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(旧 「防水屋台村」建設中)
*輿石教授が中国浙江工業大学 で講演
テーマは「伝統的な小舞土壁の建築材料学的評価」


早稲田大学理工学術院、輿石直幸教授は3月24日、中国浙江工業大学 建築工程学院で、同大学学生・教員110名を対象に、「伝統的な小舞土壁の建築材料学的評価」のタイトルで講演した。

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最後のまとめとして
・伝統技術の完成度は非常に高い。我々は伝統技術に学ぶべきである。
・現行の建築材料学は、長期性能の予測に関しては不完全である。
・実建築物に起こる現象の観察は長期暴露試験に匹敵する
・試行錯誤と自然淘汰を経てきたのが伝統技術だからである。
と述べ、1時間半の講演を締めくくった。

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講演後の質疑では、学生から「免震技術は適用できないのか」、「耐震のことはわかったが、その他の断熱や調湿などの性能については研究していないのか」、教員からは「コストや工期」に関する質問があった。

日本の土壁は大陸から伝わったといわれているが、輿石教授は「講義の前日に近くの国立湿地公園を散策し、古い民家をたくさん見た。修復方法は全くオリジナルとは違い、少しガッカリしたが、当時の民家の様子・様式・雰囲気が理解できた。講演については、やはり、材料や構法も、よく類似しているので、関心が高かったようだ」という。

浙江工業大学は日中韓防水シンポジウムの楊楊教授、また今回の世話役でもあり東京工業大学田中享二研究室に在籍した劉霊芝教授の所属する大学で、輿石教授は講演後中国側の教授陣と歓談し旧交を温めたそうだ。