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(旧 「防水屋台村」建設中)
**東西アス建築講演会・東京   SANAA(サナー) 「環境と建築」
妹島・西沢ユニットがルーブル・ランスなど最近の作品解説
新国立競技場のSANNA案・ザハ案にも言及

サナーパンフ

総合防水メーカー田島ルーフィングが製造する防水材の責任施工団体の全国組織「東西アスファルト事業協組」が10月15日東京有楽町のよみうりホールで、建築講演会を開催した。今回の講師は2004年ヴェネチアビエンナーレ金獅子賞・2010年プリツカー賞などを受賞し、現在世界で最も注目されている妹島和世と西沢立衛による建築ユニットSANNA(サナー)。開演は18時30分。超大型台風が東京に接近し雨足がどんどん強くなる中、1100席の会場を、学生・建築関係者などが埋めた。
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当日は、2人が交互にマイクを取りながら、金沢美術館、ROLEXラーニングセンター、豊島美術館、ルーブル・ランスなどの作品をスクリーンに映して、大きくても破壊的でないもの、大きさ故に環境と調和するもの、開かれた建築といったとサナーの考えを解説した。

ルーブル・ランスは かつて栄えた炭鉱の街・ランスの採掘跡地に建てられた美術館。廃坑後フランスで2番目に貧しいとまでいわれた同市の街興しの狙いもある。巨大ルーブルのエッセンスをまとめたダイジェスト館としての役割を果たしつつ、炭鉱の産業遺跡としての要素を残しながら建設された。敷地全体が採掘で捨てられた土で高くなり、大きなボタ山も2つある、三角形の起伏のある敷地だった。 そんなところにドカンと巨大な建築をつくることはサナー流ではない。

「あまり重々しくない建築にしたかった・・・歴史的遺構が残る丘に巨大な建築を建て、環境を壊すイメージを持つことは避けたかった・・・。」
というサナーの考え方は一貫している。スクリーンに映し出された建物は地形に合わせてカーブし、上がったり下がったり。周囲の景色が壁の内外に映りこむだけでなく、時には中に集う人たちの様子が壁や天井に反射し、景色に穏やかな賑わいを添える。
「建築も、敷地を横切る尾根や林と同じような感じで横切っていくので、ランドスケープ的に流れてゆく」
というサナー狙いを、会場は共感をもって理解したようだ。


新国立競技場コンペ SANNA案・ザハ案にも言及

さらに講演の後、会場から、①作品の狙いや、②寿命やメンテに関して、また先ごろ建築家・槇文彦氏が投げかけた新国立競技場コンペ問題に関して、③コンペに参加して感じたこと、④1等ザハ・ハディッド案に対する感想を求める質問があった。

このうち③④に関して
西沢:
図書館などたくさんの施設があり、収容人数8万人という規模もスゴイと思った。

我々はスタジアムの経験は少ない。バルセロナのサッカースタジアムのコンペで負けた経験がある。その経験も生かして、やってみようと思い、参加した。
バルセロナのスタジアムは急斜面にあり、施設も背の高いものだった。そういう施設の中で感動はより高まりやすい、感動の渦が生まれる。しかしフィールドでの感動が高まる一方で、一歩外へ出れば階段の裏が見え、駐車場の構造体もむき出し、舞台裏が丸見えの状態だった。これは失敗だった。

アプローチから会場に入り、気分が高揚しつつスタジアムに入る、中でピークに達した後、その余韻を楽しみながら帰路に就く。会場に近づいて帰ってゆくまでの全過程で、言いようのない幸せな気分になれるような、スタジアムが作れないかなと思い、取り組んだのが今回の作品だった。

例えばザルツブルグ祝祭劇場は街から近い。施設としては閉じているが街とつながっており、景観としては閉じていない。街とつながったコンサートホールだ。競技場の建物としては閉じているがランドスケープとしては・景観とはつながっている。そんな街との関係が実現したらいいなあと思った。

我々の案では、壁のような花弁のようなものがあって、どこから入ったのかわからないような感じで、人が中に入ってゆく。もう一つの特徴は、会場の真ん中がへこんでいて、観客はスタジアムに上がるのではなく、降りてゆく。これも建築の高さを抑えるためでもあった。

結果、自分たちのイメージに近いものができたのだが負けた。残念だった。


妹島:
初め要求を見たとき、「大きいな」と思ったが、どの程度大きいかは、よくわからなかった。
ただ、高い部分はあっても、低いところも作れば何とかなるかな、と思った。

西沢:
ザハの作品は好きです。彼女は宝石から大建築までやる人だ。小さなものから大きなものまで、どんな物でもスケール感がうまくいって、スゴイ物が出来上がる。天才です。

ザハのパースを見て、こんな大きなものができるのか、と驚いたが、ザハなら何とかするのかなと思った。今までの彼女の仕事を見ていて、スケール感を超越したものをやりながら結果を出してきた人だから。

       (*質問への回答部分は、取材メモをもとにまとめたもので、文責はルーフネット編集長にあります。)


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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会

*建築学会・司法支援会議 が建築紛争でPD
第14回司法支援建築会議講演会          
「契約を巡る建築紛争の実態と対応」漏水事例も報告

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根津の秋(写真は記事とは関係がありません)                    


日本建築学会司法支援建築会議運営委員会は11月8日(金)13:30~17:15、 東京・三田の建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)で講演会「契約を巡る建築紛争の実態と対応」を開催,建築行為を行う際の契約を巡る実態と紛争につながる可能性について広く議論を行う。

日本建築学会司法支援建築会議は会議会員や建築専門家および法曹関係者を対象に、建築紛争の実態やその解決方策について年一回講演会を開催している。

建築主・設計者・工事監理者・施工者の建築行為を巡る建築紛争は、「設計に関するもの」「工事監理に関するもの」「施工に関するもの」に大まかに分類される。これらの建築紛争において契約書、設計図書、見積書等の不備は、裁判所の建築関係事件の審理を困難にする原因となっている。
今回の講演会では、東京地裁の菊池浩也判事が「契約を巡る建築紛争の実態」について基調講演を行い、次に主題解説として松本光平調査研究部会長より「契約を巡る建築紛争の構造」、引き続き各パネリストから「設計」「工事監理」「工事請負契約」の建築紛争の実態について報告がある。


防水に関しては、工事管理でゴウ総合計画の後藤伸一氏が漏水に絡む紛争事例を報告する予定。その後各パネリストを交えて総合討論を行う。

プログラム:
司会 宇於崎勝也(日本大学
1.開会挨拶
上谷宏二(司法支援建築会議運営委員会委員長/摂南大学)
2.主旨説明
柿﨑正義(司法支援建築会議普及・交流部会長/スマート建築研究所)
3.基調講演「契約を巡る建築紛争の実態」
菊池浩也(東京地方裁判所民事22 部裁判官)
4.主題解説
4-1 契約を巡る建築紛争の構造
松本光平(司法支援建築会議調査研究部会長)
4-2 設計業務の建築紛争の実態
大井清嗣((株)建築支援))
4-3 工事監理の建築紛争の実態
後藤伸一(ゴウ総合計画)
4-4 工事請負契約の建築紛争の実態
福田晴政(福田法律事務所)
(休憩)
5.総合討論
進行:柿﨑正義(司法支援建築会議普及・交流部会長/スマート建築研究所)


参加費会員2,000 円、会員外3,000 円、学生1,000 円
定員:200 名

詳細は以下のURLで
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2013/shihou131108.pdf
インターネットによる動画配信サービス(有料)も実施される。
申込みは以下のURLから。
http://www.aij.or.jp/index/?se=eventlist&ac=view&id=624

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