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日本初の日中韓防水シンポー170名が参加し各国の防水事情を報告
P1 開会直前の会場.3国の通訳団
11月29日、東京工業大学建築物理研究センター主催による第1回「日中韓防水シンポジウム」が、東京都目黒区の東京工業大学大岡山キャンパスで開催された。
中国から15名、韓国32名、日本からは122名が参加、各国の防水事情の紹介のあと、学術研究発表と技術研究発表を行った。

発表に先立ち、会場をぎっしり埋め尽くした参加者を前に、主催者を代表して東京工業大学田中享二教授が「防水はこれまで欧米を中心に発展してきた。しかしこれからはアジアの時代。今日のシンポジウムを契機に、アジアから防水技術を発信してゆこう」と開会を宣言し、セッションに移った。

午前の部の「各国の防水事情」では、日本防水材料連合会草部一也・日本シーリング材工業会牧野雅彦の両氏、中国のGao Yanju 韓国のSangkeun Oh 氏が報告。
午後の学術研究発表では、日本から機械固定工法の耐風性能評価、シーリング材の対候性試験」,地下防水の不具合事例に関する3件の研究発表、中国は塩ビシート防水、韓国は塗膜防水、緑化防水の対根性に関する研究発表があった。
午後第2部の技術研究発表では3国の各種防水材料・工法や団体活動などが報告された。

またシンポジウム終了後は、会場を有楽町の東京會舘にうつし、懇親会を行った。

このシンポジウム開催に際して中心になったのが、日本の防水研究の第一人者である田中享二東京工業大学教授。田中研究室にはこれまで中国,韓国ほか各国の学生が在籍し、卒業後それぞれの国の防水分野で活躍している。田中教授は今回のシンポ開催にあたって「確かに防水は欧米から発展してきたが、雨の多い日中韓だからこその苦労があり、研究、工夫もある。風土的その他でも共通点の多い3国が技術開発や問題解決で連携すれば効果的である。時間はかかるが、こうしたシンポジウム継続することが大切。それがアジアの防水を良くし、世界の防水を良くする道だと信じる」としている。