(旧 「防水屋台村」建設中)
平成28年度 日本シーリング材工業会第53回通常総会
新会長に巌利彦氏(横浜ゴム)

巌新会長 P4260041

JSIS日本シーリング材工業会は平成28年4月26日、東京・銀座の銀座東武ホテルで第53回通常総会を開催した。
シーリング材メーカーを正会員、副資材メーカー・販売店を賛助会員とする団体で、平成28年4月1日現在で、正会員18社、賛助会員23社、合計41社の構成である。
28年度は、組織基盤をより強固にするために一般社団法人化を目指す、国内外への情報発信を強化するなどの事業計画を決定した。
任期満了に伴う役員改選では、新会長に巌利彦氏(横浜ゴム 写真)、副会長に三浦到氏(セメダイン)、和田裕氏(サンスター技研)を選出した。


佐藤、苅谷

10年間を務めた佐藤前事務局長(写真左)の後任として、野口伸一郎氏が就任した。写真右は東日本シーリング工事業協同組合苅谷純理事長。

田中コモンしゅくじ

懇親会では、来賓の経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課の寺家克昌課長、田中享二顧問(写真)らが祝辞を述べた。


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カプセル保存のカギを握る防水
日本建築学会防水アーカイブWGがカプセルタワーを見学

中銀カプセルタワー
中銀カプセルマンションこと「中銀カプセルタワービル」。昭和47年(1972年)竣工。黒川紀章の初期の代表作で、当時世界的に話題になった「メタボリズム建築運動」の世界初の実用建築。    
規模・構造:SRC造、一部S造、地上11階~13階地下1階   建築面積:429.51㎡   延床面積:3091.23㎡ 竣工:1972年(昭和47年)

カプセル見学外観P2190360
4月21日、日本建築学会の防水アーカイブ検討WG(主査・田中享二東京工業大学名誉教授)が、メタボリズム建築の代表作の一つとされる中銀カプセルタワーの劣化状況を見学した。

P4210143.jpg
カプセルの屋根は、漏水補修のデパート。ゴムシート、塩ビ、ウレタン防水らしきもの、防水塗料などが思い思いに施工され、ひび割れや貫通部には、各種シーリングやテープが張られている。


ブリッジより カプセル裏
案内役はカプセルタワー保存プロジェクト代表の前田達之さん(写真右端)。WG一行は説明を聞きながらA,B棟をつなぐブリッジの上から、各カプセルの劣化状況を目視視。13戸を所有するオーナーでもある前田さんに質問を投げかけた。

窓 P2190343
10㎡のカプセル住戸には1か所の丸窓があり、グレードにより2重窓になっている。クロロプレンらしきガスケットは健全で、この部分からの漏水は無いようだ。

(続く)

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近代防水前夜の巨大プロジェクト
明治32年新宿淀橋浄水場完成 
秋田産の天然瀝青で防水された。

ベイヤー・ピーコックCタンク 
それを運んだのが英国製のこのSL。 写真提供:ワールド工芸。HOゲージ、1/80 (5月発売32,130円).


1892年、東京市が新宿西口付近の淀橋浄水場建設工事用としてベイヤー・ピーコック社に発注した2輌のCタンク。浄水場工事が終わると機関車は鉄道庁に譲渡され、その後臨時台湾鉄道隊に転用された。
近代防水の始まりは1905年。その13年前、明治の近代化を支える巨大インフラ 淀橋浄水場に、秋田県の土瀝青(天然アスファルト)が大量に、運ばれ、防水施工された。 掘り出したのは穴原商会。ここから木下金蔵、岡田平蔵が別れた。多くの資材とともに、アスファルトを運んだのがこの機関車だ。


淀橋浄水場
淀橋浄水場。アスファルトの歴史に関する古典的資料、村岡坦著「アスファルト」に掲載されている東京市水道沈殿池のアスファルト塗布の写真である。

この有名な写真は、各所で引用されているが、写真に写っている工事に関する裏付けがなかった。村岡は明治43年8月発行の「アスファルト」のP121に写真第十一としてこの写真を掲載し、「東京市水道沈殿池アスファルト塗布実況」と写真説明を添えているだけである。しかしその前ページには「池槽の漏水防御」として防水仕様を示している。



東京都水道局が昭和41年に発行した「淀橋浄水場史(非売品)」。この資料から、この有名な写真の施工時期は明治41年末と推定できる。

明治25年から始まった工事は32年に完成、給水を始めたが、直ぐに使用水量が増加し2期工事が計画された。
実は第1期工事では防水工事は施工されなかった。第2期工事の実施設計に対して「既設の沈澄池、ろ池はいずれも粘土張りの防水工だったが、増設分には結成石表面に厚さ五分のアスファルトを塗るよう設計変更し、明治39年10月の市会の議決を得た」(同書53ページ)とある。

あの見慣れた写真は、まさにこの第2期工事のものであろう。諸般の事情で工期は遅れ、秋田から大量に運ばれた天然アスファルトによるによる防水工(土木野分野では建築と違って「防水工事」とは呼ばず、「防水工」、といいます)が施工されたのは41年末から42年初めである。
こうして2期工事は明治42年3月末竣工、直ぐに使用開始された。「アスファルト塗り工事のおかげで漏水等の試験結果は良好だった」(同54ページ)という

穴原商会ハッピ

今でもアスファルト(燃える土) の層が露出ているのを見ることが できるのは,秋田県豊川村(現潟 上市)真形尻,鳥巻沢地区などで ある。 秋田の黒沢利八が明治10年, 内国博覧会に土瀝青を出展して以 来,天然アスファルトの利用が広 まり,やがて秋田には土瀝青ブーム が訪れ,豊川村の土瀝青生産量は ピーク時の明治41年には1,116,162 貫に達し,浄水場の防水や道路舗 装などに採用され,近代化日本の インフラ整備に貢献した。(秋 田石油アスファルト時報)

採掘風景の写真を拡大すると穴 原商会のハッピを来た人物の姿が 写っている。穴原商会 は明治27年に設立され,我が国 建材業界の創始者であり,創業者 である穴原栄治郎と共に活躍した のが我が国防水工事店の草分け,木下金蔵(木下謹三商店創始者)と 岡田平蔵(岡田建材創始者)だった。その当時,土瀝青(天然アスフ ァルト)の原鉱を溶解して純度の 高い塊を「万代石」として出荷, 旺盛な需要に生産が追い付かず昼 夜なく製造され,村人は耕作を放 棄して採掘場に向かい,家々の収 入は急増,まるでゴールドラッシ ュの様相を呈していたという。

近代防水の歴史に関しては,東 京工大・小池迪夫名誉教授の調査 によって,近代防水としてのアス ファルト積層工法が初めて施工されたのは明治38年(1905)となっ ているが,天然アスファルトを 溶融した塗布防水は紀元前3000 年から明治にかけて広く使用され ていた。しかし明治の土瀝青 ブームも時代が大正に移ったころ を境に石油アスファルトに席を譲 り,次第に忘れ去られてゆくのである。

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未だ戦後のにおいが残る銀座界隈
残っているのは左奥、銀座4丁目角の「和光」のみ。

路面電車 
右手の歌舞伎座も世代交代している。タクシーはフォードで、左のバスは米軍の兵員輸送車の払い下げだ。
タイトル P4220023
展示会を訪れた建築関係者が、一様に注目したのがこの写真。

鶴田さん選定中 P4220026
写真選定中の鶴田裕さん。

早稲田大学鉄道研究会のOB,OGで組織する稲門鉄道研究会の第2回写真展が東京新宿の富士フォトギャラリーで開催された。
1950年代からの写真67点が展示された。撮りテツたちの意に反して、いや意を超えて、写真に写った建築が多くの情報を語る。
RNY293 京都ルネサンス館の贅沢な桜たち
「施工と管理」銅屋根クロニクル-33


櫻の中庭



(一社)日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら→http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.html
山頂を目指す2匹の蝸牛816

京都府庁の蝸牛P2180718

週刊ウェブマガジン「ルーフネット」の第1号は2010年4月24日号でした。6年前の今日です。この写真は、棟に向かって蝸牛が上っているように見えました。お陰様でもうすぐ300号です。これからも転げ落ちないように、屋根を遊びます。ご支援感謝します。

展示、屋根飾りP2180665

293号の読み物は、重要文化財である京都府庁旧本館の中庭で咲き誇る由緒ある桜と見事な屋根です。

銅屋根クロニクル 33 京都府庁旧本庁舎 (京都府)

(一社)日本金属屋根協会機関誌「施工と管理」№335、2016年4月号より
(画像をクリックすると拡大します。)
PDF(sent)
2016年の本日は 「穀雨(こくう)」
本日は「穀雨(こくう)」

kaguma
2016年4月20日撮影 カグマ(リョウメンシダ)。燃える水をすくうスポンジであり、時には天然アスファルトを塗布するブラシとなる。
黒川燃水祭には欠かせない重要な脇役である。

穀雨(こくう):二十四節気の第6。多賀大社暦では平成28年午前0時28分。田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。穀物の成長を助ける雨のこと。期間として用いる場合、この日から、次の節気の立夏前日まで。

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熊本地震の被災地の、ドローン動画を公開
平成28年熊本地震に関する情報
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H27-kumamoto-earthquake-index.html

国土地理院000139670[1]


国土交通省は4月19日、平成28年熊本地震に関する情報として、ドローンで撮影した、 被災地の動画を公開した。
南阿蘇村河陽周辺の断層(平成28年4月18日撮影)
  ドローン(UAV)で平成28年(2016年)熊本地震に伴い出現した南阿蘇
 村河陽周辺の断層を4月18日に撮影したもの。
 
■国土地理院ドローン(UAV)による動画↓
  http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H27-kumamoto-earthquake-index.html

• UAVによる動画 【4月18日23時追加公表】
• 立体地図 【4月18日11時公表】
• 地理院地図(空中写真等)による情報提供 【4月18日17時更新】
• 現地の被害状況 【4月18日19時更新】
• 土砂崩壊地分布図 【4月18日23時50分公表】
• だいち2号干渉SARによる変動の検出 【4月18日23時追加公表】
• 電子基準点による地殻変動 【4月18日18時更新】

国土地理院
南阿蘇村河陽周辺の断層(平成28年4月18日撮影)国土地理院

【解説】 撮影した動画では、地表の亀裂や斜面崩壊が確認できます。図中の灰色線で示した亀裂は、急な斜面や土手が地震動で崩落したことによって生じたものです。
 一方、赤色線で示した亀裂は平坦な農地や道路を横切って直線状に並んでおり、斜面の崩落によっては生じえないと判断できます。また、4月16日撮影の動画では、この直線状の亀裂が右横ずれを示す雁行状に配列していることが確認できるため、地表に現れた断層のずれと判断しました。
 なお、動画では図中A地点付近より北東側には、断層のずれと思われる亀裂は確認できないことから、この地点が地表に現れた断層のずれの末端の可能性があります。



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インドネシアの小さな機関車たち
4月22日まで新宿のオリンパスギャラリーで開催


写真集「南十字星の輝く下で」 と田島さんの作品


4月15日から20日まで、新宿のオリンパスギャラリーで、ジャワ島のサトウキビ畑で働く蒸気機関車の写真展が開催されている。
上の写真は会場展示の中で、最も記者の心に残った作品。撮影したのは防水材メーカーのオーナーでもある田島常雄さんだった。
こんな解説を書いている。

Sumberharjoの朝は忙しい。工場からサトウキビ畑に向かう機関車を次々と送り出すのだ。 ボイラーの灰を掃除し、バガス(サトウキビの搾りかす)を燃やし、水をたっぷり補給する。機関庫に並んだ緑色の機関車が煙を噴き上げ、懐かしい焚火の匂いが立ち込める。 朝8時半作業が終わり、ちょっと一服。窓から朝陽が射し込んだ。Sumberharjoとはインドネシア語で、「豊穣の地」を意味するそうだ。





sメッセージ
駐日インドネシア大使からのメッセージ

s三人
田島さんは来訪者に「小さな機関車が、人の背丈の倍もあるようなサトウキビの束を満載して工場に運ぶ。燃料は石炭ではなく、サトウキビの搾りかすを固めて乾燥させた「バガス」。灰は肥料になる。素晴らしい循環です」と説明していた。

talkショーP4170021
4月19日には写真家・神谷武志さんとグループ・ムルデカによるトークショーが行われた。


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建築学会創立130周年記念特集号の中の「防水とシーリング」
130年を代表する出来事 AIJの視点 

建築雑誌4月号DSC00278
AIJ日本建築学会の機関誌「建築雑誌」4月号は創立130周年記念特集号~学会の過去と未来~。
2部構成の第一部は「学会のこれまでとこれから」と題した、中島正愛会長と村上周三元会長の対談。
第2部は「時代をかたちづくった学術・技術・芸術」と題し、130年間の建築学の発展においてエポックメーキングとなった、いくつかの特筆すべき研究、技術、作品、業績についてスポットライトを当てている。


建築雑誌 130周年特集 年表 P4160104
右頁のP5にその時代背景とキーワードが示されている。それぞれの時代を切り取るスナップショット的な事象を紹介することが狙い。
この中で防水、雨仕舞にかかわる記述は1968年「霞が関ビル(制振構造、弾性シーリング材)である。

第2部のエポックメーキングな技術として、材料施工の分野では4つの技術が掲載され、「高耐久化高分子系有機材料」を、東京工業大学田中享二名誉教授が次のように紹介している(概要)。

建築材料史の中では、高分子系有機材料は新参者である。・・・・
しかし今まで我々がずっと使ってきた建築材料にない優れた性質を持っている。それは大きな変形に追随でき、しかも弾性的復元性にすぐれ、多数回の繰り返しにも耐えるという性質である。この特徴ある性質が、当時の急速な建築構法の進化を支えた。エポックメーキングな出来事は、霞が関ビルディングのカーテンウォール工事においてである。・・・
建築技術者と材料技術者との協業による耐久性研究が本格化したのは、このときからであるといってもよい。現在の高分子有機材料の免振ディバイスや制振ダンパーへの適用は明らかにこの延長線上にある。・・・
材料の進歩は高分子系有機材料の耐久性評価にも大きな影響を与えた。・・・
無機系材料ほどの耐久性は期待できないが、将来は50年程度を目指す時代が到来するかもしれない。・・・
今、高分子系有機材料は仕上げから構造的用途まで、使用範囲が拡大している。・・・耐久性も着実に向上している。ただそれがどの程度の期間、本当に大丈夫であるのかといった観点からは、やはり実務での経験が乏しい。ここが経験豊かなコンクリート、鋼材、木材と根本的に異なるところである。実務でも確信が得られたとき、本当の意味での建築材料の仲間となる。キーワードは耐久性である。


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中銀カプセルタワー
いよいよカプセル改修開始か!! 

むむっ いよいよカプセル改修開始か!! P2190147

これは「 ルーフネット 編集長の日記 」2016年4月1日 の写真だ。
実は、その手前を走る首都高のゲートの修繕工事だったのだが、望遠レンズの圧縮効果で、一部を切り取ると、カプセルタワーに足場をかけたように見えたのだった。


首都高ゲートの工事でした P2190146
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参考 以下は 「ルーフネット No.270」 2015年11月19日配信の記事です
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漏水が止まれば世界遺産に?

世界遺産になれるかもしれない、中銀カプセルマンション

保存団体が書籍出版 世界が注目するメタボ建築保存の決め手は漏水対策



「中銀カプセルタワービル」:戦後復興から高度経済成長期へ移行した1960年代、日本で発祥した建築運動「メタボリズム」が世界へと広まった。運動の発端は、1960年の〈世界デザイン会議〉で丹下健三が提唱したメタボリズム思想。「メタボリズム」という言葉は生物学用語で 「新陳代謝」を意味している。“生き物が環境にすばやく適応しながら次々と姿を変え増殖していくのと同様に、建築や都市も有機的にデザインされるべきである”というものだった。

中銀カプセルマンションこと「中銀カプセルタワービル」。昭和47年(1972年)竣工。黒川紀章の初期の代表作で、当時世界的に話題になった「メタボリズム建築運動」の世界初の実用建築。    
規模・構造:SRC造、一部S造、地上11階~13階地下1階
建築面積:429.51㎡ 
延床面積:3091.23㎡ 竣工:1972年(昭和47年)

1の目サイコロがたくさん積み重なっている。西洋人にはドラム式の洗濯機に見えるそうだ。「幹」に取り付けられた床面積10平方メートルの立方体ユニットを交換することで、建物としては新陳代謝を繰り返すことができる。残念ながら、2007年に管理組合の議決で解体が決定したのだが、実行されないまま時効になり、「保存か建て替えか」振り出しに戻った格好だった。しかし今回の保存・再生プロジェクトの成功により、世界初の実用メタボリズム建築が、メタボであることを実証できる可性性が出てきた。
この建物は、ユニット間の隙間が狭く、作業スペースが取れない、ユニット貫通部の複雑配管などにより、防水的にはアンタッチャブルな建物として有名だった。ルーフネットでは、「営業的には誰も手を出したがらない物件ではあるが、今回の保存運動に刺激を受けて、『世界初の試みに手を貸してやろう』と、防水アンタッチャブルに挑戦する猛者の出現に期待する」とアピールしていた。


カプセルグッズ
1万円コース支援者へのリターンは「缶バッジ・ポストカードの特製グッズ、本、書籍への名前の記載」缶バッジは書籍の中で使用された撮り下ろしの写真を使用し、このためだけに製作された。それぞれ全6種類。




クラウドファンディングで集めた費用でこのほど発行された本から、漏水に関する部分を集めた。漏水を承知で入居する人、ミニマル生活を楽しむ人、各種トラブル込みで建物を愛するという価値観が生まれている。

1. 2005年に購入した50代カップル:43年経っているこのカプセルが好き。カプセルを外して雨漏りを直して、また取り付けて欲しい。みんなに祝福されながら保存再生されるといいな。
2. 50代、設計者:カプセルにいて、ポタッとくる雨音に敏感になった。雨漏りがユニットバスの中で始まり、外に水が回り、天井や壁にシミができる。ある朝プリンターに雨漏りしていた。
3. 40代、脳科学者、女性:古い建物にトラブルはつきもの。カプセルを交換したいときに頼めるシステムを作りたいですね。それが本当のメタボリズムですし。
4. 30代、会社員:雨の日はゴミ箱をセットして水を受ける。雨漏りも気にしない。覚悟の上で入ったので大丈夫。お湯が出ない、雨漏りする、は普通ではありえない。僕らはいいけど、補修しても直らないカプセルを、最初のコンセプト通り取り替えて欲しいです。自分のところだけを保全するのではなく、全部がよい状態になったらいいなと思う。
5. 扱い不動産会社社長:カプセルを紹介するときは、雨漏り、お湯・セントラルヒーティングが止まっている、などを話します。雨漏りが解消されれば物件価値は上がります。入居者はシートをかけたり、パテで埋めたり、漏った雨を浴室に流すなどして住んでいる。
6. インタビュー:住人はリノベーションを楽しんでいるが、雨漏りは微妙。雨漏りを直すのは高度な技術を要する。
7. 不動産会社:集合住宅が100年持つわけはないが、住人の活躍ぶりを見て「ここまで来たら持てるところまで、持たせた方がいいんじゃないかと思います」
8. Q&A:天井や換気口から漏水しています。当保存・再生プロジェクトでは、早急に大規模改修を実施するよう管理組合に働きかけている。
2015/11/19(木) 00:00:01|歴史的建物を守る|  http://www.roof-net.jp/




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東京銀座数寄屋橋に屋上庭園誕生
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数寄屋橋阪急跡地の新名所

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屋上庭園の最上部の垂直緑化

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銀座4丁目方向多くのタワークレーン

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新幹線好きには恰好の場所だ。

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淀橋浄水場跡地のバタフライ弁

ここは日本の近代化を支えた大浄水場でした。

バルブ中P2140310
内径1mのバタフライ弁
住友三角ビル P2140306
新宿住友ビル(三角ビル)の北西角にかつて淀橋浄水場で使用さ れていた内径1mのバタフライ弁が展示されています。
蝶型弁  - コピー

さらに東京水道発祥の地として 「展示された蝶型弁から、かつてここに都民の水 をまかなうため、満々と水をたたえた浄水場のあったことを、想いおこしていただき、あわせ て大都市における水がいかに大切なものであり、またその確保が大変困難なものであることを ご認識いただければ、はなはだ幸いです。」 という元淀橋浄水場長小林薫さんのプレートがあります。


東京水道発祥の地
その浄水場の防水に、秋田産の土瀝青(天然アスファルト)が大量に使用されました。


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JWMA(日本防水材料連合会) 2015年施工実績

JWMA(日本防水材料連合会) 2015年施工実績
平成27年(1~12月)防水施工面積は6,315万平方メートル

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※ ※ ※
一社・日本防水材料連合会(略称JWMA)はこのほど、傘下の工法別団体の施工量を取りまとめた。これによると、2015年(1~12月)防水施工面積は63,148,000㎡。

 ARK   14,122,000㎡   前年同期比97.1% 
 KRK   19,305,000㎡   同 93 .4% 
 TRK   4,227,000㎡   同 97.3% 
 FBK   5,092,000㎡   同 101.1% 
 NUK   20,402,000㎡   同 99 .8% 
 合計  63,148,000㎡  97.1% 
※ 平成28年2月29日JWMA広報統計委員会集計。

各団体は、それぞれの結果を次のように分析している。

ARK:(アスファルトルーフィング工業会)
上期は前年同期比プラス5.8%と好調であったが、下期については前年を下回り、結果、通年では前年比97.1%と減少した。

KRK:(合成高分子ルーフィング工業会)
KRK全体では前年対比93.4%であった。中でもTPEが148.6%と大幅に生産量を伸ばしたが、加硫ゴムが82.3%と低調であった。塩ビは下期が好調であったが、通年で95.7%となった。

TRK:(トーチ工法ルーフィング工業会)
下期は改修物件の受注が回復し、対前年同期比103.3%の実績を残すことができた。しかし通期では、上期の落ち込みをカバーできずに対前年比97.3%に止まってしまった。2016年は、東日本の需要回復による出荷増を期待したい。

NUK:日本ウレタン建材工業会  
7~12月における防水施工面積は、前年比102.1%と増加した。消費増税の影響による1~3月期の前年比減を受け、上期は前年比97.3%で減少しており、通年では99.8%と若干ながら前年比減少となった。前前年と比べると106.3%と堅調に推移していると思われる。

FBK:(FRP防水材工業会)
新築住宅着工件数減少にもかかわらず、下期は前年対比101%と微増。戸建て以外の用途で多く使用された結果と思われる。消費増税前の需要を取り込みつつ、今年以上の施工実績を増やしていきたい。



非木造陸屋根の建造物を主な市場とするメンブレン防水の施工実績が上の数字である。
統計は防水工法別の団体である5団体の集計をまとめたもので、このうちトーチ工法は改質アスファルトシートをトーチバーナーで炙りながら貼り付ける工法であり、材料としてはアスファルト防水である。そこでルーフネット編集部では、上の数字を材料別に分類している。すると以下のようになり、アスファルト、シート、ウレタン塗膜が市場を3分していることがわかる。

 アスファルト系防水   18,349,000㎡ 
 シート系防水   19,305,000㎡ 
 ウレタン塗膜防水   20,402,000㎡ 

※ 出荷量の算定に際して、アスファルト防水の場合、ルーフィングの種類が多く、工法によっては1層から4層のルーフィングを使用する。 したがってルーフィングの出荷量から施工面積を算定することは不可能。そこで、ARKではプライマーなど施工の際に必ず用いられる下地関係材料の出荷量から施工面積を算出している。またこの数値は戸建住宅の下葺材は含まれていない。

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 今日は旧暦ひな祭り 2026.4.9 
 鶴川絵日記 どんぐりの発芽

P3260052.jpg

腐った榾木(ほだぎ)をけ飛ばすと。



enikki ミツバアケビの水滴
鶴川絵日記
sアケビ水滴 P4040040

あけびP4040053


Sあけび P4040049
2016.4.7 撮影 
「霞が関合同庁舎3号館屋上庭園」公開
屋上庭園で緑の効果を実感
平成28年度の公開予定
P3260044.jpg

国土交通省は4月15日より、屋上緑化に関する技術の紹介、普及啓発を図ることを目的として、国土交通省(合同庁舎3号館)屋上の緑化施設(屋上庭園)を公開する。

都市におけるヒートアイランド現象の緩和、良好な自然的環境の創出のためには、既成市街地における緑化の推進が求められており、その手法の一つとして屋上緑化が注目されている。
国土交通省の屋上庭園は、既存の建築物への屋上緑化技術の適応検討と効果の検証を行うため、平成12年度に整備したもの。

【公開の概要】
  公開日 平成28年4月15日(金)から平成29年3月17日(金)まで毎月第1・3金曜日(祝祭日は除く)
        ※上記以外の日程でも、事前連絡で適宜対応。

  公開時間 午後2時 集合(所要時間30分~1時間程度)

  
  屋上庭園の詳細情報 http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/gi_kaihatsu/okujyo/index.html


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4月2日 東京下町桜の名所でパークぺインティング
今回も匠リ協が協力
4月2日 東京下町桜の名所でパークぺインティング


 4月2~10日、猿江恩賜公園(江東区毛利2、03・3631・9732)。166本のソメイヨシノが見頃を迎えている園内で春のイベントを行っている。
sぷりんぐフェスタ2016

初日の4月2日は、長さ約30メートルの木綿キャンバスに、水性ペイントで自由に絵を描ける「パークペインティング」を実施(2日午前11時から、先着100人、雨天時は翌日に延期)。巨木を使ったチェーンソーアート(2日)や、ミニコンサート(3、9、10日)、約1万本のチューリップやスイセンなどを照らすキャンドルナイト(8~10日午後7~9時)なども行われる。雨天時は一部中止。参加無料。

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パークペインティングの様子。
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パークペインティングは、桜並木の中央に幅130センチ、長さ31メートルのキャンバスを作り、その両面に子供たちを中心に絵を描くという試み。




tamaki kakiumi


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いずれも絵を描くといっても大勢の子供たちが何色ものペンキを使って一斉に筆を動かせば、大混乱する。単にペイントを調達するだけでは始まらない。道具をどう手渡し、長大なキャンバスにどう描きすすめるか、色分けや洗浄の仕方、処理方法などの難問がある。これに一昨年から協力しているのが、防水・塗装・左官などの技能者育成・技術支援を行っているNPO法人「匠リニューアル技術支援協会」http://www.npo-takumi.or.jp/。 

一昨年から赤、黄、緑、青、黒、白色のペイントと刷毛及び容器の提供、調色指導、道具の洗浄液の回収などに協力している。


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公共建築工事標準仕様書等を3年ぶりに改定 ~より環境に配慮した仕様に見直し~

公共建築工事標準仕様書等を3年ぶりに改定
~より環境に配慮した仕様に見直し~
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禅寺丸柿の新芽P4010008

国土交通省は 「公共建築工事標準仕様書」等については3年毎に見直しを行っている。平成28年版を平成28年3月31日に、ホームページに掲載し、4月1日よりより適用開始した。同仕様書等は、公共建築工事において使用する材料、工法等について標準的な仕様を取りまとめたものであり、工事請負契約における契約図書のひとつとして使用される。同仕様書等の適用により、建築物の品質及び性能の確保、設計図書作成の効率化並びに施工の合理化を図ることを目的としている。

 
  ・標準仕様書関連のアドレス
    http://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk2_000017.html#2-5
    ※現在掲載している平成25年版も引き続き掲載。


 公共建築工事標準仕様書等の改定に伴い、公共建築工事標準単価積算基準も併せて見直している。

  ・工事費積算関連のアドレス
    http://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk2_000017.html#2-6
RNY 290 銅屋根クロニクル32 

「施工と管理」銅屋根クロニクル-32-

参道に並び立つ諸堂は銅屋根ギャラリー
中尊寺(岩手県)



金色堂 P9250185


(一社)日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に「銅屋根クロニクル」を連載させていただいています。この企画は日本の重要な近代建築や寺社建築とその銅屋根を紹介し、板金職人の技と心意気を伝えようというものです。物件と紹介と銅屋根施工のポイントを紹介してゆきます。
バックナンバーはこちら→http://www.kinzoku-yane.or.jp/chronicle/index.html


白山神社能 絵馬 60


第32回は奥州藤原氏三代ゆかりの寺、世界遺産・中尊寺です。平安時代の美術・工芸・建築の粋を集めた金色堂は確かに素晴らしいですが、それを守ってきた覆い堂、月見坂と呼ばれる参道に並び立つ多くの建物とその銅屋根も見事なものです。


銅屋根クロニクル 32 中尊寺(岩手県)

銅クロ32 中尊寺 

(一社)日本金属屋根協会機関誌「施工と管理」№335、2016年3月号より

doukuor32no 1 N074

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全国の板金屋根屋が京都に集結
㋄18日 京都で全国建築板金業者大会、

全板京都大ポスター P2180831
 ポスターはイメージチェンジを狙って、イラストレーターである京板・井上副理事長の娘さんに依頼したという。


日本各地の板金屋さんが5月19日(木)京都パルスプラザに集まり、全国大会を開きます。
展示会場は8時OPEN。テープカット:9時 大会式典:10時~11時30分。
なお前日の5月18日(水)は、総会の後、17時30分~20時00分、京都ホテルオークラで、前夜祭があります。京都開催の今回は、現地京都府板のおもてなしアトラクションとして、太夫道中、舞妓・芸妓の舞やふるまい等の企画が予定されており、前夜祭のご出席が増え、通常は200~230名位のところが、京都大会は260~300名近くいくのではないか、との予想も出ています。



田原板金 店頭 P2180827
ホスト側の代表が京都府板金工業組合の田原茂理事長。 大会では銅板で作った祇園祭の鉾を展示する、という情報を得たので、その様子を聞くため店を訪問しました。

田原点灯 P2180823
八坂神社の南楼門の唐破風の割り付け作業中。手前右が田原さん。一段落するのを待って、「京板鉾」の進捗状況を聞きました。

昨年8月の様子 (1)
昨年8月の様子。職業訓練校で。(下も)
昨年8月の様子 (2)
ペルシャ絨毯の胴掛もタタキで再現する。

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田原理事長は、
「鉾は実物の四分の一のスケールで、大会会場に展示される。特定の鉾を再現することはできないので、京都板金組合オリジナルの「京板鉾きょうばんぼこ」と命名して造り込んだ。製作期間は1年半。現時点での完成度は90%。今は追い込みで毎週7人から10人で取り組んでいる。本物の鉾で屋根を板金で葺いているのは船鉾と大船鉾の二基のみ。打ち出しや細かい細工で、板金ならではの表現を試みた。屋根も細かく、蓑甲葺きで葺いている。大会会場での展示を楽しみにしてほしい」
と語っていました。


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カプセルタワーに足場
いよいよカプセル改修開始?! 

むむっ いよいよカプセル改修開始か!! P2190147
2016年4月1日