(旧 「防水屋台村」建設中)
釜石漁師のみんなの家 竣工式延期
ということは、「屋根葺きボランティアはまだ間に合う」幸運 ということですね。

東日本大震災で壊滅した岩手県釜石市の漁業支援、交流人口拡大を目的に建設中の「釜石漁師のみんなの家」。

建設工事は最終段階を迎えており、当初竣工式が9/28(土)に予定されていましたが,竣工後の運営をめぐりまだ議論が続いており,それらが決定した上で改めて竣工式を迎えた方が良いという結論に至りました

として、公式フェイスブックに竣工式の延期がアナウンスされている。

9月22日のよすCIMG0477
9月22日建具が入った。左側 バーレーンの小屋はそのままだ。(写真提供・児玉嵩史さん)


釜石漁師のみんなの家
はRN163号の以下の記事参照↓
http://www.roof-net.jp/index.php?%E9%87%9C%E7%9F%B3%E3%83%BB%E6%BC%81%E5%B8%AB%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%AE%E5%AE%B6%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

釜石漁師のみんなの家プロジェクトは、単に建物を作ることではなく、それ以上に次の4つのコンセプトに基づくものだった。① 発信: ここから釜石の魅力を発信し、釜石の漁業発展のキーステーションにしたい。②体験:「漁師のまちツアー」の発着点とし、都市から釜石へ人を呼んでくる。③ 教育:かっこいい漁師の仕事を伝えて、漁師ファンを増やす。④物販:日常的には朝市や魚の販売を行う。
竣工後の運営の方向付け、準備は最重要テーマと言えるだけに、焦らずに進めていきたいものだ。
屋根関係では、「杉皮むき・杉皮葺き」という魅力的な、ワークショップが進められていた。しかし杉皮の手配が間に合わず、遅れていた。


乙坂サンポスター

TeMaLiアーキテクツ乙坂さんが作成した「釜石漁師のみんなの家」杉皮むき+杉皮葺きワークショップのチラシ

神社仏閣の屋根でよくみられるのが桧皮葺(ヒノキや杉の皮葺)や杮葺(ヒノキやサワラの木を薄く剥いだ板で葺く)。ここでは桧皮ではなく杉皮で屋根葺きを自分たちでやってみようという試み。かつて茅葺き屋根の葺き替え作業は「結(ゆい)」と呼ばれる組織によって,地域の人たちが協力して行う共同体を象徴する行事だった。現代社会でこの結を維持することはできない。世界遺産である白川郷での葺き替えには,合掌造りの保存を願う人たちが全国から集まった。茅葺き屋根は少なくなったものの、各地の民家園屋茅葺屋根関係者による体験ワークショップが行われている。それに比べて、桧皮葺や杮葺を体験できる機会は極めて少ない。


清水釜石敷衍
これは2011年7月9日、清水市郎さんが釜石駅から新浜町に向かう途中で撮影したもの。漁師のみんなの家は新浜町にある。

釜石漁師のみんなの家
釜石市新浜町2-32-1新浜町仮設水産組合施設内
電話番号 080-1653-6799
https://www.facebook.com/kamaishiryoushi



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第7回防水シンポは 10月28日(月曜)
日本建築学会防水工事運営委員会は、委員会活動の成果をいち早く公表し関係者から得た要望や意見を今後の委員会活動に反映することを目的として、「防水シンポジウム」を開催してきた。
7回目となる今回のテーマは建築防水分野における新たな取り組み。(1)次世代を見据えた防水仕様のあり方 (2)ケイ酸質系塗布防水の位置付けと試験方法の見直 (3)蓄熱槽の断熱防水を考えるのテーマで、解説と、質疑応答を行う。

堀長生 P8230152
防水工事運営委員会の堀委員長。「こんなことを聞いたら、怒られるとか、恥ずかしい、など考えず、社会に役立つ防水・防水技術の発展のために,積極的に、質問や、疑問、提案などを投げかけてほしい」

<プログラム>(敬称略)
13:00~13:10
主旨説明 堀長生(大林組)
13:10~14:15
(1)次世代を見据えた防水仕様のあり方
輿石直幸(早稲田大学)、田中享二(東京工業大学名誉教授)、中沢裕二(日本防水材料連合会)、山田人司(安藤    ハザマ)

14:15~15:10
(2)ケイ酸質系塗布防水の位置付けと試験方法の見直し
小川晴果(大林組)、梶田秀幸(前田建設)、志村重顕(建材試験センター)、 若林康人(昭和電工建材)

15:25~17:00
(3)蓄熱槽の断熱防水を考える
佐々木晴夫(大成建設)、島津路郎(東洋熱工業)、高橋誠治(JSP)、中村修治(住ベシート防水)、堀江一志(ダイフレックス)、沼本耕一(奥山化工業)

※質疑はテーマごとに行う予定。


定員:150名。
参加費:会員3,000円、会員外4,000円、学生2,000円(資料代含む)
日時:2013年10月28(月)13:00~17:00
会場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
Web申し込み
https://www.aij.or.jp/index/?se=sho&id=523https://www.aij.or.jp/index/?se=sho&id=523
問合せ: TEL 03-3456-205
霞からP9260074
屋上で外壁で、そして地下でも。見えないところで活躍する防水。
雨水・地下水を建築物に入れないための防水技術は、最も基本となるものであり、建築物への要求性能や材料・工法の発展と連動して進化する。昨今、環境問題や長寿命建築物への要求から防水を取り巻く状況の変化が著しく、さらに東日本大震災以降、省電力、省エネルギー対策は、喫緊の課題だ。


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165yomimono [日本書紀と防水」のおさらい
最近のRoof-Net読者のためのおさらい其の2です。
「日本書紀と防水」を図像化した小堀鞆音(こぼりともと)の「燃土燃水献上図」

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前号の読み物は、「聖書と防水」のおさらいでしたから、今回は日本に戻り、防水のちょっと素敵な歴史に目を向けてみましょう。防水という言葉が直接出てくるわけではないのですが、日本書紀に「燃える土・燃える水」の記述があります。これはそれぞれ、アスファルトと石油である、とされています。当時のアスファルト(土瀝青とよばれた天然アスファルトです)の用途は接着・防水・防腐です。この日本書紀の記述にもとづき、日本石油(当時)は大正3年(1914)、小堀鞆音(こぼりともと)に「燃土燃水献上図の制作を依頼しました。
そして、この絵を参考に現在、毎年7月、新潟県胎内市(旧黒川村)と滋賀県近江神宮を結ぶ「燃水祭」が斎行されています。


部分拡大
小堀鞆音「燃土燃水献上図」(一部)。前の甕が燃える水、後ろの唐櫃(からびつ)が燃える土。


日本における石油、アスファルトに関する最古の記録が日本書紀。その第27巻、668年(天智天皇7年7月)の節に「越の国より燃える土と燃える水を献る」と書かれている。


>>ルーフネット109号 「なぜ「燃水祭」が「防水のお祭り」で、天智天皇は「防水の祖神」なのか?」をご参照ください。
http://roof-net.jp/index.php?%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%A4%A9%E6%99%BA%E5%A4%A9%E7%9A%87%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%81%AE%E7%A5%96%E7%A5%9E%E3%80%8D%E3%81%AA%E3%81%AE%EF%BC%9F

大正3年、日本石油(株)(当時・現JX日鉱日石エネルギー㈱)は当時、日本画壇のリーダーの一人で日本の歴史画の父と称された小堀鞆音に自らの業界の歴史画制作を依頼した。完成した画が「燃土燃水献上図」。近年行方が分からなかったが、2011年、JX日鉱日石エネルギー㈱と防水関係者の尽力で発見さ れ、同年10月1日~11月13日、小堀鞆音の生地である栃木県佐野市にある「佐野市立吉澤記念美術館」で本邦初の一般公開となった。
http://www.roof-net.jp/index.php?%E7%87%83%E5%9C%9F%E7%87%83%E6%B0%B4%E7%8C%AE%E4%B8%8A%E5%9B%B3%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%AD%E3%81%A6参照

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佐野市立吉澤記念美術館 小堀鞆音没後八十年記念展図録


16 燃土燃水献上図  大正三年(1914)
JX 日鉱日石エネルギー株式会社所蔵  額装一面絹本着色69.9X100.8㎝。

日本書紀」(巻二十七、天智天皇七年)の記述「越国献燃土与燃水」に基づく画。越国(現新潟県)で産出した燃土(アスファルト)と燃水(石油)を献 上する様子を描く。下図が東京藝術大学に所蔵され「大正三年博覧会出品画」との裏書があるが、東京大正博覧会へ美術部門への出品は確認されない。
当時の日本石油株式会社の依頼で、制作されたようで、以後石油業界では複製・印刷等で図像が浸透した。前田青邨による同主題の作や、本作からモチーフを引用した塚田秀鏡の作品(彫金)の存在も知られる。
また、昭和58年以降この絵を参考に、新潟県黒川村(現胎内市)から天智天皇を祭神とする近江神宮への「燃土燃水」の献上行列が毎年七月に実施され、同神宮の「燃水祭」の神事に供されている。
先行図像のないこの故事を描くにあたっては、故事とは時代が隔たるが「鳥獣戯画」「伴大納言絵巻」のような平安鎌倉期絵巻を参照したようだ。金砂子の大部分は後年の修理の際に施されたもの。
近代に入って重要性を増した石油業界の人々が自らの「歴史」の図像化を求めた、またこの鞆音画が典拠・参照されたことなど、歴史画と社会との関係性が興味深い作品。初公開(文献D6参照)。


佐野市立吉澤記念美術館 小堀鞆音没後八十年記念展図録作品解説より ________________________

編集注1:野市立吉澤記念美術館小堀鞆音没後八十年記念展図録(平成23年10月1日発行)、p62。
編集注2:文末にある「文献D6」とは、「ルーフネットhttp://www.roof-net.jp/」を指す。



24年度売上100億円超え。
25年度関東防水管理事業協組総会

引田理事長挨拶
通常総会で挨拶する引田孝(ひけた たかし)理事長

関東防水管理事業協組(略称・関防協)は」9月25日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京で、平成25年度通常総会を開催した。
24年度の同協組は、「環境改修」を進化させ、防水層の長寿命化を組み合わせた「サーモコントロール断熱改修」による付加価値提案活動の推進により、契約工事高100億円を突破、対前年114.1%、の106億8,600万円、施工面積では257万㎡となった。
来年度の事業としては、
①ビュートップ工法(塩ビシート防水)PR上差別化ツールの作成
②「サーモコントロール断熱改修」の一層の啓蒙・普及
③GREEN PROJECTの寄付対象の拡大
④独自性の高い「ガムクール工法」技能学校の同協組単独開催による技能レベル向上など~を決定した。
今期の契約工事高は、対前年比105.7%の113億円、施工面積で270万㎡を目指す。また中期目標として3年後の創立30周年時において、工事契約高130億円、施工面積300万㎡を目指す。

田島社長
メーカーの田島ルーフィング・田島国雄社長が挨拶。 「当社は2019年に創立100周年を迎える。災害のたびに防水の重要性が注目される、皆さんと一体となって日本を守って行きたい」


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雨の銅鳥居
雨は石を百倍美人にするが銅の屋根もどうしてどうして
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艶めかしい。 銅製の鳥居
艶めかしい鳥居R2131720
の足元も。
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銅鳥居。港区有形文化財。文政4年(1821年)に奉納された明神型鳥居

雨の金毘羅大権現
東京・虎ノ門 金毘羅宮 昭和26年(1951)拝殿と幣殿が再建された。総檜、銅板葺き権現造り。伊東忠太設計校閲。 2013.9.25撮影。 2001年、東京都選定歴史的建造物指定 

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地下鉄道
絵日記・下北沢駅
コーナイシンコーR2130873 
「コーナイシンコー」。地下に潜った下北沢駅。
地下防水は今後の日本のインフラ整備の上で大きなテーマだ。
迎賓館赤坂離宮前庭公開は、11月1日(金)~3日(祝・日)
内閣府が 迎賓館赤坂離宮の前庭公開スケジュールを発表しました


前庭公開P8250051

国宝・迎賓館赤坂離宮本館を間近で見よう

内閣府のインフォメーションです

平成25年迎賓館赤坂離宮前庭公開は、11月1日(金)~3日(祝・日)の3日間を予定しています。
館内を御覧いただくことはできませんが、国宝に指定された迎賓館赤坂離宮本館を間近で御覧いただくことができます。 迎賓館赤坂離宮参観とは異なり、事前の申込みは不要で年齢制限もありませんので、お気軽に御来館ください。

【開催情報】
開催日時 平成25年11月1日(金)から11月3日(祝・日)までの3日間
午前10時00分から午後4時00分まで  (入場受付は午後3時30分まで)
入場口 迎賓館赤坂離宮正門横

入場資格 入場制限事項無し、入場自由 ※事前申込みは不要です
※来場者多数の場合、混乱防止のため入場制限を実施します

【問合せ先】
電話 03-3478-1111
応対時間 平日午前10時00分から午後5時00分まで


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これまで見た中で最もかわいい屋根と樋(とい)
deattanakade P8250411
水切りのラインがチャーミングです。

サイズ感が絶妙P8250402
この細さ、角度、突き出た長さ、絶妙のサイズ感ですね。
番小屋P8250407
これはいつでも触れます。


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グランルーフはやっぱり グラン庇(ひさし)ではなかった
9月20日東京駅八重洲に「グランルーフ」オープン

全景P9200261
光の帆をイメージしたという大屋根(グランルーフ)。屋根は光の帆、柱は帆柱ということになる。長さ230メートル、最大高さ27メートル。

ポスターP9200133
施設は、地下1階、地上3階建てで、飲食店を中心に15店舗が入る。駅側からせり出した全長約230メートルの大きな屋根の下の2階部分に、最大9メートルの幅の歩行者デッキが設けられた。八重洲口南北にある2つの高層ビルを結ぶでデッキは壁面緑化、さらに水を霧状に噴射するドライミストを設け、屋根に降った雨水を植栽に利用するなど、環境に配慮した設計となっている。

南端1階よりP9200251

銀の樋P9200173
水下、駅舎側に巨大な軒樋(とい)が設けられた。

南端 巨大な軒樋を支える柱に細い2本の竪樋が寄り添う。P9200224
南端 巨大な軒樋を支える柱に細い2本の竪樋が寄り添う。

新幹線の頭部を模したデザインP9200155
もしこれが瓦屋根だったとしたら、鬼瓦が据えられる部分。膜構造の屋根の先端を支える柱の飾りは、「新幹線車両の頭部をデザインしたそうですよ」と警備のおじさんが教えてくれた。


「グランルーフ」というが、これは駅舎の庇(ひさし)「グラン庇」じゃないか~~という人がいた。
遠くから見ればそうだが、実際は独立した柱に支えられており、片もちではない。駅舎に接しているのも南側せいぜい三分の一程度だ。
建築基準法第二条第一号に定義があり、この定義によると、~~~「建築物」とは土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの~~~、となっているから、この「巨大な帆」はグランルーフとい名付けられた建築物であり、庇ではないですね。



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明日は満月  RN164号の読み物は「聖書と防水」のおさらい
最近の読者のためのおさらいです。
聖書と防水

ノアの方舟。聖書と防水ギャラリー
ミケランジェロ「ノアの洪水」ヴァチカン・システィナ礼拝堂のフレスコ画。
3テーマとも多くの有名無名多くの画家たちによって描かれている。これはミケランジェロの画。40日間降り続いた雨は、すべてを滅ぼすわけだが、これは途中経過ですね。


世界最大のベストセラー「聖書」には瀝青(アスファルト)に関する記述が4か所あります。そのうちの3か所は「防水」機能を持つものとして書かれています。いいかえれば「聖書には防水に関する記述が3か所あります)ということです。

それは①ノアの方舟、②バベルの塔、③モーセをナイルに浮かべた籠。いずれも旧約聖書の「創世記」と「出エジプト記」。聖書(キリスト教)は世界各国で発行され、さまざまな版、訳があります。ここで防水の該当部分は日本語では「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などと訳されています。旧約聖書はユダヤの聖典ですから、ヘブライ語版を見てみましょう。1990年8月10日初版発行ミルトス・ヘブライ文化研究所編のヘブライ語対訳聖書ではこう表記されています。


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ノアauto_phq8gv

1.神は40日間の嵐によるノア洪水で、世界を水に沈めた。その時ノアが神に命じられて、方舟の内外側に塗ったのは「コフェル」でこの本では「タール」と訳されている。
創世記 6-1

1-1.jpg

ヴァ「コフェル」=「タール」で

バベルauto_g17XSf

2.さあ天まで届く塔をつくろう、と言って人々は、石の代わりにレンガを用い、接着と防水の為に、しっくいの代わりに「ヘマル」を使った。これは「瀝青」と訳されている。
創世記 11-3
ばべる2-1

ヴァ「ヘマル」=「アスファルト」で




モーセ20100620221047f6a

3.エジプト王によるユダヤの赤ん坊抹殺命令からモーセを守るため、モーセは籠に入れられ、ナイル川に流された。その時、籠(カゴ)の防水の為に「ヘマル」と「ザフェト」が塗られた。この本ではそれぞれ「アスファルト」と「ピッチ」と訳されている。
出エジプト記 11-3
もーせ20101001121047a94

ヴァ「ヘマル」=「アスファルト」で
ウヴァ「ザフェト」=と「ピッチ」で


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同書の重要な脚注 :モーセの入れられた「籠(カゴ)」とノアの巨大な「方舟」は同じ言葉が用いられている。

ルーフネット編集長の注 :「コフェル」と「ヘマル」と「ザフェト」は別の物か?ヘブライ語の他の版ではどうか?旧約聖書だからと言ってヘブライ語版を基準にして良いのか?日本語版でノアの方舟に塗られたものとして、「瀝青」「アスファルト」「タール」「ピッチ」「ヤニ」「樹脂」などがある。これらは聖書の訳の中だけでなく、日常的に混同して使用されている。
これらの点に関しては中島ルカ先生から回答をいただいています。1月ほどお待ちください。

こちらをご覧ください。
http://www.roof-net.jp/index.php?%E3%80%8C%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%81%A8%E9%98%B2%E6%B0%B4%E3%80%8D%EF%BC%93%E9%83%A8%E4%BD%9C
釜石・漁師のみんなの家のルーフィング
猛スピードで日本列島を縦断した台風18号。
超大型台風は、日本各地で観測史上初という降水記録を塗り替えながら、釜石漁師の「みんなの家」に近づいていた。

大型台風18号上陸に備え、なんとか防水用のルーフィングを貼り終えた。RIMG0026
上陸の朝、バーレーンの小屋の屋根になんとか防水用のルーフィングを貼り終えた。(撮影・ルーフネット森田喜晴)

釜石漁師の「みんなの家」は
東日本大震災で壊滅した岩手県釜石市の漁業支援、交流人口拡大を目的につくられるツーリズム拠点。プロジェクトは、伊東豊雄建築設計事務所+アトリエ・天工人+Ma設計事務所が設計・監理を行い、釜石の漁業関係者によって運営される。都市に生活する人たちが訪れ、体験と交流を通じて、漁業とコミュニティを学び、釜石が第2の実家(ふるさと)のような場所になることを目指す。9月28日(土)に予定されてい竣工式に向けて、プロジェクトメンバー、地元関係者、ボランティアによって急ピッチで建設が進んでいる。

小屋翌日R2131634
台風の翌日、6時10分撮影。屋根の杉皮は持ちこたえた。

手前はバーレーンから運ばれた漁師小屋。バーレーンはこの小屋を含む展示で2010年ベネチアビエンナーレにて金獅子賞を授賞した。
右手奥が日本の精巧な技術と素材を使った新しい「みんなの家」で,二棟で一つの漁師の「みんなの家」となっている。

プロジェクトを担当する伊東豊雄建築設計事務所 高池葉子さんはフェイスブックの中で、漁師の「みんなの家」とは何のためのもの,誰のためのものかを、こう説明している。

大きくは以下4つのコンセプトでできています。
1. 発信: ここから釜石の魅力を発信し,釜石の漁業発展のキーステーションにしたい。
2. 体験: 「漁師のまちツアー」の発着点とし,都市から釜石へ人を呼んでくる。
3. 教育: かっこいい漁師の仕事を伝えて,漁師ファンを増やす。
4. 物販: 日常的には朝市や魚の販売を行う。


釜石漁師のみんなの家
釜石市新浜町2-32-1新浜町仮設水産組合施設内
電話番号 080-1653-6799
https://www.facebook.com/kamaishiryoushi



kamaishi 水切りP9160137
写真上はルーフィングの端末をそろえ、水切りをつけようとしている長期ボランティアの児玉嵩史くん。

風が強まり、作業はあと1時間は到底できそうにない。猶予は10分かもしれない。ルーフィングの上に水切りを置けば風であおられるのは防げるだろう。しかしそうすると、水はその下にもぐってしまう。土砂降りの中で、あれこれ、試し、結局水切りの上にルーフィングを置き、ワッシャーを入れながら、できるだけ細かいピッチで止めることにした。残り3分のロスタイムはルーフィングが飛ばないようタッカーでさらに固定した。状況に応じた工夫と判断、これが現場の面白さだろ。



屋根葺き材として、幅25cmの大きさを1枚として、合計2000枚の杉皮が必要だった。足りなくなった杉皮の補充のため、竣工直前で、杉皮葺は一旦中断している。屋根関係者が参加できるラストチャンスですよ。


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追分の家のあんこう
人呼んで「追羽根あんこう」!
ん、誰も呼ばないって?
追羽根あんこうP9150035
樋に雨水を、縦樋に集める部分を「アンコウ」という。それは大きな口をあけて、飲み込もうとする様子から名付けられたという。このデザインは職人や施主のセンスと遊び心がチラッと顔をのぞかせるところだ。
この追羽根のような可愛いアンコウは、「アンコウ」という名にはそぐわない感もある。


追分の家 うきょうとうと、左宇治P9150037
古い町並みの風情が断片的に残っている旧東海道、滋賀県追分の民家。この屋根のアンコウだ。右・京都 左・宇治という標ちかく。

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夏 熱中症搬送者数 初の5万人超え
絵日記
東京体育館今年 5万5千人が熱中症で搬送された、5万人超えは初めて。 消防庁 屋根は扱った。
千駄ヶ谷東京体育館のガンダム屋根。
去年も暑かったが今年はもっと暑かった。消防庁は9月14日、今年の夏、熱中症で搬送された人数が5万5千人と、初めて5万人を超えた。「屋根は発電所である」という見方があるが、灼熱の金属屋根による火傷は、その実現可能性の高さを実感させてくれる。


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「メンブレン防水がわかる本」 ~マツケンの防水考現学~
現場と技術と技能を知る「防水のプロ」が上梓
B5 200ページ 2,700円

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防止工事の最大手・高山工業(株)理事技術部長で、(一社)全国防水工事業協会統括主幹を務め、公共建築工事やJASS防水仕様の制定・改定作業にもかかわっている松田健一さんが、このほど、防水技術の解説書を上梓した。同書は日本唯一の防水専門誌「月刊防水ジャーナル」の発行元である(株)新樹社が発刊している旬刊紙「ARS]に連載していた「マツケンの防水考現学」を再構成したもので、各種の防水施工法・技術・施工道具・機器・技能検定など多岐に渡って解りやすく解説されている。
松田さんDSC04861
「特に心がけ他のはどんなところ?」とい質問したところ、「ヒューマンスケールもその一つ]と言って数例見せてくれた。
現場や工法を熟知せず設計すると、実際には防水施工できなかったり、十分なメンテナンスができないことがある。工事店の管理者などは、作業員が無駄のない良い仕事ができるよう、よく知って営業や管理業務を行ってほしい」(松田さん)。

っヒューマンスケールP9120100
そのスペースで作業できるか
スケールヒューマンP9120103
体が入るか。
同書の監修にあたった松本洋一氏が「プロ中のプロ」と評価する松田さんの解説が細やかだ。
周山街道をゆく
目指すは京都・美山「茅葺の里」
目指すは京都・美山かやぶきの里P8180478


京都市内から車で約1時間、京都府下最大の面積を誇る南丹市美山町がある。そこには豊かな自然と昔ながらの茅葺き民家が多く残り、今もなお大切に守られている。
美山町は800〜900メートル級の山々に囲まれた谷あいの山村で、もともとは林業や農業を中心に栄えた町だが、近年はアユ釣りと観光の町と言えるかもしれない。
人口は4,454人(平成24年11月現在)。東西を由良川の源流となる美山川が横断し、川に沿って昔ながらの茅葺き民家が残っている。中でも知井地区にある北集落は、特に茅葺き民家が多く、この集落は現在、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。
鮎のぼりP8180020



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ルーフネットのお薦めは、京都市内から、美山の茅葺の里を目指して、「燃土燃水献上図」のもとになった「鳥獣戯画」を所蔵する高山寺に立ち寄り、お薄を一服いただいてから周山街道をゆく、というルートだ。

高山寺は 高山寺は京都市右京区栂尾(とがのお)にある古刹である。創建は奈良時代に遡る、神護寺の別院であった時期もあるが、建永元年(1206)明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興した。
鳥獣人物戯画、日本最古の茶園として知られ、ここでお土産のお茶を買えばパッケージはもちろん「鳥獣戯画」。かえるとウサギが燃える土(もちろんここでは酒肴が入った葛籠)を担いでいる図柄を選ぶこともできる。


 深見トンネルを過ぎたあたりから、道路沿いに、茅葺屋根のフォルムを忠実になぞったようなトタン屋根の家が、次々現れる。1件1件屋根の模様が違う。石垣模様だったり、瓦模様だったり、波板、瓦棒といった街中のローコスト民家風だったり、様々だ。 「あー、せっかくの茅葺屋根もトタンかあ」と、独り言を言いながらハンドルを握っていたが、6軒目を通過したとき、あまりのバリエーションの多さに驚くと同時に、「いや待てよ、単に屋根を茅から、別のものに変えるなら、もっと別の選択しもあるはず、ここまで以前の形を、フォローする必要はないはずだ。ここの人たちは、誰よりも茅葺屋根を残したかったんじゃないか」と思い至る。じっくり見ればどのトタン屋根も同じようだが一つ一つはっきり違う。そして素材は銅やステン、チタンといった高級品ではないが、どの屋根も丁寧に作ってある。これは放ってはおけない。Uターンし、写真を撮っていった。そして撮りながら美山までドライブ、ストップ、シューㇳを繰り返すこと約30回。その一部がこの写真です。

だから今回は美山茅葺の里へ序章・アプローチです
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茅葺きの里入口P8180447
これより茅葺の里




このトタン屋根を美山の茅葺職人たちは愛情と若干の無念さを込めて「缶詰屋根」と言っています。
http://www.kayabuki-ya.net/ver1/notebook/cat4/cat5/
茅葺職人のブログ「トタン考」が面白いです。


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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会


国宝・迎賓館赤坂離宮は世界的にも貴重なネオ・バロック様式建築
迎賓館赤坂離宮前庭公開
芸頻回前庭公開P8250217
双眼鏡を持参すると屋根の見事な仕上げを鑑賞できる。

  平成25年迎賓館赤坂離宮前庭公開は、10月又は11月に予定されているが、本日9月11日現在まだ未定だ。
  館内を見ることはできまないが、国宝に指定された迎賓館赤坂離宮本館を間近で眺めることができる。夏の
  迎賓館赤坂離宮参観とは異なり、事前の申込みは不要で年齢制限もない。内閣府のホームページを要チェックだ。
 

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9.26に「第3回 社会保険未加入対策推進協議会」開催
標準見積登録状況や一斉活用開始に係る申し合わせなど
時点社とあか恋がDSC04839
夜の上野赤レンガ館(写真は記事とは関係がありません)

防水を初め建設関連団体にとって、目下最大の検討課題は社会保険等未加入対策である。この問題に関して、建設産業においては、昨年5月に「社会保険未加入対策推進協議会」を設立し、行政、発注者、元請企業、下請企業、建設労働者の業界関係者が一体となって対策を検討してきた。9月26日(木) 霞が関ビル 33 階 セミナールーム BCにおいて第3回推進協議会が開催される。

出席団体等 は建設業関係登録団体:72団体で,,防水、板金、塗装、タイル等の、その他建設業関係団体:10団体)、学識経験者として蟹澤 宏剛 芝浦工業大学工学部教授、水町 勇一郎 東京大学社会科学研究所教授が参加する。

当日は① 加入促進計画に係る各団体の取り組み状況について ② 標準見積書の登録状況等各団体の現在の取り組み状況について ③ 標準見積書の一斉活用開始に係る申し合わせについて などが審議される。
「原発の汚染水漏れ 」で国交省大田大臣の発言
2013年9月3日(火) 11:07 ~ 11:24、国土交通省会見室で行われた記者会見で、太田昭宏 大臣が記者の問いに対して、こう答えています。(9月5日発表)
梅小路のC55 1号機P8180464
梅小路のC55 1号機 (写真は記事とは関係がありません。

(問)原発の汚染水漏れに関連して、今回、政府の対策本部が立ち上がったと思いますが、経済産業省がメインと思いますが、国土交通省もメンバーに入っています。
国土交通省としてどのような対策、対応をとられるのか、改めてお聞かせ願います。

(答)基本は、これは東京電力任せではなく、国が乗り出すということ。
これを各省庁一致して取り組んでいくということで、今日スタートを切ったと思いますし、関係閣僚会議ということも、これから更に今日出された基本方針の下でスタートを切るということだと思います。

その中で、特に国土交通省におきましては、これは経済産業省を中心にということ以上に、政府全体で内閣として、そしてその主力として基軸になるのは経済産業省でありますが、政府全体で官邸を中心にしてということがまずあって、そして経済産業省がその推進力を担うということですが、この遮へいをする、あるいは水を止める、色々なことには地盤との関連あるいは流水との関連、そうした土木の技術というものが極めて重要な、そしてまたそれを具体的に現場で実現するという中で、土木工学と国土交通省が担う部分というのが、特に技術的に貢献出来るのではないかと思っているところです。

具体的なそうした国土交通省としての取り組みということについては、これから詳細に詰めていくことになると思いますが、いずれにしても国土交通省、そしてまた関連の持っている技術力というものをしっかりと政府を上げて取り組むという、ここのところに組み込んで対応していかなければならないと強く決意をしているところです。

T’S スタイル 8号は 東京駅丸の内駅舎保存・復原特集
東京駅丸の内駅舎の雨仕舞 
銅板とスレートを陰で支えるルーフィング

TS スタイル8東京駅特集 P9050037

総合防水メーカー最大手の田島ルーフィングhttp://www.tajima-roof.jp/が一昨年創刊した「T's スタイル」(A4 カラー16ページ)の第8号が発刊され、保存・復原された東京駅丸の内駅舎の詳細と雨仕舞の工夫を掲載している。

大正3年(1914)辰野金吾の手によって設計された東京駅丸の内駅舎は昨年2012年10月保存・復原工事を完了した。東京駅は辰野の代表作であると同時に、当時近代化に邁進していた日本にとっても記念碑的文化遺産である。今回の工事では最新鋭の免震構造を付加しながら、創建時の姿が再現されると同時にホテル・ギャラリーなどを備えた最新鋭施設として再生された。

駅舎でまず目に付くのは銅板とスレート屋根。防水・雨仕舞の面で屋根の性能を陰で支えているのが屋根下ルーフィングだ。創建時の資料として参考にされた報告書によると、当初屋根下はフェルトであったという。しかし今回は屋根の基本性能である防水性能を考慮し、改質アスファルトルーフィングが用いられた。プロジェクトの設計と監理を担当したジェイアール東日本建築設計事務所丸の内プロジェクト室の田原幸夫室長、清水正人次長、田中公敏氏、有村耕平氏への詳細なインタビューが掲載されている。

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夜の東京駅丸の内駅舎(撮影:日本防水の歴史研究会)


中身P9050066

T'Sスタイル編集担当の田島ルーフィング(株)広報企画室に取材の感想を聞いてみた。

「多くのメディアに取り上げられた東京駅ですが、話題になった外観だけでなく目に見えない部分、(もちろん免震構造などは注目されていましたが)天然スレート・銅板屋根の下葺きやホテルのバックヤードの床下などにまで高いクオリティーを求める設計者の強い姿勢を感じました。」





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高温・豪雨で記録更新  気象庁が2013年夏の天候を総括
平成25年(2013年)夏の日本の極端な天候について  気象庁が9月4日発表

興福寺五重の塔ライトアップ  P8300011
奈良・興福寺五重塔(国宝) 天平2年(730)興福寺の創建者藤原不比等の娘の光明皇后が建てた仏舎利塔。5回の被災と再建を経て、応永33年(1426)再建。高さ50.1メートル本瓦葺。2013.8.29 21:50撮影。


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平成25年(2013年)夏の日本の極端な天候について(気象庁)

 

2013年の夏は、全国で暑夏となりました。特に、西日本の夏平均気温平年差
は+1.2度となり、統計を開始した1946年以降で最も高くなりました。8月上旬
から中旬の高温ピーク時には、東・西日本太平洋側を中心に気温が著しく高く
なり、高知県四万十市江川崎では8月12日の最高気温が41.0度と、日本の最高
気温の高い記録を更新しました。また、今夏に日最高気温の高い記録を更新し
た地点は143地点、日最低気温の高い記録を更新した地点は93地点に上りました。

 夏の降水量は、東・西日本太平洋側と沖縄・奄美の一部で少ない一方、東北
地方と本州の日本海側で多く、特に、東北地方では7月の降水量が統計を開始
した1946年以降で最も多くなりました。また、山口県、島根県、秋田県、岩手
県の一部地域では、過去に経験したことのない豪雨に見舞われました。

 夏の日本の天候を支配する太平洋高気圧とチベット高気圧は、今年の7月か
ら8月はともに平年より強くなりました。ともに優勢となった要因は、海面水
温がインドネシア・フィリピン周辺で高く、中・東部太平洋赤道域で低く
なったことにより、アジアモンスーンの活動が広い範囲で非常に活発となった
こととみられます。

 ■異常気象分析検討会分析結果概要
  http://www.jma.go.jp/jma/press/1309/02d/extreme20130902.pdf。

 ■異常気象分析検討会分析結果概要
  http://www.jma.go.jp/jma/press/1309/02d/extreme20130902.pdf



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なぜか樋だけピカピカ迎賓館
美しい赤坂迎賓館の樋

美しくはあるが P8250185
赤坂迎賓館の銅の樋は美しい

背面 中庭より P8250165
裏から見てもピカピカだ。樋としてはデザインも仕上げも美しい。
左側面 P8250157
側面から見てもよく目立つ。
ピカピカできれいだ、という声もあるが、石とスレート、緑青の屋根の中で妙に目立つ。
勝手口 P8250148
通常の入り口左側の縦樋ももちろんピカピカ。


確かにきれいではあるが樋だけがやたら目立つ。「前回の改修の際、樋だけメッキしたのだ」という説もある。
樋、継ぎ目 アップP8250150
もっと近づいてよく見てもどうもそうではなさそうだ。
それにメッキにしても1年も経てばもっと変化はあるはず。これは樋好きのルーフィングジャーナリストに訊くしかない。

縦樋、屈曲 P8250102
佐藤孝一氏によると、これはインクララックという一種の透明樹脂コーティングだそうだ。銅合金の光沢を保つのによく利用するとのこと。

佐藤「通常屋根の銅板は緑青がふいてくるが、縦樋の場合、雨の当たらない部分は黒っぽく、当たる部分は緑になる。上の写真のように出入りがあると、黒緑まだらに変色することになる。改修時期の総理だった人が、それを嫌い、何とかせい!といったらしいよ」
編集長「じゃずっとこのピカピカかい?!そりゃないでしょ。誰だい。そのピカピカ好みの総理は?」
佐藤「ははは。そんなことは誰も言いたがらないよ。多分年号が変わった時に「平成」という色紙を持ってテレビに映っていた人だと思うよ。でも樋については、関係者の中でも話題になっていて、もとに戻そうという話もあるらしい」
編集長「そりゃよかった。でも樋に興味がある人にとっては、今のショールームのような状態も貴重だね。今のうちにシッカリ写真を撮っておこう」

佐藤「年1回の内部公開は終わったけれど、来月10月には前庭だけ公開されるはずだ。建物の外部を見るなら、十分だから、ホームページをチェックしておくといい。」
 
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京都屋根絵日記
屋根の上から 屋根を見る
8時半で、素手では触れないP8300109
棟をまたぐ屋根職人。京都市内にて8月午前7時半撮影。

屋根の上から屋根を見る1 P8300057
屋根の上から見下ろせば、ビルの屋上からとは、少し違った見え方がする。ここから「いい屋根」を見ることは屋根職人の楽しみの一つだ。

屋根の上から屋根を見るP8300075
バブルの時代に多くの町屋が小型マンションに変わった。売った人も買った人も馴染の景観が変わってしまったご近所さんたちも幸せではなさそうだ。もちろん観光客にとっては魅力激減、貴重な観光資源を失った京都市にとっても痛手なはず。誰もハッピーではなかった。

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正倉院(奈良)4回目の修復現場公開
一部からぶき採用で、屋根は8トン軽量化

第4回正倉院工事現場一般公開


約100年ぶりの大修理が行われている奈良市の国宝・正倉院で8月30日から9月1日までの3日間、事前に申し込んだ約5000人が見学した。今回の一般公開は4回目で、見学者が約1万8000枚の瓦を葺いた屋根に見入った。宮内庁は年末までに約3万3000枚の瓦を葺き終え、大修理は来年10月に完了する。

正倉院正倉は,奈良時代の八世紀中頃に創建され,1,200年以上の歴史を有する国宝指定の建造物で,大正2年に実施された解体修理から約100年を経過し,傷みが徐々に進行して雨漏りが懸念される状態となったことから,平成23年度から屋根の葺き替えを主とする整備工事が行われてきた。

 これまでに約3万5400枚の屋根瓦を降ろし、天平時代の瓦約300枚を含む約8500枚を残して約2万4800枚を新調した。古い瓦は水がしみ込みやすいため、主に日当たりの良い南側と東側(正面)の一部に置き、残りの東側と北、西側の屋根は新しい瓦を使って修復する。
 宮内庁によると、約3万5400枚の瓦を取り外し、約2万4800枚を新調した。北側と西側は瓦の下に土を置く従来の「土ぶき」ではなく、土を使わない空葺き工法を採用。平瓦の配列も一部替えたため、瓦の枚数が以前より減り、屋根の重さは約8トン軽くなったという。


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