなく、昨今では、長寿命建築物への要求や環境問題から防水を取り巻く状況の変化が著しく、高耐久性、品質の確保、施工性の向上、維持 管理、省エネルギー対策なども喫緊の課題となっている。
こうした現状のもと、 9 回目となる防水シンポジウムでは、防水工事運営委員会傘下 の最新の委員会活動成果の中から 7 つのテーマについてその活動内容を公開し、活発な意見交換を行う。


主 催:日本建築学会 材料施工委員会 防水工事運営委員会
日 時:2017 年 10 月 4 日(水)10:00~17:00
会 場:建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)

<プログラム> 主旨説明 山田人司(防水工事運営委員会主査/日本建築総合試験所) 10:00~10:05
(1) シーリング材の耐疲労性、接着性評価の最新動向と寿命予測 10:05~10:55
宮内博之(建築研究所)、小野正(マサル)、山下浩平(カネカ)、八田泰志(セメダイン)
(2) ファサードデザインを支える構造シーラント 10:55~11:35
松尾隆士(清水建設)、岩崎功(信越化学工業)、石井久史(LIXIL)
< 質疑応答 > 11:35~11:45
< 休 憩 > 11:45~12:45
(3) JASS8 のあり方と次期改定の方向性 12:45~13:25
岡本肇(竹中工務店)
(4) 豪雨多発時代の屋上排水 13:25~14:15
竹本喜昭(清水建設)、金崎俊造(鹿島建設)、石川文和(カネソウ)
(5) わが国における防水コンサルタントの職能とありかた 14:15~15:05
田中享二(東京工業大学)、宮内博之(建築研究所)、山宮輝夫(大成建設)、堀長生(住ベシート防水)
< 休 憩 > 15:05~15:20
(6) ウレタン系塗膜防水層における美観上のふくれの認識評価 15:20~16:00
石原沙織(千葉工業大学)、古澤洋祐(AGC ポリマー建材)
(7) 塗膜厚さを基としたウレタン防水層の仕様書と施工 16:00~16:40
山宮輝夫(大成建設)、竹本喜昭(清水建設)、渡辺光(レオン工業)
< 質疑応答 > 16:40~17:00
司会 梶田秀幸(前田建設工業)、古賀純子(国土技術政策総合研究所) ※質疑はテーマごとにも行うわれる

定 員:150 名(先着順) 参加費:会員 3,000 円、会員外 4,000 円、学生 2,000
申し込み http://www.aij.or.jp/event/detail.html?productId=602765
問合せ:日本建築学会事務局 事業グループ TEL:03-3456-2051 E-mail: enomoto@aij.or.jp

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屋根の守り神20170923
平成29年(2017)9月23日(土曜) 午前5時3分 秋分 
屋根の守り神 P9260250
屋根の守り神20170923

九月は 長月(ながつき)。「多賀大社暦」によれば、イナカリヅキ (稲刈月)の略。 またはヨナガツキ(夜長月)の略。


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中銀カプセルタワーに足場

足場が組まれ、屋根は防水シート、建物全体はネットに覆われた満身創痍のカプセル。
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写真は9月10日の中銀カプセルタワー保存プロジェクトのフェイスブックより。

でも中銀カプセル見学ツアーは大人気。
10月の見学申し込みは保存再生PJのウェブサイトから申し込み受付中。
■10月1日(日)、7日(土)、22日(日)、29日(日)
https://www.nakagincapsuletower.com/nakagincapsuletour

翌々日にはもう足場はなくなっていましたが、 工事会社は判明。 記事をお楽しみに。


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RNY363 バベルの塔の壁がなぜ白い?

関西初公開 10月15日まで大阪で公開
24年ぶりに来日したブリューゲルの傑作を間近に

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東京展で販売されたバベルシフォンケーキ

絵画ファンにとって魅力的な展示会であることは当然ながら、今回の見どころは東京芸大がサポートした、300%の拡大詳細図や内部詳細図の同時展示であり、建築か関係にはむしろ、絵画そのものよりもこれが注目されたともいえます。絵には1400人もの人々の生活の姿が描かれ、建設にかかわる人々の作業中の姿、船の構造や、操る人の姿、洗濯ものが干されている様子まで詳細に描いているのです。

史実性が問題視される旧約聖書・創世記の中で、バベルの塔の物語は世界にさまざまな言語が存在する理由を説明しています。「石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた」という記述は、「古代社会の技術革新について述べており、人類の科学技術の過信、おごりへの神の戒めについて語ったものである」、という解釈が一般的です。

旧約聖書『創世記』中に出てくる大洪水(ノアの方舟)のあと、地上に唯一残ったノアとその家族。ノアの息子のうちヤフェトはインド・ヨーロッパ語族の祖先、ハムはエジプト・ペルシャなどハム語族の祖先、セムはヘブライ・アラブなどセム語族の祖先となります。聖書研究者はバベルの塔が建設されたころ、民族の数は52に達していたが、同じ言葉を話していたとしています。

同じ言葉を話していたノアの子孫たちは,東方のシナルの平地に移り住みます。そして,再び大洪水が起こった時に備え、煉瓦と瀝青を用いて、町と,高い塔の建設を計画します。この地に石はなく、天然アスファルトが近くに産したから、それを使ったのです。神はこれを見て危惧し,彼らの言葉を混乱(バーラル、バベル) させ ,その企てをはばみます。人々は塔の建設を断念して散り散りになってゆきます。そしてこの町はバベルと呼ばれるようになったというお話です。なおこの塔は,奥のみず道第5回で述べたようにジッグラトと呼ばれるバビロンの神殿をさすという説もあります。

バベルはがき DSC02206

ブリューゲルのバベルの塔が、紀元1世紀に築かれたローマの円形競技場コロッセウムから着想を得ていることは明らかです。彼はこのテーマで3点描いていることが分かっています。しかし小さな象牙板に描いた最初の絵は現存せず、1563年の板絵の大作はウィーン美術史美術館が所蔵し、今回の1568年、42歳ころの作品とされています。ブルーゲルの描いたバベルの塔は、あまりにインパクトが大きかったため、その後描かれるバベルの塔は、ほとんどコロッセウム状かつ螺旋形式の「ブリューゲル風の」塔になってゆきます。


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これは東京展のポスター

「&SEALANT」は、わが国のシーリング材メーカーが加盟し,賛助会員として原材料メーカー、販売店が加入する全国に7支部を有する全国的組織である日本シーリング材工業会が年4回発行している機関誌です。機関誌「& SEALANT」の2013年12月10日発行№83から奥のみず道「ぶらモリタ」シリーズが始まりました。
狙いは、屋根と雨仕舞のウェブマガジン「ルーフネット」編集長が全国をブラブラしながら、古の人達が防水や雨仕舞にどう取り組んできたか、または歴史的建築における防水という視点で、防水やシールのルーツを探ったりヒントや知恵を見つけたりといった内容です。シリーズタイトルの「ぶらモリタ」は日シ工飯島義仁広報委員長、「奥のみず道」は&SEALANT製作担当の阿部栄治氏の命名です。


バックナンバーはこちらでご覧ください。
http://www.roof-net.jp/index.php?%E3%80%8C%E5%A5%A5%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%9A%E9%81%93%E3%80%8D

奥のみず道"ぶらモリタ"第15回
「&SEALANT」の2017年9月10日発行№98
15バベル再び2 (2)

15バベル再び2



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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会
   2017年 彼岸の入り 9月20日 朔
技と遊び心20170920
20170920技と遊び心N+1 P8300234
シリーズ「技と遊び心」その3 撮影:佐藤孝一

ある神社の縁側の床板の補修状態を見て、佐藤氏は「現代アートだ」と思ったそうだ。
そこで写真を撮りまくって、木の種類を、神職に尋ねると。「欅か松でしょう。職人の遊び心ですねえ」というj答えが戻ってきたのだが、どうもそうじゃない気がして、木材の専門家に写真を見せて意見をきいてみたという。

以下がその結果。

マツは針葉樹で、ケヤキやクスノキが広葉樹なので、導管か仮道管の有無で判断することができます。導管がはっきり見えますので、アカマツではないと思われます。ケヤキとクスノキを比較するとケヤキは環孔材で年輪がはっきりわかります。写真ですと年輪がはっきり(ケヤキほど)しませんので、クスノキが近いと思われます。
 
 他に針葉樹(ケヤキもまっすが多いのですが)ですと比較的まっすぐな年輪が多いのですが、複雑な方向になっています。節がアカマツですと同じ場所にありますが、(年ごとに枝が出るため)そのような状況にありません。 新しい木材ですと心材の色や辺材の色によって判断することもできます。
 




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 鉄道車両の屋根が燃えた
小田急の屋根が燃えた
新聞各紙の報道をチェック

小田急火災 P9170071
朝日新聞9月12日朝刊と前日の夕刊。

2017年9月10日午後4時6分東京都渋谷区、 小田急沿線の火災が車両に延焼、300人が避難、小田急が5時間半にわたって運転を見合わせる、という事故があった。翌11日の夕刊で、各紙が一斉に報道。さらに警視庁代々木署の実況見分の結果発表を受け、12日朝刊に、それぞれ詳細を報じた。

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主な新聞の報道内容を、屋根の扱いの視点でみた。
チェックしたのは読売、朝日、毎日、日経と東京新聞。日経と東京が8分間の停止の適否、事故対応の適否や誘導方法のありかたといった面に視点が注がれている。大手3紙はいずれも、実況見分発表を踏まえて、屋根のどの部分が、なぜ燃えたという、材料、状況分析にまで触れている。
その、部分を取り出してみる。

日経は(13版)39面、6段3分の1、「小田急の線路脇の建物から出火し、電車の屋根に燃え移ったトラブル」という表現で、8分間の行動の適否を問題視している。 東京新聞(11版)は29面7段3分の2を割き「…(運転士)は消防隊から屋根に燃え移っていることを指摘され…」と、建物火災の火が燃え移った小田急車両の屋根の写真を大きく掲載。

毎日は(13版)31面で 沿線火災で延焼し、屋根が焦げた車両の写真を載せ、「電車の車体はステンレス製で燃えないが、架線に流れる高圧電流を絶縁するため、屋根の一部をウレタン樹脂で覆っている。樹脂には難燃剤を混ぜているが、防火できなかった。」と締めくくる。

読売(39版)は39面8段3分の1。煙を上げて燃える写真と、焦げた屋根の写真を掲載。「屋根の一部溶ける」の見出しで報じている。警視庁代々木署の実況見分の結果として「電車の屋根を覆っていたウレタン樹脂が激しく燃えていたことが分かった。~炎が
直接樹脂に触れて燃え移ったとみられる~」。さらに「代々木署や小田急電鉄によると、ステンレス車両の屋根は架線トラブルによる異常電流から車両を保護するため、ウレタン樹脂の絶縁体で覆われていた。11日の実況見分の結果、建物付近に停車した2
両目の樹脂が燃えていた。~停車中の8分間に、建物の火が屋根の樹脂に燃え移った」と記す。

朝日(13版) 35面 6段2文1「なぜ車両に延焼」の見出しで、「燃えたのは電気設備周辺を絶縁するために、ステンレス製の車両
に上塗りしているウレタン樹脂。難燃剤を混ぜているなどして燃えにくくしているが、今回は炎の勢いが強かった。」
などとしている。



列車火災といえば、1951年4月24日の桜木町事件。この時は木製車両の屋根に着火、死者106人の大惨事となり、これを契機として、車両の屋根と車体の不燃化が進んだ。今回はステンレス車両ではあったものの、屋根の絶縁用樹脂が燃えていた。

桜木町

京浜東北線桜木町駅構内で工事を行っていた電気工事作業員が誤ってスパナを落とし、架線が垂れ下がってしまっていた。進入してきた電車の先頭車のパンタグラフが絡まりショート。激しい火花とともに屋根に着火し、車両は木製の天井から炎上を始めた。先頭車のモハ63756がたちまち全焼、2両目のサハ78144が半焼して焼死者106人、重軽傷者92人を出す大惨事となった。
この惨事の反省から多くの対策が施された。木製屋根の不燃化もその一つ。

昭和27年車両の難燃化を進める当時の国鉄は翌昭和27年、塩ビシートを車両屋根に初めて採用した。(ロンシール工業は昭和22年、日本で初めて塩ビの製造に成功していた。)
その後この技術を屋根防水用途に応用して昭和39年、旭川市役所で建物の屋根防水シートとして初めて採用された。加硫ゴムシート上市に先駆けること10年。建築用シート防水の出発点となっている。




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第18回司法支援建築会議講演会
平成29年11月30日 大阪
漏水、タイル落下など建築裁判事例で講演会

大阪紛争事例 P8300354
(写真は佐藤孝一氏の「技と遊び心N+1」より。記事とは関係がありません)


日本建築学会近畿支部と日本建築学会司法支援建築会議が 平成29年11月30日(木)、 13:30-17:30、大阪市中央区和泉町の大阪府建築健保会館 6階 ホールで、第18回 司法支援建築会議講演会 「建築紛争の現状と課題(その5) ―大阪地方裁判所における建築裁判から―」を開催する。

「日本建築学会司法支援建築会議」とは、日本建築学会が、進行中の建築紛争を早く妥当な形で解決できるように、またその紛争の減少、未然防止に役立つことを目的に、最高裁判所との協議を経て2000年度に設立した。

今回の講演会は、建築学会近畿支部が、外壁タイルの落下と共同住宅の雨漏りを中心に紛争問題を採り上げ、紛争のより迅速かつ、的確な解決に役立つよう企画した。
問合せ先 : 日本建築学会近畿支部 TEL. 06-6443-0538

< プログラム >

司 会 : 西 邦弘(キンキ総合設計)
13:30-13:35
①. 挨 拶 : 鈴木 計夫(大阪大学名誉教授、 近畿支部司法支援建築会議 運営委員長)
13:35-13:55
②. 建築学会と司法支援 : 辻本 誠(東京理科大学教授、 本会司法支援建築会議 運営委員長)
13:55-14:35
③. 建築紛争の解決と裁判所及び専門家の役割について : 杉浦 徳宏(大阪地方裁判所第10民事部 部総括判事)
14:40-15:10
④. 専門委員の立場から ー司法支援建築会議近畿支部から裁判の仕組みや専門委員の最近の事例についてー :
  高幣 喜文(タカヘイ建築技術研究所)
15:15-15:45
⑤. 外壁タイルの落下に関する紛争の事例 : 南 勝喜(NAM設計研究所)
15:50-16:20
⑥. 共同住宅の雨漏りに関する紛争の事例 : 玉水 新吾(ドクター住まい)
16:35-17:25
⑦. パネルディスカッション : 司会 / 鈴木 計夫  パネラー / 高幣 喜文、南 勝喜、玉水 新吾、髙嶋 卓(大阪地方裁判所)
17:25-17:30
⑧. 閉会挨拶 : 三輪 康一(神戸大学大学院教授、近畿支部支部長)




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信州 戸隠で茅葺きワークショップ

2017年 10月7日(土曜)は半日見学。
10月28・29日は,刈ったり葺いたり

yoko448 とがくし 表 

詳細は (一社)日本茅葺文化協会へ http://www.kayabun.or.jp/

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以下茅文協の案内です。

秋の信州小谷村(おたりむら)にて地元のみなさんと茅葺き職人から、茅場の手入れ、刈り取り方、束ね方、乾燥方法を学びます。
夜は座学で「カリヤスの茅場とその生態」と「信州の茅葺きの技と風景」について学び、さらに今年は、車の通わない山道を1時間半歩いたところにある千国真木集落を訪ね、その屋根修繕の現場にて茅葺き体験研修を行うことになりました。(千国真木集落は、映画「アラヤシキの住人たち」の舞台でもある真木共働学舎が共に働き生活するコミュニティです)
また、ワークショップに先立って、10月7日には戸隠にて宿坊の茅葺きの葺き替え現場の見学も行います。
皆様のご参加をお待ちしております。  *どなたでも参加できます
詳しくはチラシをご覧下さい。

(1) 10/7(土) 戸隠茅葺き宿坊葺きかえ現場見学
 会 場 戸隠中社宿坊葺き替え現場(長野市戸隠中社地区)
 対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴)
 定 員 20名(*先着順、要申込)
 参加費 1,000円(休憩お茶菓子代として)

(2) 10/28(土)〜29(日)長野県小谷村でカリヤスの茅刈りと茅葺きワークショップ
 会 場 体験研修:牧の入茅場(ふるさと文化財の森)、千国真木集落ほか
     茅葺き文化講座、交流会、宿泊:栂池高原ホテル
 対 象 小学生以上(小学生は保護者同伴) 
 定 員 30名(*先着順、要申込)
 参加費 一般 10,000円・学生9,000円(宿泊費、食費として)




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銀座でドレ見  9月24日(日)まで  
ギュスターフ・ドレの代表作の一つ 「聖書物語」 の美本も一緒に
聖書と防水の絵を
ドレ聖書物語 

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ここでもバベルの塔

MUSEE銀座DSC00113

2017年8月23日(水)〜9月24日(日)11時〜18時 すでにお知らせしていますが、銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)1階ギャラリーA、2階ギャラリーB でドレによる ダンテ「新曲」展示中です。 http://kawasaki-brand-design.com/exhibitions/
※期間中の月・火は休廊。


同ギャラリー案内の開催趣旨
 

 13世紀から14世紀にかけてイタリアで活躍した詩人・政治家ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)による長編叙事詩『神曲』は、聖書に次ぐ世界最大の古典と言われ、美術、文学、音楽とさまざまな創作者の最大の発想源となってきました。同時代のボッカチョをはじめ、ゲーテ、アレクサンドル・デュマ、美術ではシスティーナ礼拝堂天井画を描いたミケランジェロから、ウィリアム、ブレイク、現代のダリ、音楽ではチャイコフスキー、リストなど多数の芸術家が神曲からインスピレーションを得て、作品を制作しています。
 聖書に天国や地獄の記述はありましたが、それを具体的に言葉で描写したのはダンテが初めてでした。ダンテが『地獄篇』を著した14世紀初頭以降、キリスト教美術において天国や地獄が盛んに図像化されるようになり、後世のあらゆる分野に多大な影響を及ぼします。ちなみに、現代でも2016年公開の映画『インフェルノ』(トム・ハンクス主演)でも重要なモチーフとして取り上げられています。
 ダンテの『神曲』は、イタリアでの政争と自身のフィレンツェ追放、そして永遠の淑女ベアトリーチェへの愛の存在を背景に描かれたとされる叙述詩で、地獄篇、煉獄篇、天国篇の 3 部から構成されています。
 物語は、ダンテ自身が、ユリウス暦 1300年の聖金曜日、暗い森の中に迷い込む場面から始まります。古代ローマの大詩人ウェルギリウスと出会い導かれ、地獄、煉獄、天国の遍歴をスタート。地獄の九圏を通り、地球の対蹠点にある煉獄山にたどり着きます。煉獄山を登るにつれて罪が清められていき、その頂で、永遠の淑女ベアトリーチェと再会。ベアトリーチェは実際にダンテが幼い頃から敬慕し、愛するも拒絶。24歳の若さで夭折し、永遠の淑女として生涯賛美することを誓った、彼女の導きでダンテは天界へ昇天し、各遊星の天を巡って至高天(エンピレオ)へと昇りつめ、神の域に達するという壮大な物語になっています。
 ダンテの時代から約500年後の19世紀、『神曲』世界の重要な場面を、140枚近くの木版画で表現したのがまだ年若いギュスターブ・ドレ(1832-1888)でした。彼の挿絵本『神曲』は、当時の常識を超えた版の大きさと挿絵の多さでたちまち大評判となります。500年の時を超え、二大天才のコラボともいえるドレの挿画本『神曲』は、多数の場面を克明に可視化した功績は、美術史上画期的であり、現代に通じるヴィジュアル時代の幕開けとなりました。
 
 本展では、100年前に出版された挿画本から29点を展示。地獄篇と煉獄篇を視覚化した作品が比較的多いが、ドレの描く光と慈愛に満ちた天国篇の挿絵を多めに取り上げてみました。抽象的で難解な『神曲』の世界を、精緻に浮かび上がる視覚で感じていただき、歴史を超えた知的な旅に誘えれば幸甚です。




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オーナーの川崎さん。ドレによる「神曲」の展示を知ったお客さんが、持ってきてくれたという「聖書物語の美本」。 会期中会場に置かれているので、「バベルの塔」はもちろん、おなじみの「ノアの方舟」や「モーセの小舟」などといった、防水にかかわる、作品も手に取ってみることができる。


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建築学会大会2017第6報   最後に 大事なこと   
日本建築学会「建築教育振興基金(タジマ基金)」で若手研究者を顕彰
2017年(第28回)「優秀卒業論文賞」「優秀修士論文賞」

 日本建築学会「建築教育振興基金(タジマ基金)」による、第28回「優秀卒業論文賞」および「優秀修士論文賞」の表彰式が行われた。この顕彰事業は、提出された論文を教育的観点から学業のひとつの成果として評価・顕彰し、表彰するもの。

今期の場合、2017年3月23日(木)までに、必要な資料を添付のうえ応募されたものを、日本建築学会卒業論文等顕彰事業委員会が選考した。なお2013年より推薦書の選考希望系欄に「総合」を設けている。「総合」は、系を横断した複合領域を対象としている。
初日の9月1日午後3時45分から、大会会場の広島工業大学ネクサス21建築デザインA室で、奨励賞に続き優秀論文賞の表彰式が行われた。

会長より P8310008
古谷誠章 会長より一人一人に表彰状が手渡される。今年の応募数は200篇。この中から厳密な審査を経て、優秀な卒業論文14編、修士論文29編が選ばれた。


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祝辞を述べる田島ルーフィング田島常雄会長。

この賞は、総合防水メーカーである田島ルーフィング㈱から「タジマグループ創業70周年」を記念して寄せられた基金によって、1989年に設置された「建築教育振興基金(タジマ基金)」により、当該年度の学部卒業論文、修士論文から優れた論文を選考するもの。

今年の優秀卒業論文の中に、防水関係では東京大学・石田崇人氏による「光熱同時劣化を受ける建材用塗膜の劣化反応機構の温度依存性及びそれに伴うマクロ物性変化に関する研究」があり目を引く。




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RNY362 コーポラティブ&エコマンションの長期修繕計画に関する雑感 その1

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1.コーポラティブやエコにこだわる 設計者は多くの場合、理念先行。理想とするコミュニティーの在り方、素材や設計上のエコへのこだわりが強い。ハードルが高い分、強い信念がなければ実現できない。それを求める施主と出会えば素晴らしい作品ができる。一方、日常生活での使い勝手や手慣れた細部の仕上げに関するノウハウで、大手デべには及ばない。

2.コーポラティブ方式故、竣工までの長い時間、設計・施工者と発注者間の距離は接近する。材料・施工へのこだわりが強い分工期は遅れがち。大幅に遅れて突貫工事で頑張る姿を前に、竣工直前の時期、現場は高揚した空気に包まれ、発注者は「戦友」気分になってしまう。 その結果、少々の不具合には「後でいいよ、それでいいよ」という言葉を連発する。これは入居後半年、1年たって発注者が平静を取り戻した後、徐々に違和感、不満に変わってゆく。

3.少なくとも躯体は100年、200年持たせるつもりで、設計したというが、設計に施工が追い付いていない。

4.1.と同じ理由で、エコマンション独特の要件を考慮した長期修繕計画がない。エコを重視したアトリエ系設計者では、コンクリートマンションのノウハウで大手ゼネコンに及ばないことが多い。(大手ゼネコンにも少ないのだが)。

5.一般のRCマンションですら、大規模・長期修繕は多くのトラブルが社会問題になっている。小規模でエコ、かつ変則的な集合住宅では、住民が手探で、短・長期修繕の方法を検討してゆかねばならないコーポラティブマンションにはそれが可能な土壌がある。

6.一般のマンションでは、改修にあたって新たな設計者、施工店に依頼することは普通だが、外断熱の特殊な素材、各所の特別に配慮したエコ素材、メンテを意識した配管設計など、設計者だけが持つ情報が多い。


7.外断熱工法、屋上菜園によるマンションの改修情報、長期修繕の情報は少ない。特に特殊な仕上げ材を外断熱に使用した場合の耐久性などに関しては、調査事例がない。こういった点を、「面白い」と思って研究してくれる、研究者や技術者と協力できれば、住人としては、有難いことだ。

8.出来上がった建物は、設計者・施工者・住人にとって、立場は違っても自慢できる作品であるはず。出来上がった建物が100年以上にわたって、住みよい場所であり続け、この三者のいずれもが満足できるメンテナンスの道を探り充てることができれば、

9.コミュニティーの成熟度は改修工事の成否に大きくかかわる。各種イベントはもちろん、防犯・防災対策、カーシェア、全員参加の清掃、「子ども食堂」「おとな食堂」など時代に先駆けたとりくみは、建物が愛されて長く残るための力となる。

(佐藤孝一氏への取材メモより)


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第5報 センセーショナルなテーマ  2017日本建築学会大会(中国)

「中性化は寿命か?」でパネルディスカッション 
防水の役割に光が当たる

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2017年9月2日、10時から13時30分まで、広島工業大学デネブホールで、2017日本建築学会大会材料施工部門のパネルディスカッション「鉄筋コンクリート造建築物の限界状態再考」が行われた。 そのテーマは、今大会の中でも、最もセンセーショナルな「中性化は寿命化?」である。 長らく建築界においては、いわば常識として、コンクリートの耐久性を考えるときの指標として用いられてきた「中性化」に「?」がついていたからである。

司会   :湯浅 昇(日本大学)(以下敬称略)。
副司会  :寺西浩司(名城大学)
記録   :西尾悠平(東京理科大学)
趣旨説明:兼松 学(東京理科大学)
まとめ  :橘高義典(首都圏大学東京)


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東京理科大兼松教授による趣旨説明の概要
コンクリートの中性化の研究は、コンクリートが建築構造材料として利用され始めたころの、佐野利器の実験に始まる濱田稔の研究に遡る。1928年の内田祥三と濱田稔の論文では、20年間の暴露試験結果などを踏まえたうえで、鉄筋コンクリートまたは鉄骨コンクリート構造の寿命として中性化が、かぶり厚さまで進行する時期に基づき言及している。その後、岸谷孝一の研究の中で、現在の中性化予測式の原型が提案された。

濱田稔の中性化研究以来、わが国では中性化の進行を鉄筋コンクリート造の限界状態(≒寿命)としてきた。すなわち中性化がかぶり厚さを超えて進行すると、鉄筋の不動態被膜が破壊され鉄筋腐食に至る、というのが一般に認知された劣化機構であり、これを指標として耐久性評価が行われてきた。この考え方は、建築学会だけでなく、耐震診断における経年指標や、品確法など各方面で受け入れられている。

一方、近年では、中性化の進行は環境条件に大きく依存することや、中性化が進行しても水分供給が無ければ腐食が進行しないことが報告されるようになってきている。高経年化して中性化が限界状態を超える建築物が増加する中で、高度成長期にコンクリートの品質向上とセットで議論されてきた設計限界状態としての中性化が、新規材料を用いた場合や既存構造物における限界状態として考えるべきかを再考する時期に来ている。PDでは、鉄筋コンクリートの限界状態について再考すべく、最新の中性化・腐食研究や調査報告を総括し、耐久設計の在り方、建築規・基準との関係なども議論したい。


また兼松氏は主題解説の2番目のテーマ「耐久設計の考え方と中性化進行予測の問題点」の中で、「土木学会では中性化に関する耐久性照査において、中性化残りが10ミリ(通常環境)となる時点を限界状態としている。すなわち建築学会は腐食状態が一定の状態になった時点を限界状態としているのに対し、土木学会は腐食が開始する時点を限界状態として定めている点で異なる」と指摘した。
さらに「2016年版耐久設計指針式では、雨掛かりの影響が取り入れられたが、環境条件の影響に関する検討は十分とは言えない。近年では精力的な調査が行われており、特に、含水率と中性化の関係について多くの研究が行われているため、これらを取り込む期待は大きい」とも述べている。
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耐久性向上のためにコンクリートの内部に水を入れないようにする防水の役割に、極めて分かりやすい光が当たったといえる。



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第4報 今回の目玉は何でしょう? 2017年度日本建築学会大会(中国)  
「これでしょう。」 と多くの防水関係者が挙げたのがこれ。
材料施工部門研究協議会「建築保全標準の作成に向けて」

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現在、保全・改修工事に関する仕様書としては、国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「公共建建築改修工事標準仕様書」、都市再生機構「保全工事共通仕様書」が存在し、それぞれのストック保全工事に使用され、地方公共団体や一部の民間工事にも利用されている。今後重要性が高まる改修・保全工事に対応するため、日本建築学会材料施工委員会としては、民間建築物も対象とする、保全技術の標準化と改修・保全工事に関する標準仕様書の作成に向けて、調査研究を進めてきた。

その最初の活動が2007年の材料施工部門研究協議会「維持保全技術の現状と今後の課題」であり、問題点を掘り下げ、検討を進めた結果発表が20011年の同研究協議会「建築改修工事標準仕様書の制定に向けて」であった。さらにここで意見を集約し、原案として提案されたのが今回のテキストである。

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9月1日14時45分から18時まで、広島工業大学」デネブホールで行われた研究協議会「建築保全標準の作成に向けて」では、輿石直幸氏(早稲田大学)の司会、兼松学(東京理科大学)氏の副司会、本橋健司(芝浦工業大学)氏の趣旨説明で始まり、後半は討論、活発な意見交換が行われた。

なお趣旨説明を行った本橋健司氏は当日の研究協議会後の意見集約のため「十分な意見が述べられなかった場合は  goiken.kaisyu@gmail.com まで忌憚のないご意見を9月末までにお寄せいただきたい」としている。

防水分野について、作成中の「補修・改修工事標準仕様書」では現状、次のような目次構成になっている。
①シーリングジョイント改修工事:シーリング再充填工法、拡幅シーリング再充填工法、ブリッジ工法に分けて節を構成して記述。
②メンブレン防水改修:工法ごとに分けると、組み合わせが膨大かつ重複した内容の繰り返しが増えるので、行程順に、5.4節「既存部の撤去」、5.5節「撤去部および既存劣化部の補修」、5.6節「新規防水層、新規保護層等の施工」とした。さらに各節とも対象物の種類が多く、あり得るケースすべてを記述している。


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RNY 361  平成29年1月1日現在の我が国の建築物ストック
平成29年1月1日現在の我が国の建築物ストック

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国土交通省は、我が国の建築物を対象とし、「住宅」、「「法人等の非住宅建築物」及び「公 共の非住宅建築物」の床面積について建築物ストック統計を作成している。
このうち、「住宅」及び「法人等の非住宅建築物」については、住宅・土地統計調査、法人土地・建物基本調査及び建築着工統計を基に、使途別、構造別、竣工年代別等に床面積 の総量を推計した。また「公共の非住宅建築物」については、建物用途別に床面積の総量を集計している。平成29年8月31日、最新の統計情報を基に建築物ストック統計を取りまとめ、発表した。概要は以下の通り。

(1)結果
【推計値】(平成29年1月1日現在) 床面積の総量は約77 億2,045 万m2 (対前年比 約0.3%増) 。住宅 (民間・公共)は約57 億3,888万m2 (対前年比 約0.3%増)。法人等の非住宅建築物は約19 億8,158万m2 (対前年比 約0.3%増) 。
【集計値】(平成27年度)公共の非住宅建築物は約06 億4,720万m2 (対前年度比 約0.003%増)

(2)建築物ストックの特徴(住宅及び法人等の非住宅建築物;平成29 年1月1日現在)
建築基準法の新耐震基準が導入された昭和56年以降に建てられた建築物の延べ床面積 の割合は約70.5%。全建築物ストックの延べ床面積における住宅の割合は約74.3%。住宅の延べ床面積における構造別の割合は木造が約68.4%。法人等の非住宅建築物の延べ床面積における構造別の割合は非木造が約93.4%。住宅の延べ床面積における使途別の割合は一戸建・長屋(約72.8%)が最も多い。法人等の非住宅建築物の延べ床面積における使途別の割合は工場・倉庫(約43.0%)、事務所・店舗(約33.1%)の順に多い。

詳細は以下で http://www.mlit.go.jp/common/001198960.pdf
80住宅ストック
80法人非住宅

非住宅昭和25年より (1)


非住宅昭和25年より (2)



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秋雨前線に捧ぐ
toy photo 20170906

秋雨前線に捧ぐ P6080388
 toy photo 20170906 東山の庵の樋


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日本三鳥居
日本三景の大鳥居
三大鳥居

「日本3大〇〇」が大好きな日本人。鳥居にだって、もちろんある。「日本三鳥居」、「日本三大鳥居」、「日本三大石鳥居」、「日本三大木製鳥居」、「日本三大珍鳥居」などなど。
諸説あるが、「日本三鳥居」で概ね一致するのが、①金峯山寺(きんぷせんじ)蔵王堂の8メートルの銅の鳥居(重要文化財),②宮島・厳島神社・社殿前の海中に建つ楠造りの鳥居(重要文化財、世界遺産)、③大阪四天王寺・参道に建つ日本最古の石の鳥居(重要文化財)のトリオである。その中でも荘厳さにおいて、群を抜くのが、安芸・宮島の大鳥居だろう。創建は平安時代で、現在の鳥居は平安時代から数えて8代目で明治8年(1875年)7月に完成したもの。神額には沖側の面には「厳島神社」、神社側の面には「伊都岐島神社」(有栖川宮熾仁親王染筆)と書かれている。

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防水の品質をどう確保する?

学術講演で品質・評価など発表件数増加。
  2017建築学会大会 第3報


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8月31日から9月3日まで、広島で開催された日本建築学会大会。材料施工部門の中では、維持保全分野の発表において、試験方法、調査、診断に関するテーマが42題と、ここ数年関心の高さを示している。品質確保のためにはその前段階として試験・評価方法の確立が前提だ。

例えば初日、8月31日午前中510室で行われた以下の発表などがその例である。

1402 ウレタンゴム系塗膜防水層施工における施工具に掛かる荷重と施工性 ○梅本康裕(フジタ)  
1403 ウレタンゴム系塗膜防水層の立上り部表面の仕上りに及ぼす粘度と施工具の影響 ○三浦大和(千葉工業大)  
1406 プロセス管理法を用いたウレタンゴム系塗膜防水の品質管 理 その3 施工実験概要および作業時間の分析 ○名知博司(清水建設)  
1407 プロセス管理法を用いたウレタンゴム系塗膜防水の品質管 理 その 4 膜厚の測定 ○法身祐治(長谷工コーポレーション)  
1408 ウレタンゴム系防水材の塗膜厚さ管理基準に関する一提案 ○山宮輝夫(大成建設)
1409 超音波法によるかぶせ工法で施工されたウレタン系塗膜防 水層の塗布厚さの推定 ○塚越雅幸(徳島大)  
1410 防水工事において施工管理の改善と職人教育を導入した物 件の10年間の経年調査結果 その1 物件及び施工管理 の概要 ○奈良圭一(日防技研)  
1411 防水工事において施工管理の改善と職人教育を導入した物 件の10年間の経年調査結果 その2 施工時の取組みと 改善及び点検記録の分析・検証結果 ○玉田雄次(匠リニューアル技術支援協会)。



上の写真は、ルーフネットが注目した、防水工事店である日防技研㈱奈良圭一氏ら(建研・国総研・千葉工大・田島ルーフィング・マサル・匠リ協など)が発表した「防水工事において施工管理の改善と職人教育を導入した物件の10年間の経年調査結果」である。
発表者によると、
建築物の大規模修繕において施工管理はその後の耐用年数に大きな影響を及ぼす要因の一つであり、長寿命化やコスト削減を図る上で合理的な管理手法が求められている。しかし、実際には有効な管理手法がどのように実践されているか、その実態は明らかにされていない。そこでウレタン防水工事を一例として取り上げ、防水の耐久性に大きく関わる膜厚を尺度とし、屋上防水工事において従来の施工管理を見直し、職人教育を実施した物件の10 年間の点検記録を分析・検証した。

1410(第1報)では、塗布量管理の改善だけではウレタン防水の十分な膜厚確保ができないことが、膜厚測定結果から判明したことを受け、職人参画の元、膜厚確保を主目的とした品質計画を策定し、施工時に品質計画が適時適切に改善されるシステム及び施工体制を構築した。
1411(第2報)では、物件・工事概要及び施工管理の見直しについての取組み・改善事項と点検記録の分析・検証結果について述べている。今回の点検結果より得られた知見として以下の点を挙げている。

①職人が積極的に問題提議や改善提案のできる職人参画型施工体制構築と見える化及び繰り返しの改善が防水層の延命化に有効な手段となる可能性が示された。
②品質の見える化教育は、職人の問題意識・改善意欲が向上し、8 ヶ月程度の短期間で経験の浅い職人や現場管理者のスキルアップに十分効果的であることがわかった。
③ものづくりに参画した職人が点検から得た情報を施工にフィードバックすることで更なる改善が期待できることから、保全サイクルを十分に考慮した施工管理システムの構築が重要であり、そのための人材及び技術面からの総合的な環境整備が望まれる。



職人の意識と技能が、出来上がった防水層の品質性能にどの程度影響し、防水層の長寿命化に貢献するか、を明らかにしようとする、極めて冒険的、意欲的な研究である。



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建設業の人材確保・育成に向けた、平成 30 年度予算概算要求
国土交通省・厚生労働省は建設業の人材確保・育成に向けた、平成 30 年度予算概算要求の概要を公表した。

銀座のハザカケ米DSC00108
恒例銀座のハザカケ米。 (写真は記事とは関係がありません)

国土交通省及び厚生労働省は、建設業の人材確保・育成に多角的に取り組むため、 平成 30 年度予算の概算要求を行い、平成29年9月1日その概要を発表した。建設業の技能労働者の約3分の1は 55 歳以上となっており、他産業と比べて高齢 化が進行している。この中、建設業が持続的な成長を果たしていくためには、 特に若者や女性の建設業への入職や定着の促進などに重点を置きつつ、働き方改革を 着実に実行し、魅力ある職場を整備することによって、中長期的に人材確保・育成を進めていくことが重要な課題である。 国土交通省と厚生労働省は、引き続き、連携して建設業の人 材の確保・育成に取り組んでゆくとして、「建設業の人材確保・育成に向けて(平成 30 年度予算概算要求の概要)」3つの重点事項で国土交通省と厚生労働省の以下の予算をとりまとめた。

①「人材確保」 建設業への入職や定着を促すため、建設業の魅力の向上やきめ細かな取組を実施 ・専門工事企業等に関する評価制度の構築に向けた検討 : 50 百万円 ・建設事業主等に対する助成金による支援 : 53 億円 等
② 「人材育成」 若年技能労働者等を育成するための環境整備 ・地域建設産業における多能工化・協業化の推進: 98 百万円 ・中小建設事業主等への支援(建設労働者緊急育成支援事業等): 9.2 億円 等
③ 「魅力ある職場づくり」 技能労働者の処遇を改善し、安心して働けるための環境整備 ・建設産業の働き方改革の
推進: 2 億円 ・時間外労働等改善助成金(仮称)による支援 : 17 億円 等
「建設業の人材確保・育成に向けて(平成 30 年度予算概算要求の概要)」の一部を示す。 sarani80スクリーンショット (2)

詳細は以下。
http://www.mlit.go.jp/common/001199227.pdf


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その2年は無駄か必要な時間か。 ドレンの排水能力

豪雨多発時代のドレン
ここから
ここから。
ここまで 約2年
ここまで。2年かかった。

あるマンションの話である。屋上のような渡り廊下のような部位のドレンのスノコをどうすべきか、2年間ああでもないこうでもないと検討した挙句、試しに撤去することにした。
大雨の時に排水が間に合わず、水位が立ち上がりを超えて、漏水どころか同レベル階の住戸の玄関から浸水しそうになるのだ。

ヒートアイランド現象の影響もあり、近年、短時間で比較的狭い範囲に集中的に降る豪雨が増えている。
東京工業大学の田中享二名誉教授が、2017年の建築学会大会で、「豪雨多発時代の屋上防水」というテーマで講演発表している。
この中で、人口が100 万人を超える12 都市における、1980 年代から2010 年代までの1 時間降水量50mm 以上の発生回数を調べたところ、この36 年間で、1 時間降水量50mm 以上が最も多かったのは東京で、13 回に達しているそうだ。今後、降雨負荷はさらに高くなる傾向にあるため、屋上にはより高い排水能力が求められる。研究の目的は、改修ドレンによる排水能力の低下に、警鐘を鳴らすことにある。具体的対策として、排水ドレンの追加、オーバーフロー管の併設が必要であると、結んでいる。
(この研究に関しては、別の機会で紹介する予定。)

さて上の写真のドレンに関しては、この結論に至るまで、①落ち葉などがつまらないよう掃除する。②住戸に浸水しないよう床面にモルタルで勾配をとる。③立ち上がり部に穴をあけ、ドレンを追加する。④スノコのステンレスを削って隙間を広げる。先週、竪管の下に葉っぱが詰まらないことを確かめたうえで、スノコを外してみることにした。作業時間は、ドライバーで1分だった。ここに至る2年というこの時間が、集合住宅のより良いメンテナンス、大規模修繕への、必要な回り道なのだろう。

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2017年 防災の日 9月1日
技と遊び心20170901

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「急流に立ちむかうオタマジャクシ」  

9月1日という日付は、94年前の大正12年(1923年)9月1日午前11時58分 に発生し、10万5千人以上の死者・行方不明者を出したマグニチュード7.9 の『関東大震災』に由来する。

現在想定されている「首都直下地震」は今後30年以内に70%の確率で起こるといわれているもので、2013年に国の中央防災会議が想定した被害は、死者2万3千人、経済被害95兆3千億円。しかし現在東京都の住宅の耐震化率はまだ8割。


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銀座の名建築でドレを見る
MUSEE企画展 ギュスターブ・ドレの『神曲』
ダンテ「神曲」、500年の時を超えた精緻な視覚化

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2017年8月23日(水)〜9月24日(日)11時〜18時 ※期間中の月・火は休廊。
銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)1階ギャラリーA、2階ギャラリーB 【料金】入館無料
〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目20 東京都中央区 銀座一丁目20-17 川崎ブランドデザインビルヂング

http://kawasaki-brand-design.com/exhibitions/%e4%bc%81%e7%94%bb%e5%b1%95-%e3%82%ae%e3%83%a5%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%96%e3%83%bb%e3%83%89%e3%83%ac%e3%81%ae%e3%80%8e%e7%a5%9e%e6%9b%b2%e3%80%8f%e3%83%80%e3%83%b3%e3%83%86%e3%80%8c%e7%a5%9e.html

ギュスターブ・ドレといえば、防水の歴史に興味のある多くの? 人にとっては、バベルの塔やノアの方舟といった聖書物語のシリーズが思い浮かぶのだが、是非ご覧いただきたい。
「ダンテの時代から約500年後の19世紀、『神曲』世界の重要な場面を、140枚近くの木版画で表現したのがまだ年若いギュスターブ・ドレ(1832-1888)だった。彼の挿絵本『神曲』は、当時の常識を超えた版の大きさと挿絵の多さでたちまち大評判となった。500年の時を超え、二大天才のコラボともいえるドレの挿画本『神曲』は、多数の場面を克明に可視化した功績は、美術史上画期的であり、現代に通じるヴィジュアル時代の幕開けとなった。(企画展ポスターより)」


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