FC2ブログ
(旧 「防水屋台村」建設中)
44回「水コンペ」テーマはBridging/つなぐ建築
作品提出期間は8月21日(月)~2017年10月6日(金)
1等賞金100万円

審査員DSC09994

総合防水材料メーカーである日新工業株式会社が主催する日新工業建築設計競技(通称・)水コンペ)が応募登録受付中だ。1等賞金は100万円。入賞者は11月の表彰式・パーティーの席で各審査員から講評を受ける。

概要

課題解説「Bridging / つなぐ建築」
ブリッジングには、「異なる場所の間に橋を架け、つなぐこと」という意味があります。
川の上に橋が架かると、そこには人やものの行き来が生まれます。近年では、異なるネットワーク同士をつなげて構築することを、ブリッジングといったりもします。
つまり、ブリッジ=つなぐことで、それまでなかったことが起こるようになるのです。ブリッジングは、ギャップや断絶を越えて、異なる性質のものとつながることができる概念です。
では、建築がブリッジングの役割を果たせるとしたら、どのようなあり方があるのでしょうか。建築は、何と何をつなぐことができるのでしょうか。つなぐことから建築を考えてみてください。


審査委員
【委員長】六鹿 正治(日本設計取締役会長)
【委 員】北山  恒(法政大学教授、architecture WORKSHOP主宰)
山梨 知彦(日建設計常務執行役員 設計部門副統括)
乾 久美子(横浜国立大学大学院Y-GSA教授、乾久美子建築設計事務所主宰)
長谷川 豪(ハーバード大学デザイン大学院(GSD)客員教授、長谷川豪建築設計事務所代表)
相臺 公豊(日新工業代表取締役社長)

賞金
◎1等  1点 100万円
◎2等  1点 50万円
◎3等  1点 30万円
◎佳作 8点 各10万円

■応募登録期間
2017年4月3日(月)~2017年10月2日(月)
■作品提出期間
2017年8月21日(月)~2017年10月6日(金)必着
審査の結果は入賞者に通知するとともに、『新建築』2018年1月号で発表
応募登録:http://kenchiku.co.jp/compe/cmp20170328-1.html

審査委員各氏からのコメント

六鹿正治:Bridgingとは、間に何かが存在して離れている2点間をつなぐことです。あたかも橋を架けるようにギャップを越えて線的につなぐことが原義です。歯のブリッジ、ヒートプリッジ、ブリッジ回路、ギターのブリッジも原義からの派生です。建築は空間をつなぎ、時間をつなぎ、そして人びとをつなぐことで、豊かな環境を形成するきっかけでありたいものです。

北山 恒 :現代は社会が分断されていくような危機を感じます。だからこそ、「つなぐ建築」というタイトルに重要な意味があります。建築は壁をつくり、概念のまとまりとしての空間をつくります。この切り取られた空間のなかで人びとは分断されています。建築は社会に対する思想を帯同しています。そこで「つなぐ建築」という思想をもつ建築を探求してください。

山梨知彦 :Bridgingという行為は、既に分節されているふたつのものをひとつにつなぐ作業に捉えられがちである。しかし、つなぐと同時に、その両端を新たなエレメントに分節し、さらには橋という新たなエレメントをも生み出すという、統合の中に分節を内包した極めてユニークな建築的行為とも捉え得る。「つなぐ」というキーワードを建築的に膨らませた提案を期待している。

乾久美子 :アメリカに留学してはじめてのスタジオの課題が「Bridge Project」でした。架空の設定の中でつなぐということの意味を考えたわけですが、それから20数年後の今、つなぐことの意味はどのように変化しているのか、あるいは全くかわっていないのか、結果を楽しみにしています。

長谷川豪 :最近よく耳にするつながりという言葉はたいてい「良い話」に使われます。でも実際にはつながってしまう窮屈さや鬱陶しさもあるはずです。Bridgingには既成の境界やカテゴリーを超えて、さまざまな物や事を結びつけてしまうダイナミズムがある。ドライで、ときには暴力的でさえあるかもしれない。「良い話」で終わらない提案をしてください。

相臺公豊 :日本語の「つなぐ」とは、「綱」が動詞化して生まれた言葉とされています。儒教の世界には、臣下の王に対する忠、子の親に対する孝、妻の夫に対する烈を以って「三綱」という言葉があります。つまり忠・孝・烈が2者を精神的につないでいるとされました。現代の社会や建築における「綱」とはどのようなものでしょうか?




↓ ほぼ週刊ウェブマガジン「ルーフネット」最新号 はこちらへ。
ホムペはこちら




防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会