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(旧 「防水屋台村」建設中)
防水の博士たちー3ー
波多野一郎氏の学位論文にみる「早稲田スクールと防水」

波多野学位論文表紙P4180003
波多野学位論文表紙。 なぜか国会図書館の学位論文の検索でも授与年月日が不明となっており、現実の論文を見ても特定できない。

波多野論文見開き
波多野学位論文見開き。防水材JISやJASS8制定・改訂作業における人的流れが記されている部分。制定当時の様子が解り、大変興味深いので、一部抜粋紹介する。

JISA 6001(1950)「アスハルトフェルト・アスハルトルーフィングおよび砂付きルーフィング」が制定されて品質の向上に寄与した。この規格は吉田享二教授(早稲田大学:注・RN編集長)を委員長とする建築用アスハルト類似品専門委員会が審議を行ったものであるが、規格案作成のための資料の調査を吉田教授より筆者が個人的に依頼され、いくつかの資料を提出した。

昭和28年度に十代田三郎教授(早稲田大学:注・RN編集長)を委員長として、文部省科学試験研究費による「建物防水工法」研究会が組織され、筆者も委員として、アスファルト防水材の耐久性・試験方法などを分担する機会に恵まれた。

さらに前記のJISが昭和28年に制定3年目の見直しの時期となり、狩野春一教授(東京工業大学:注・RN編集長)を委員長として、JIS改定委員会が組織され、筆者も委員として各種の試験を実施する機会を与えられた。

また自身の博士論文に関連する研究として、小池迪夫・「露出型アスファルト屋根防水層に関する基礎的研究」、田島栄一 「ブロンアスファルトの耐候性に関する研究」両氏の学位論文をあげている。



波多野論文謝辞P4180006
波多野学位論文の謝辞部分。

謝辞:

原田有博士・加藤六美博士(東工大)の懇切なる助言

恩師・狩野春一博士(工学院大学教授、前東京工業大学教授)、十代田三郎博士(国士舘大学教授、前早稲田大学教授)の援助

千葉大学教授辻井静二博士、千葉大学工学部建築学教室教官各位の鞭撻

実験の実施・結果の整理には千葉大学講師加藤正守君はじめ研究室の方々からの多大の援助



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