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(旧 「防水屋台村」建設中)
仮設屋根 苫が鎮める 雨の音
震災仮設住宅の屋根の雨音

苫葺きで 断熱と防音
トタン屋根が潤いのある屋根に変身する。

被災地の仮設住宅の屋根はまずトタン葺きだ。神戸での大震災を経験した茅葺職人は、「暑さ寒さはもとより、雨天時に電話の音も聞こえなくなる程うるさいことが、大変なストレスになる」ことを知っているという。

実際、苫は薄くても茅葺き屋根だから、苫を1枚葺くとほとんど雨の音がしなくなるそうだ。

茅葺きの民俗学 

茅葺きの防音効果については、茅葺きのバイブル安藤邦廣筑波大名誉教授の名著「茅葺きの民俗学」(1983年はる書房、絶版)P26 「茅葺きのはたらき」の節に、こんな言葉がある。

ふじの木ばしら かややのあめ、 人こそ知らね屋の内に、すぐで立ったる人はなし
                                                          (浄瑠璃・卯月の潤色)

かややの雨とは茅葺きの家に降り注ぐ雨で、音のしないことのたとえである。都会の騒音にならされた現代人にとってかややの雨は一文の価値もないものかもしれない。 しかし茅葺きの家に入ってまず驚かされるのは、その吸い込まれるような静けさであり、且つその静けさの中にかすかに感じられる外の気配、、沢の流れや風の音である。全く室内の反響音がないからだる。茅葺きに住む人々に茅葺きと他の葺き材との違いについてたずねると、意外に多いのは「茅葺きは雨音がしなくて良い」という答えである。



この話の續きを聞きた人は、2017年5月31日、ビッグサイト西1「 R&R建築再生展」 のjWHA日本防水の歴史研究会ブースで、
神戸から来た、茅葺き職人、塩澤実さんに、どうぞ。 (入館は招待状または http://rrshow.jp/ 事前登録)で無料。

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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会
on the roof

on the roof 20170520
屋根は美しい


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