(旧 「防水屋台村」建設中)
2017 JWHA イベントプログラム 
5月31日(水)~6月2日(金) 日本防水の歴史研究会ブース 

   屋根・防水・雨仕舞   屋根屋の知恵と技のルーフネット

ふきひるがおDSC01338

第22回R&R建築再生展 東京ビッグサイト
西1 ホール「JWHA日本建築の歴史研究会」ブースにて

今年は、(一社)日本茅葺き文化協会、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト、銀座たてもの展実行委員会、菅沼起一古楽アンサンブル、燃水祭世話人会、日本熊森協会、ビッグイシューの協力を得て出展します。事前登録で無料http://rrshow.jp/

演奏、ミニゼミ、公開インタビュー プログラム

5月31日(水)  
苫(トマ)編み、苫葺き実演
10時~17時 苫(トマ)編み、苫葺き実演 日本茅葺き文化協会  茅葺屋・塩澤実さん、くさかんむり・相良育弥さん
14時~15時 茅葺き博士(安藤邦廣筑波大学名誉教授)のなんでもQ&A(ミニゼミ)、
15時~   茅葺きのビデヲ 

6月1日(木)
中世音楽アンサンブル 建築と音楽live
10:30~リハーサル
11:30~12:00 中世音楽アンサンブル 建築と音楽live 1回目
13:00~13:30 中世音楽アンサンブル 建築と音楽live 2回目
鏑木綾(歌)
菅沼起一(リコーダー、ショーム、お話)
小花恭佳(リコーダー、ショーム)
佐藤駿太(ヴィオラ、ハーディ=ガーディ)
森田叡治(チェロ)
演奏《プログラム》
Opening:
・ティルマン・スザート:ラ・モリスク(『ダンスリー』より)
Tielman Susato(c1510~1515 - after1570): La morisque from “Danserye” (Antwerp, 1551)
建築と音楽:
・ピエール・ド・ラ・リュー:アニュス・デイ(《ミサ・ロム・アルメ》より)
Pierre de la Rue(c1452 - 1518): Agnus Dei from Missa L'homme arme
楽器紹介:当日のお楽しみに!
屋根と音楽:
・ジャケス・ド・ヴェルト:屋根の孤独な雀も
Giaches de Wert(1535 - 1596): Passer mai solitari'in alcun tetto
ブリューゲル時代の音楽:
・ヤコブ・オブレヒト:タンデルナーケン
Jacob Obrecht(1457/8 - 1505): Tandernaken
・ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ:さようなら、私の心の喜び
Jacobus Clemens non Papa(c1510~15 - 1555/6): Adieu delices de mon coeur
・スザート:第4ブランル
Susato: Les quatre branles

中銀カプセルタワービル保存再生 パネル、ビデヲ、その他
13:55~14:40 セミナー会場で前田達之氏の講演、
         その後ブースでQ&A 及び カプセルタワー関係者の公開インタビュー
15:20~15:50 「銀座レトロギャラリーMUSEE」オーナーの川崎力宏氏

秋田県豊川村の瀝油の利用
16:00~16:30 明治時代から昭和時代の防水の知恵  佐々木榮一氏
     
6月2日(金)
旧約聖書に記された防水と植物の話 
11:00~15:00 講師の中島路可先生がご高齢による体調不良のため、内容・日程調整中
1350年の時空を超えて 越の国(新潟県)と近江国(滋賀県)を結ぶ燃水祭
10:00~16:00 燃水祭(ねんすいさい)世話人会
        会期中JWHA日本防水の歴史研究会事務局が ARKアスファルトルーフィング工業会の協賛を得て資料配布

その他、日本熊森協会による皮むき間伐、ビッグイシューJAPANの「住宅政策提案書」配布、 展示と様々な公開インタビュー、ビデヲ。




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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会
異人井戸の小屋屋根は笹葺き
新潟県黒川油田

シンクルトン (2)
「竪穴井戸の小屋は、丸太組に笹で屋根を葺き、屋根と地面の間から明かりをとっていた」.との記録がある(が、この模型そのものは笹葺きではない)。


シンクルトン (1)

明治6年(1873)、英国人医師シンクルトンが新潟県黒川村塩谷村を訪れた。従来の水平堀りに代わって竪穴井戸掘りを指導した。

坑壁に井桁野枠が組み込まれ、黒川油田は近代化された。これらの井戸は異人井戸と呼ばれ、毎年7月1日黒川燃水祭が斎行される黒川石油公園内の油坪やシンクルトン記念館の裏山に今も多く残っている


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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会
京都文化博物館
旧日本銀行京都支店

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1906年(同39年)6月竣工。日本銀行京都支店(現在の日本銀行京都支店は木屋町二条)。設計辰野金吾です。建物の外観は煉瓦造、2階建、一部地下1階、屋根はスレート(粘板岩)・銅板葺。

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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会
JWHA 日本防水の歴史研究会 のミニゼミ・公開インタビュー
JWHA 日本防水の歴史研究会 のミニゼミ・公開インタビュー
2017年5月31日~6月2日 10:00~16:00

ワイルドブーケ20170527
ワイルドブーケ20170527


触ってみよう、聴いてみよう、編んでみよう、尋ねてみよう

東京ビッグサイト 西1「R&R建築再生展」JWHA日本防水の歴史研究会ブースで。

講師の先生に直接尋ねてみよう、それをそばで聞くことも、もちろんOK

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① 茅葺き博士のなんでも Q&A 
② 茅葺き調査とドローンの活用
③ 苫を編む
④ 茅葺きの歌
⑤ 苫で仮設住宅屋根の雨音対策
⑥ 中銀カプセルタワービルの何が面白い?
⑦ 住人が語る 中銀カプセルタワービルのあんな事こんな事
⑧ 「誰が黒川紀章を殺したか」    銀座の「白い方舟」。
⑨ 黒川紀章こぼればなし
⑩ 防水の歴史は5000年 聖書と日本書紀の記述から
⑪ 縄文のアスファルト 国産アスファルトの暦史
⑫ バベルの塔の音楽
⑬ 建築と音学
⑭ 明治41年の巨大土木事業。秋田の土瀝青による淀橋浄水場防水工事
⑮ 屋根のトライボロジー
⑯ 日本熊森協会の皮むき間伐で出た、桧皮の利用
⑰ 光琳かるたの苫小屋は可能か
⑱ 雨漏りの歌 秋の田の・・・は
⑲ ルーファーの能 玄上  
⑳  ビッグイシューの住宅政策提案
㉑  聖書と防水三部作
㉒  ギルガメッシュ叙事詩に見る紀元前3千年の防水仕様
   などなど

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これからの民家園を考える
日本茅葺き文化協会
第8回茅葺フォーラム岩手県北上大会

15茅文協 第8回茅葺フォーラム岩手県北上大会 (1)


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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会
RNY347 窓のリフォームに見るトライボロジー
トライボロジーで16万5000円節約
戸車摩耗の問題と耐久性

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「トライボロジ―( tribology)」(摩擦・摩耗・潤滑の科学と技術)の研究開発は、1966年英国において、摩擦や摩耗による損害を推定した報告書(ジョスト報告)でこの用語が提唱されたことを契機に発展した。ギリシア語で「摩擦する」を意味するトリボスを語源とする。トライボロジーとは、2つの物体が互いに滑り合いながら相対運動を行った場合、その接触面、およびそれに関連する実際問題についての科学技術の一分野であり、トライボロジーに関わる人間をトライボロジスト(tribologist)という。

今回は、窓の開閉のトラブルの原因となる摩擦摩耗の問題だ。
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建物の再生を支えるトライボロジ―技術 ⑨
テツアドー出版、月刊「リフォーム」2017年5月号より転載



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リ協が25回通常総会と報告会
第25回通常総会・報告会を開催
NPOリニューアル技術開発協会


茅文協 第8回茅葺フォーラム岩手県北上大会 (2)
総会で承認された新入会員。

NPOリニューアル技術開発協会(望月重美会長)は平成29年5月16日,東京都江東区の古石場文化センターで第25回(平成29年度)通常総会と各部会の活動報告を行った。
各部会と部会長は以下の通り。(敬称略)
1.設計、設備、マンション管理合同部会(部会長・高 治弘/ケイオー)
2.シニアライフサポート部会(木村章一/ブライトワークス)
3.設備改修技術研究部会(鶴田進/長谷工リフォーム)
4.新技術検討部会(三條場信幸/エスケー化研)
5. 超高層マンション研究部会(大西正人(アワーブレーン環境設計)
6.リニューアル技術教育部会(山田昌喜/RSK)


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茅葺き技術講習と道具展
2017 5月28日(日) 10時から 茅葺きを学ぶ
東京・世田谷 次太夫堀公演民家園で

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いつ どこで 誰が
覚えておこう
2017年5月24日 共謀罪法案衆院通過
2017年5月24日 共謀罪法案衆院通過
「黒川紀章と水コンペ」こぼれ話
「黒川紀章と水コンペ」こぼれ話
「JWHA日本防水の歴史研究会」ブースで知られざる資料展示

200黒川委員長選考中 立


 黒川紀章設計の「中銀カプセルタワービル」に対する若者やアーティストの関心が、高まっている。カプセル内での展示やアートイベントが活発だ。これに伴い、カプセルタワービルの保存・再生運動も本格化してきた。テレビ、雑誌、新聞の報道も目に付く。その理由としてはメタボリズムの実用建築としての意義や、ユニークな形状に加えて、黒川思想の再評価という側面もあるようだ。
200選考中 座

 黒川紀章の評伝は相変わらず人気があり、近年では2015年4月に草思社より発刊された曲沼美恵著「メディアモンスター・誰が黒川紀章を殺したか」(ブースで販売予定)が注目される。同書538頁には、水コンペの審査委員長当時の黒川と気鋭の建築家・隈研吾との確執も描かれている。
200黒川選定一人



 その舞台となった日新工業・水コンペで黒川は審査委員を16年間、うち2年は委員長を務めた。今回、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト、銀座たてもの展実行委員会の要望を受け、水コンペ43年の歴史から、黒川紀章が審査委員長だった時期の審査の様子などを展示する。
600水コンペ 選考委員とテーマ


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RNY346 明治の近代化を支えた巨大土木事業
RNY346 明治の近代化を支えた巨大土木事業
明治41年の新宿淀橋浄水場防水工事。

ワールド工芸真鍮
大量の土瀝青を運んだのが英国製のこのSL。(模型写真提供:ワールド工芸。HOゲージ、1/80 。)

1892年、東京市が新宿西口付近の淀橋浄水場建設工事用としてベイヤー・ピーコック社に発注した2輌のCタンク。浄水場工事が終わると機関車は鉄道庁に譲渡され、その後臨時台湾鉄道隊に転用された。
近代防水の始まりは1905年。その13年前、明治の近代化を支える巨大インフラ 淀橋浄水場に、秋田県の土瀝青(天然アスファルト)が大量に、運ばれ、防水施工された。掘り出したのは 穴原商会。ここから木下金蔵、岡田平蔵が別れた。多くの資材とともに、アスファルトを運んだのがこの機関車だ。

2017年5月31日~6月2日。東京ビッグサイト西1 で開催される「R&R 建築再生展の」“JWHA 日本防水の歴史研究会ブース”で近代前夜日本の巨大プロジェクト、淀橋浄水場の防水工事で大量に使用された天然アスファルトに関する展示があります。それを運んだSLの話も。(入館は招待状または http://rrshow.jp/ 事前登録)で無料。



淀橋浄水場
淀橋浄水場。アスファルトの歴史に関する古典的資料、村岡坦著「アスファルト」に掲載されている東京市水道沈殿池のアスファルト塗布の写真である。明治32年12月17日、淀橋浄水場内で落成式開催と書かれている。


この有名な写真は、各所で引用されているが、写真に写っている工事に関する裏付けがなかった。村岡は明治43年8月発行の「アスファルト」のp.121に写真第十一としてこの写真を掲載し、「東京市水道沈殿池アスファルト塗布実況」と写真説明を添えているだけである。しかし、その前ページには「池槽の漏水防御」として防水仕様を示している。

東京都水道局が昭和41年に発行した「淀橋浄水場史(非売品)」。この資料から、この有名な写真の施工時期は明治41年末と推定できる。明治25年から始まった工事は32年に完成、給水を始めたが、直ぐに使用水量が増加し2期工事が計画された。

実は第1期工事では防水工事は施工されなかった。第2期工事の実施設計に対して「既設の沈澄池、ろ池はいずれも粘土張りの防水工だったが、増設分には結成石表面に厚さ五分のアスファルトを塗るよう設計変更し、明治39年10月の市会の議決を得た」(同書53ページ)とある。

あの見慣れた写真は、まさにこの第2期工事のものであろう。諸般の事情で工期は遅れ、秋田から大量に運ばれた天然アスファルトによるによる防水工(土木野分野では建築と違って「防水工事」とは呼ばず、「防水工」、といいます)が施工されたのは41年末から42年初めである。こうして2期工事は明治42年3月末竣工、直ぐに使用開始された。「アスファルト塗り工事のおかげで漏水等の試験結果は良好だった」(同54ページ)と記されている。

 江戸中期の景勝地は明治には浄水場となり、新宿再開発で東京が爆発する直前、超高層ビル群に膨大な電力を供給するために地下16メートルの変電所が建設される。地下5階の逆打ちの突貫工事。それを追っかけて夜を徹しての熱アス防水の工事が1年半続いた。


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日本熊森協会と防水
皮むき間伐の杉皮を小屋の屋根に葺けないか
[みんなの家」と「日本熊森協会の皮むき間伐」のルーフネット
 
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そんなアイデアが浮かんだのは、釜石漁師のみんなの家の屋根葺き経験からだった。
5月31日~6月2日 東京ビッグサイト西1 「R&R建築再生展のJWHA日本防水の歴史研究会」ブースで、触りながら考えて下さい。(入館は招待状または http://rrshow.jp/ 事前登録)で無料。


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「みんなの家」をつくるプロセスにはどのような意味があるのでしょうか。
 伊東豊雄建築設計事務所(当時)釜石漁師のみんなの家に取り組んでいた 高池葉子さんのフェイスブックを思い出しました。

・山から木を切り倒し、一枚一枚皮を剥き、屋根の材料に使う。 ・釜石の土で、土壁を塗る。 ・全国から集まったボランティアが、地元の人と一緒になってつくる。  このような普段の建設現場では見られない”手間のかかる”ことをあえて行う意味は、建築の成り立ちを一から見直すところにあると思います。
それはまた、建築に限らず、ブラックボックス化されたあらゆるものの成り立ちや関係を思い返す試みでもあると思います。
『イクラが卵だということを知らず、そのまま海を泳いでいるものだと思っている子どもが多い。そういう子どもたちに本当の海の幸の成り立ちを教えたい。』と君ヶ洞剛一さん(釜石のホタテ屋・ヤマキイチ商店)は語っていました。 私も、この小さな建築を通して、現代社会の便利さの陰で忘れ去られたものを再発見していければなと思っています。

 
台風の翌日
屋根葺き材として、幅25cmの大きさを1枚として、合計2000枚の杉皮が必要だった。

手前はバーレーンから運ばれた漁師小屋。バーレーンはこの小屋を含む展示で2010年ベネチアビエンナーレにて金獅子賞を授賞した。
右手奥が日本の精巧な技術と素材を使った新しい「みんなの家」で,二棟で一つの漁師の「みんなの家」となっている。

プロジェクトを担当する伊東豊雄建築設計事務所 高池葉子さんはフェイスブックの中で、漁師の「みんなの家」とは何のためのもの、誰のためのものかを、こう説明している。
大きくは以下4つのコンセプトでできています。
発信: ここから釜石の魅力を発信し、釜石の漁業発展のキーステーションにしたい。
体験:「漁師のまちツアー」の発着点とし、都市から釜石へ人を呼んでくる。
教育:かっこいい漁師の仕事を伝えて、漁師ファンを増やす。
物販:日常的には朝市や魚の販売を行う。



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防水広告熊森
防水専門誌である月刊「防水ジャーナル」10月号の表紙広告として熊森協会の広告を掲載し、その費用を防水団体が支援した(発行元である新樹社も一部負担した)。これに対して熊森協会会員から感謝の言葉が寄せられた同時に、防水業界ではもちろん建築業界でも珍しい試みとして業界内外から注目された。
杉本理事長(当時)によると、全アロン防水組合でのこうした活動を経て「若い世代からも、本業の防水を通しての社会貢献の道を探ろう」という動きも出ているそうだ。

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仮設屋根 苫が鎮める 雨の音
震災仮設住宅の屋根の雨音

苫葺きで 断熱と防音
トタン屋根が潤いのある屋根に変身する。

被災地の仮設住宅の屋根はまずトタン葺きだ。神戸での大震災を経験した茅葺職人は、「暑さ寒さはもとより、雨天時に電話の音も聞こえなくなる程うるさいことが、大変なストレスになる」ことを知っているという。

実際、苫は薄くても茅葺き屋根だから、苫を1枚葺くとほとんど雨の音がしなくなるそうだ。

茅葺きの民俗学 

茅葺きの防音効果については、茅葺きのバイブル安藤邦廣筑波大名誉教授の名著「茅葺きの民俗学」(1983年はる書房、絶版)P26 「茅葺きのはたらき」の節に、こんな言葉がある。

ふじの木ばしら かややのあめ、 人こそ知らね屋の内に、すぐで立ったる人はなし
                                                          (浄瑠璃・卯月の潤色)

かややの雨とは茅葺きの家に降り注ぐ雨で、音のしないことのたとえである。都会の騒音にならされた現代人にとってかややの雨は一文の価値もないものかもしれない。 しかし茅葺きの家に入ってまず驚かされるのは、その吸い込まれるような静けさであり、且つその静けさの中にかすかに感じられる外の気配、、沢の流れや風の音である。全く室内の反響音がないからだる。茅葺きに住む人々に茅葺きと他の葺き材との違いについてたずねると、意外に多いのは「茅葺きは雨音がしなくて良い」という答えである。



この話の續きを聞きた人は、2017年5月31日、ビッグサイト西1「 R&R建築再生展」 のjWHA日本防水の歴史研究会ブースで、
神戸から来た、茅葺き職人、塩澤実さんに、どうぞ。 (入館は招待状または http://rrshow.jp/ 事前登録)で無料。

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on the roof

on the roof 20170520
屋根は美しい


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ルーファーのための音楽会 2017.6.1(木)
菅沼起一&中世音楽アンサンブルのオリジナルコンサート
建築と音楽 live  6月1日 11:30~東京ビッグサイト西館1 
屋根と音楽
昨年の演奏の様子

事前登録で無料 http://rrshow.jp/      

2017年6月1日(木)  「屋根を遊ぶ」
11:30~12:00 中世音楽アンサンブル 建築と音楽live 1回目
13:00~13:30 中世音楽アンサンブル 建築と音楽live 2回目

Thème de Roofnet S'amuser en toiturant
屋根の歴史・防水の歴史を音楽や美術を通して見るという屋根遊び。



「出演」
鏑木綾(歌)
菅沼起一(リコーダー、ショーム、お話)
小花恭佳(リコーダー、ショーム)
佐藤駿太(ヴィオラ、ハーディ=ガーディ)
森田叡治(チェロ)

「プログラム」
Opening:
 ・ティルマン・スザート:ラ・モリスク(『ダンスリー』より)
  Tielman Susato(c1510~1515 - after1570): La morisque from “Danserye” (Antwerp, 1551)
建築と音楽:
 ・ピエール・ド・ラ・リュー:アニュス・デイ(《ミサ・ロム・アルメ》より)
  Pierre de la Rue(c1452 - 1518): Agnus Dei from Missa L'homme arme
楽器紹介:当日のお楽しみに!
屋根と音楽:
 ・ジャケス・ド・ヴェルト:屋根の孤独な雀も
  Giaches de Wert(1535 - 1596): Passer mai solitari'in alcun tetto
ブリューゲル時代の音楽:
 ・ヤコブ・オブレヒト:タンデルナーケン
  Jacob Obrecht(1457/8 - 1505): Tandernaken
 ・ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ:さようなら、私の心の喜び
  Jacobus Clemens non Papa(c1510~15 - 1555/6): Adieu delices de mon coeur
 ・スザート:第4ブランル
  Susato: Les quatre branles         



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天然アスファルトの防水への利用
天然アスファルトの研究者・佐々木榮一氏が展示発表
日本最大の土瀝青鉱山の歴史
明治中期・民家屋根に施す防水工事の画も

この資料は、2017年5月31日(水)から6月12日(金) 東京ビッグサイト西1ホールで開催される「2017年 第22回 R&R 建築再生展」のJWHA日本防水の歴史研究会(聖書や日本書紀に書かれた防水の歴史)、のブースで展示・解説される。
(入館は招待状または・・ http://rrshow.jp/ 事前登録で無料 )。




タールピット② (2)


タールピット② (1)


なお日本防水の歴史研究会(聖書や日本書紀に書かれた防水の歴史)のブースは、中銀カプセルタワービル保存再生プロジェクト、銀座たてもの実行委員会、日本茅葺き文化研究会(草屋根による循環・再生の思想、苫葺き・苫編み実演)、中世古楽アンサンブル(バベルの塔時代の音楽演奏)、ビッグイシュー、日本熊森協会との協力ブースです。

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屋上神社の屋根
松坂屋のカクゴ神社
屋上神社の屋根 R0140663
銅板屋根のマイ神社

松坂屋から銀座6
 銀座SIXと名が変わり 屋上(やね)に松坂屋のカクゴ神社

カクゴ稲荷 R0140664


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鶴川絵日記 稲わら
この時期にこの稲わらが存在する、ということ



稲わら
絵日記20170516
「中銀カプセルタワービルの事例で見る名建築を再生する5つの方法」

カプセルタワー保存・再生PJT 前田達之代表が「建築再生展」で講演。展示も。  
 
住民にしか見えない視点、カプセルファンの飲み会の中で熟成された
カプセル生活の楽しみ方・保存活動の面白さを語る。
 カプセルりりーす

 
中銀カプセルタワービル保存・再生にかかわる最新情報を中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト前田達之代表が「中銀カプセルタワービルの事例で見る名建築を再生する5つの方法」のテーマで講演する。
2017年6月1日(木)13:55~14:40 東京ビッグサイト西1ホールで開催される「2017年 第22回 R&R 建築再生展」の特別セミナーの2日目のメニューである。セミナーの受講予約は不要で無料。
(入館は招待状または・・http://rrshow.jp/事前登録 )
 

中銀カプセルタワービルは昭和47年(1972年)竣工。黒川紀章の初期の代表作で、当時世界的に話題になった「メタボリズム建築運動」の世界初の実用建築、という点で建築関係者には有名であり、そのユニークな形状で若者を引き付けてやみません。また「外国人観光客が見たい日本の現代建築」ナンバーワンでもあります。
 
しかし「建築再生展」の主催者が注目したのは、このことに加えて、今カプセルタワービルの中で起こっていること、のようです。雨漏りがして、給湯もできないビルにどうしてそこまで、住みたがるのか。不可能と言われた修繕やメンテナンスを、何とか実現しようとするエネルギーはどこから生まれるのか。
 
黒川紀章は「メタボリズム」の中に「セルフエイド」という概念を忍ばせ(組み込み)ました。そして「我々が追球したいのは、住民の参加、住民のセルフエイドシステム を刺激する原理として成長し、変化する建築である」と 言いました。この言葉は「住み手がその建築に住むことによって、自らの住まい方を自問自答し、延いては改修のあり方まで真剣に考えてしまう 建築」と読み替えていいのだと思います。
 「住まいとは何か、家とは何か、住み続けることの難しさ、建築部材や構成要素は単に長持ちすればよいのか、循環あるいは容易に交換できることの方が良いのか」。我々は通常のマンションでは起こりえない、様々なトラブルと向き合う中で、知恵を絞り、苦労を楽しみ、仲間の住人と緩く、時に深く関わり助け合っています。(黒川紀章の予見を超えた新しいコミュニティーの胎動を、ここに見る人がいるのかもしれません。)
 
 当日は、住民にしか見えない視点、カプセルファンの飲み会の中で熟成された、カプセル生活の楽しみ方・保存活動の面白さをお話します。セミナー講演の後は、カプセル保存再生プロジェクトのブースで質問にもお答えします。 是非お立ち寄りください。
 
なお中銀カプセルタワービル保存再生プロジェクトのブースは、銀座たてもの実行委員会、日本茅葺き文化研究会(草屋根による循環・再生の思想、苫葺き・苫編み実演)、中世古楽アンサンブル(バベルの塔時代の音楽演奏)、日本防水の歴史研究会(聖書や日本書紀に書かれた防水の歴史)、ビッグイシュー、日本熊森協会との協力ブースです。 (中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト、銀座たてもの展実行委員会)




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「草の循環」、「苫の思想」。茅葺きに学ぶ建築再生
安藤邦廣会長のミニゼミや苫編み実演
茅葺き文化協会が R&R建築再生展 に出展

茅文協 リリース 

「草の循環」、「苫の思想」。茅葺きに学ぶ建築再生
茅葺き文化協会が R&R建築再生展 に出展

はたすすき 尾花逆葺き 黒木もて 造れる室は 萬代までも」 
これは万葉集第8巻に収められた歌です。「逆葺き」は茅の穂先を下に向けた葺き方で、この葺き方は耐久性には乏しいが、施工が容易で、薄く葺いても雨漏りしにくいのが特徴です。皮つき丸太を骨組みにして屋根にはススキを逆葺きにしたような素朴な小屋を好ましいものとして、その永遠性を歌ったもので、「苫の思想」を象徴する歌と言えましょう。


(一社)日本茅葺文化協会は5月31日(水)から6月2日(金)まで、東京ビッグサイト西1館で開催される「第22回 R&R 建築再生展」に出展協力し、苫の思想を紹介する。 http://rrshow.jp/  事前登録で入場無料

R&R建築再生展は「建築再生は単に劣化した機能の回復を行う守りの対策にとどまるものではない。新しい時代の課題に応える手段として、防災、安全・安心、省エネ・省資源、快適・健康、長寿命を目標とし、建築ストックの再生・活用改修を通して新しいライフスタイルを創造し、多様な効果を生みだす新分野と捉える必要がある」という認識のもと、平成元年から開催されており、今年のテーマは「改修がもたらす 新しいライフスタイル」である。

 今回、日本茅葺き文化協会は、「JWHA日本防水の歴史研究会」のブースの半分近くのスペースを利用して、苫葺きと苫編みを実演する。作業に当たるのは日本茅葺き文化協会メンバーの塩澤・相良両氏で(5月31日)、安藤会長も、ブース内で話し(「茅葺き博士のQ&A」5月31日14:00~15:00)する予定。
 
日本茅葺き文化協会では「茅葺きは、とても古く、かつ新しい技術です。痛みのひどい部分の挿し茅によって全体の新陳代謝を図り、農耕社会における屋根葺きと肥料という草の循環が成立しているのです。 この知恵が今の時代いかに役立つかを、展示会の会場でお知らせしたいと思います。」としている。

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RNY345 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 7
 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 7
創った人 愛する人 守る人

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 「中銀カプ セルタワービル」は世界遺産になりうる建築であり、日本発のムーブメン トであるメタボリズムを代表する建築である。2007年に管理組合は建て替えを決 議した。ところがどっこいまだ立っている。黒川紀章設計であるという理由で関心を示さない設計 者や、「えっ!まだ建っているの?」という建築関係者、「黒川紀章が設計者である」ことを知らずに何やら有名 なカプセルに興味を示す人たち、黒川紀章もメタボリズ ムも知らないがカプセルタワーが大好きで集まる若者た ち。満身創痍の名建築を取り巻く空気は「建て替えやむ なし」感が濃厚だった2007年と比べて10年後の今、 大きく変わっている。 連載7回目の最終回は「中銀カプセルタワービルを、創った人 愛する人 守る人(戦う)人」でひとまず締めくくりだ。

2016年10月号から始まった、連載「①保存か建て 替えか中銀カプセルタワービル」はその後、2016年 11月号で「②そもそも中銀カプセルタワービルってどんな建物?」、12月号で「③メタボリズムは知らなくて もカプセルは好き」、2017年2月号で「④カプセルの セルフエイド」、3月号で「⑤黒川紀章と水コンペの話」、 4月号で「⑥中銀カプセルタワービルを保存する7つの方法」を掲載してきた。このうち②ではカプセルの構造 や修繕案、④では2016年末に行われた修繕工事の 内容を紹介した。

縄跳び


創った人・黒川紀章 についてはは本連載①、②、③をご覧いただきたい。また人間黒川紀章がなぜカプセルタワービルを創ったのかを知りたければ曲沼美恵著「メディアモンス ター誰が黒川紀章を殺したのか?」650頁、がお勧めだ。著者はその前書きにこう記している。
「マスメディアの隆盛とともに大きな存在となり、彗星 のごとく去っていった建築家、黒川紀章。その人生は、あたかも「日本」を映し出すメディアのようでもあった。 奇跡と言われる復興を遂げ、丹下健三を「世界のタンゲ」 にした日本が黒川をただのドン・キホーテにした。その劇的な人生の幕が閉じられたのは2007年10月12日。選挙に出た時、彼の体は末期ガンに冒されていた。それでもなお、彼は舞台に立とうとした。饒舌だった建築 家が黙して語らなった謎めいた行動のわけを知るには、 もう一度、彼の人生を、最初から辿りなおさなくてはならなかった。」

愛する人・中銀カプセルタワー応援団の関根夫妻。

2005年の11月からカプセル住民となった関根夫妻。「最初の3年間は二人きりで孤独に、でもそれなりに楽しい週末を過ごしていたのですが、2008年5月から思い切って自分たちもブログを始めてみました」という。週末だけ過ごす関根夫妻が、タワーが保存されること を願いつつ、中銀カプセルタワービルでの出来事を綴ったのが「中銀カプセルタワー応援団」ブログだった。このブログを通じてカプセル内のまた外部のカプセル好き が出会う。興味のある人たちを自分のカプセルに案内し、穏やかに、丁寧にその魅力を伝えてきた。その数は300 回、500人を超える。全140個のカプセルの中で状態 が良く、かつオリジナルの形を留めている住戸は多くは ない。関根さんのカプセルはその中の数少ない一例だ。 「わが応援団は、ただカプセルが保存されることを祈り ながら、みんな集まってビールをグビグビ飲むだけの団 体」と関根さんはいうが、その「ひたすら祈る」活動が、「ひたすら祈るだけ」だったからこそ、保存・再生プロジェクトや銀座たてもの展などが活躍する、次のステップにつながっていったといえる。


 

守る人、あるいは戦う人 
[中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェ クト」前田達之代表。


2010年に初めてカプセルを取得。2011年より中銀 カプセルタワー管理組合法人で監事を務め、ビルの保存・ 再生を求めて、管理組合、管理会社、オーナーと交渉 を続けており、現在14カプセルのオーナーでもある。「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトの目的は、この歴史的建築物を、後世に末永く引き継いでいくことであり、その実現のために ①建物を使い続ける ために、カプセルのオーナー、管理組合に対し、適切な 修繕活動を促進する ②カプセルの価値を高めるために、 新たな使い方を提案する ③建物の認知を高めるために、 幅広い広報活動に力を注ぐ」としている。その活動を銀座に欠かせない建物として、「銀座たてもの展実行委員会」すがわらたかみさんがサポートする。


 この連載の目的は、満身創痍のカプセルタワーを前に、 この建物を「残したいか残したくないか」、「残すべきか 残さざるべきか」、「もし残すとすれば、どうすればよい か」、「防水・雨仕舞に関わるものとして、残すとすれば 何ができるか」を考えることである。  カプセルの修繕・交換を誰よりも望んだのは黒川紀章 だった。カプセル交換の要望書を書き、危険通告し、修 繕計画案を提出し、工事費比較も示し、黒川紀章のブラ ンド力を利用したファンドの提案を行い、住戸の買い取りまで始めたが、2007年管理組合によって否決された。 黒川が末期がんに侵され、選挙戦に破れ、人生の幕を閉じたのは2007年10月12日だった。 近現代の名建築である中銀カプセルタワービルは、仮 に世界遺産として保存が決まったとしても、これまでの 国宝・重文建築物のように創建時の構造、部材に手を加えない、というあり方は難しいかもしれない。そもそも 建物自身がメタボリズム・新陳代謝、カプセルの交換を 前提としているのだから。黒川紀章は、「私の建物がな くなっても私の思想は残る」といって100冊の著作を 残した。(黒川紀章建築都市設計事務所のサイトで、国 内56の、海外44の著作のリストがみられる。http:// www.kisho.co.jp/page/315.html)

カプセル内部1 DSC09427 

カプセルは変化し、居住者は様変わりする。黒川紀章は「我々が追球 したいのは、住民の参加、住民のセルフエイドシステム を刺激する原理として成長し、変化する建築である」と いった。リフォーム関係者はしばしば「建築家は改修を 考えた設計を新築時にするべきである」というが、黒川 のこの言葉は「住み手がその建築に住まうことによって、自らの住まいとその改修のあり方を真剣に考えてしまう 建築」と読み替えていいのだろうか。 今、中銀カプセルタワーの住人は、しっかりカプセル タワービルという建物に「刺激」され、「セルフエイド システム」が発動し、動きだしている。その動き方は、 黒川が「共生の思想」の中の「共生の思想とメタボリズ ム」の章で示した形とは、ほんの少しずれがあるかもし れない。しかしカプセルタワービルの居住者の中に、メ タボリズムというイズムとは無縁だが、カプセルを愛し、 ひたすら存続を願う人が現れ、増殖し、そんな居住者が しばしば、カプセル内の飲み会で話し合う。保存運動が 立ち上がり、賛同者が幅広く集まる。いったん否決され たカプセルの交換を含む大規模修繕を再提案し、有志に よる修繕を実施してしまった。管理組合の反対派もその 成果を無視できない状況になりつつある。

かつて改修工事は困難で、挑戦的で、利益も上がるマー ケットであった。新築工事の減少、ストックマーケット の増加、職人不足などの要因から、リフォーム市場はさ まざまな欲がうごめくダークな業界というイメージが広 がっている。建物保存、住人目線で工事に取り組む挑戦 的な工事店や設計者は少ない。そんな現状で、今銀座8 丁目に建って、治療を待っているカプセルタワーをリ フォームビジネスの目で見れば、アンタッチャブルと言 われて当然だ。面倒で経費面での手離れの極めて悪 そうな仕事だからである。しかし世界遺産になりそうな建物が、雨漏りが原因で壊されることを、防水やリフォームを生業とするものが手をこまねいてみていていいもの だろうか。「難しい・できない」仕事に挑戦して喜ばれ、 儲け、やりがいを感じて、育ってきたのがリフォーム業 界ではなかったのだろうか。 大規模修繕のあり方を模索する際、中銀カプセルタ ワービルはある極端な例ではあるが、修繕工事の新しい進め方を示している保存・再生運動の極めてピュアな例として、半身でもいいから、保存・再生プロジェクトに足を突っ込んで、遊び心を失わずに研究することで得られる成果は想像以上に大きいはずだ。
 黒川の思想は時代の先を行き過ぎた、と言われる。 10㎡140個のカプセル。その中の一部のカプセルの中で始まっているこの動きは、恐らく意識せずに黒川の思 想に追いついた人たちの発見・驚き、喜び、化学反応なのかもしれない。
 

月刊「リフォーム」2016年10月号から、保存か建て替えか、で紛糾する世界的に著名な中銀カプセルタワービルの連載が始まった。本コーナーでは、その記事を順次転載している。今回はその7回目、最終回。2017年5月号より。

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2017年5月14日 
食べられない苺のブーケ DSC01112
食べられない苺のブーケ

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バベルの塔 の音楽
バベルの塔 の音楽
NAXSOSミュージックライブラリ―2017.5.12現在のメニュー

ばべる「
3000年前の超高層建築の防水・シーリング


①広瀬勇人 : バベルの塔
アルバム 第13回世界吹奏楽大会 2007 - アイルランド、キラーニー(名古屋芸術大学ウインド・オーケストラ)
レーベル Mark Records [7215-MCD]  再生時間 11:09  


②ルビンシテイン : バベルの塔 Op. 80 - 序曲
アルバム ルビンシテイン:バベルの塔 - 序曲(ザンパラス/ボフスラフ・マルティヌー・フィル/ミッチェル)
録音   Dom Umeni, Zlin, Czech Republic, 12-14 November 2010
レーベル Centaur [CRC3204]  再生時間 4:30  

③L. ニールセン : バベルの塔 Op. 35
アルバム L. ニールセン:バベルの塔(デンマーク国立放送合唱団&交響楽団/ヒューズ)
録音   Danish Radio, Denmark, 1-3 October 1999
レーベル Dacapo [8.224157]  再生時間 35:09  

④M. カーゲル : バベルの塔(抜粋)
アルバム ミュンヘン音楽コンクール委嘱作品集
レーベル Oehms Classics [OC533]  再生時間 15:59

⑤G. ハード : バベルの塔
アルバム ハード:室内楽作品集(ハード・アンサンブル)
録音   Ear Relevant Audio and Ex'pression Studio, United States,
レーベル Innova [INNOVA937]  再生時間 1:04  

バベルの塔:かつて世界中に言葉はひとつしかなく、みな同じ言葉を話していた。東からやってきたあるグループが、シンアルの地に住み着いた。 そして「レンガを焼こう」と話あった。石の代わりにレンガを、漆喰の代わりにアスファルトを用いて、「さあ天まで届く塔のある町をつくり有名になろう」と言った。
神は塔を見て「彼らは一つの民で、みな一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が理解できないようにしよう」と言った。そして彼らをシンアルの地から全地へ散らされたので、塔と町の建設はストップした。町はバベル(混乱)と呼ばれるようになった。神が言葉を混乱させ、人々を散らしたからである。(旧約聖書 創世記11章 1~9節)
特化則対応ウレタンと膜厚で講習会
「特定化学物質障害予防規則に対応したウレタン塗膜防水工事
およびウレタン塗膜防水の膜厚管理」講習会
 
【開催日時】:平成29年5月31日(水)~6月2日(金)11時00分~16時10分
【開催場所】:135-0063東京都江東区有明3-11-1 東京ビッグサイト 西1ホール
        一般社団法人建築防水安全品質協議会ブース 内

CWA講師

【もより駅】:りんかい線 「国際展示場」駅下車  徒歩約7分
             ゆりかもめ 「国際展示場正門」駅下車 徒歩約3分
【参加費用】:無料
【定  員】:130 名(先着)
【申込〆切】:平成29 年5月19 日(金)
【参加費用】:無料
【申込方法】:メール・FAX 03ー3228ー3410 cwa@refo.co.jp

CWAプログラム
 屋根を遊ぶ! miniコンサート/ゼミのお知らせ
2017 5月31日・6月2日 JWHA ブース にどうぞ


美味しい花。 一番花はいつも虫の御馳走。(写真はイメージです)


第22回 R&R 建築再生展 東京ビッグサイト 西1 ホール 「JWHA 日本建築の歴史研究会」ブースにて

今年は、(一社)日本茅葺き文化協会、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト、銀座たてもの展実行委員会、菅沼起一古楽アンサンブル、燃水祭世話人会、日本熊森協会、ビッグイシューの拠プ力を得て出展します。
以下、演奏、ミニゼミのスケジュールが決まったのでお知らせします。

5月31日(水) 10時~17時 苫(トマ)編み、苫葺き実演  日本茅葺き文化協会
          14時~15時 茅葺き博士(安藤邦廣筑波大学名誉教授)のQ&A(ミニゼミ) 
          ビデヲ、

6月1日(木)  11:30~12:00 中世音楽アンサンブル 建築と音楽live 1回目
         13:00~13:30 中世音楽アンサンブル 建築と音楽live1 2回目
          鏑木綾(歌)
          菅沼起一(リコーダー、ショーム、お話)
          小花恭佳(リコーダー、ショーム)
          佐藤駿太(ヴィオラ、ハーディ=ガーディ)
          森田叡治(チェロ)

       中銀カプセルタワービル保存再生 パネル、ビデヲ、その他
       13:55~14:40 セミナー会場で前田達之氏の講演
          その後ブースでQ&A
          15:00~    カプセルタワー関係者の公開インタビュー
             

         12:00~12:30、15:30~16:30 中島路可先生、佐々木榮一氏の日程調整中です
      
6月2日(金)
     展示と公開インタビュー。
     ビデヲ

     

南極建築は日本初のプレハブ建築
5月27日までLIXIL:GINZA で南極建築展

南極はがき

モリナガ・ヨウのミニ原画展」は5月9日(火)まで
会場:LIXIL:GINZA 1階レセプションスペース
http://ax86.asp.cuenote.jp/c/bohYaa7lrug7cOag
「南極建築 1957-2016」のために制作された建築物のイラスト原画を中心に、他の作品原画も含めた27点を展示。


1957年、日本の南極観測が始まった。 越冬隊が観測のために命を預ける建築は、素人でも短時間で作れる木質パネルのプレハブ建築だった。パネルには、最高の素材と木工技術を駆使し、「工芸品」とも言われた。
日本建築学会は南極建築委員会を立ち上げ、総力を結集して設計・製作に挑戦した。その責任者が浅田孝。浅田はメタボリズムのリーダーの一人だ。

南極
1957年、日本の南極観測が始まった。 越冬隊が観測のために命を預ける建築は、素人でも短時間で作れる木質パネルのプレハブ建築だった。
イラストには、「パネル目地は、気密性を高めるため、外側からコーキングで密閉」と書かれている。

448南極建築 青焼き 
企画展示に合わせて発行される書籍に、「屋根パネル組み立て工法」の青焼き図面が挿入されており、「エバーシールで外部目地を充填する」と書かれている。
この時期、田中享二氏(東京工業大学名誉教授)は極地研究所から南極建築で使用するシーリング材の試験を依頼され、報告書をまとめている。

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第54回通常総会を開催 日シ工
第54回通常総会を開催
日本シーリング材工業会

日シ工会長 DSC01734
挨拶する巌 利彦会長(コニシ)。「2016年のシーリング材全生産量は89,588キロリットル、(前年比100.5%)。 9万キロリットルの大台にはあと一歩のところで届かなかった、1960年から実施しているシーリング管理士制度は一定の成果を上げている。 今年度は地方支部の活動を見直し、一層の充実を図る。」

JSLA日本シーリング材工業会は平成29年4月24日、東京・銀座の銀座東武ホテルで第54回通常総会を開催した。同工業会はシーリング材メーカーを正会員、副資材メーカー・販売店を賛助会員とする団体で、正会員18社、賛助会員23社、合計41社(平成29 年4月1日現在)の構成である。

総会では平成28年度事業報告・同決算報告、平成29年度事業計画・同予算案を原案通り承認可決した。
今年度の役員は以下の通り(前年通り。敬称略)
会長  : 巌 利彦(コニシ)
副会長 :三浦 到(セメダイン)・和田 裕(サンスター技研)
理事  :林 直人(オート化学工業)・村上幹男(シャープ化学工業)・山口時弘(信越化学工業)・
     二神康彰(東レ・ダウコーニング)・細田浩之(横浜ゴム)
会計幹事:榮 一久(東レ・ファインケミカル)・國友拓也(日本シーカ)




懇親会では、来賓の経済産業省製造産業局の佐野 徹課長補佐(写真)、田中享二顧問らが祝辞を述べた。


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RNY344 建物の免振 ~すべり支承の技術
建物の再生を支えるトライボロジー技術⑧
建物の免振  ~すべり支承の技術

木が描いた絵
レッドロビン「私が描いたんです」。 北風「俺が描かせたんだよ」。 植木屋「次は少し下に描かせたいので」。

トライボロジーとは「摩擦や摩耗を制御し、利用する技術」である。
「トライボロジー」とは摩擦を大きく、または小さく制御して、モノを滑らかに動かす技術である。建築との関わりでは、免振や曳家のほか、床の滑りや壁面の汚れの問題なども重要だ。屋根の分野では、先人たちは雨水の挙動を経験的に理解しながら屋根材の素材選び、固定方法、勾配などに生かし、屋根づくりの知恵を伝えてきた。
「屋根、防水、雨仕舞」をキーワードとする「ルーフネット」でも、このトライボロジーは取り上げたい分野でありながら、先送りになっていた。技術情報誌およびポータルサイト『ベアリング&モーション・テック』の編集長である橋浦克彰氏が、建築リフォーム&リニューアル技術誌に「建物の再生を支えるトライボロジー技術」の執筆を開始した。今回は「建物の免振~すべり支承の技術~建物の再生を支えるトライボロジー技術⑧」を報告していたので、これを紹介させていただく。


「建物の免振~すべり支承の技術~建物の再生を支えるトライボロジー技術⑧」
テツアドー出版、月刊「リフォーム」2017年4月号より転載

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第8回 茅葺きフォーラム 岩手県北上大会
2017年6月17日(土)・18日((日))
これからの民家園を考える

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雑草ブーケ
束ねれば悪くない ハルジオン

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鶴川絵日記 2017.5.2

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