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(旧 「防水屋台村」建設中)
RNY271  日本建築学会第8回 防水シンポジウム

第8回 防水シンポジウム
材料施工委員会防水工事運営委員会


趣旨せつめいする山田主査 P2170053

建築会館大ホールの会場で趣旨説明する防水工事運営委員会山田主査

tekisuto P2170078 (2)




日本建築学会材料施工委員会防水工事運営委員会は、11月12日(木)13:00~17:00、建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)で、第8回目となる防水シンポジウムを開催した。
今回は防水工事運営委員会傘下の委員会活動成果の中から、「ウレタン防水層の脱気設計法」「シーリング材の耐疲労性区分に基づく耐用年数設定方法の提案」「地下の防水の現状と課題」および「ガラスファサードの可能性と構造シーラントに求められるもの」の4つのテーマについて活動内容を公開した。

プログラムは次の通り
(1) ウレタン防水層の脱気設計法  古澤洋祐(AGCポリマー建材)
(2)シーリング材の耐疲労性区分に基づく耐用年数設定方法の提案
伊藤彰彦(オート化学工業)、山田人司(前掲)
(3)地下の防水の現状と課題
古市光男(日新工業)、大西正人(積水ハウス)、塩田博之(フジタ)、
山中勇人(茶谷産業)、東克洋(ダイフレックス)
(4)ガラスファサードの可能性と構造シーラントに求められるもの
松尾隆士(清水建設)、石井久史(LIXIL)、森秀之(東レ・ダウコーニング)


防水工事運営委員会では各種の調査研究や、仕様・指針の制定。改定を行っている。しかし性格上施工実績が多く、一般に普及した工法を対象にするため、新材料・新技術・新領域にかかわる情報や成果は委員会内部に止まる傾向にある。こうした非公開資料や研究中の情報を公開することによって広く関係者に活用されるべきである、という考えのもと、2001年7月、当時の委員長であった東京工業大学田中享二教授(当時)の呼びかけによって、第1回防水シンポジウムが開催された。その後、隔年で時流に応じたテーマで開催し、今回8回目(15年目)を迎えた。

各説明に先立ち山田主査は「本シンポジウムは、防水にかかわる情報公開・情報交換の場として定着しつつある。今回のテーマはいずれも鋭意調査研究活動中のテーマであり、会場からも意見を頂き、今後の委員会活動に反映させたい」とシンポジウムの趣旨説明を行うともに、2014年度の防水工事運営委員会活動報告を行った。
ルーフネット271号ではまず、山田主査画報告した、運営委員会の組織と、それぞれの活動報告の部分を紹介する。


運営委員会の組織図P2170056

2014年度防水工事運営委員会の組織
4つの小委員会と5つのワーキンググループからなる。

JASS8改訂小委員会:
昨年11月にJASS8改訂講習会を行い、活動を終えている。

地下外壁外防水小委員会:
防水工事の位置付けが不明確であったため、設計者・施工者に向けて技術資料を発信する目的で活動を進めている。

防水材料耐久性評価試験方法小委員会:
メンブレンとシーリング材料を含めた防水材料の30年にわたる屋外暴露試験を2002年から開始しており、このデータの分析を行い、長期的な耐久性試験方法を提案することを目的に活動している。

シール材性能設計研究小委員会:
目地防水の性能設計を確立するために必要な評価試験方法の検討を行っている。

動暴露によるシーリング材の耐久性能評価WG:
寒冷地で損傷が多くなるシーリング材が見つかったため、その劣化メカニズムを解明するとともに環境条件とシーリング材損傷の関係を明らかにすることを目的に研究を進めている。

防水層の通気工法における脱気設計WG:
ウレタン塗膜防水での脱気工法について実験を行い、脱気装置の位置や大きさが圧力低減にどのような効果があるかを、実験検討している。

構造接着構法調査WG:
近年日本では減っているが、近年東南アジアで盛んに採用されているSSG工法について、海外のSSG工法のガイドラインを調査して、日本のSSG工法のあるべき姿を検討している。


防水改修工事標準仕様書WG:
建築学会では新築工事に関してはJASSという標準仕様書を発刊しているが、今改修工事用の標準仕様書発刊を準備している。RC編では、構造躯体と内外装と防水改修。これが作業進行中。このWGは昨年度までは防水工事運営委員会の傘下にあったが今年からは改修工事運営委員会に移り2017年の防水改修工事標準仕様書発刊を目指して作業を進めている。

防水アーカイブありかた検討WG:
長い歴史を持つ防水技術情報を散逸させないよう情報の保存・継承の方法を検討している。



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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会