(旧 「防水屋台村」建設中)
穴大寺仁王門の鯱と鬼
穴大寺(あなおおじ)仁王門の鯱(シャチ)と鬼 京都府亀岡市

穴シャチおにP4070024

菩提山 穴太寺 (ぼだいさん あなおうじ)
宗派:天台宗
本尊:薬師如来、札所本尊聖観世音菩薩
開基:大伴古麿

穴大寺 山門 4070017

穴大寺 高札 P4070102
JR山陰本線(嵯峨野線)亀岡駅下車、駅前からバス、「穴太寺前」で下車北へ100m。


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 鉄道車両の屋根が燃えた
小田急の屋根が燃えた
新聞各紙の報道をチェック

小田急火災 P9170071
朝日新聞9月12日朝刊と前日の夕刊。

2017年9月10日午後4時6分東京都渋谷区、 小田急沿線の火災が車両に延焼、300人が避難、小田急が5時間半にわたって運転を見合わせる、という事故があった。翌11日の夕刊で、各紙が一斉に報道。さらに警視庁代々木署の実況見分の結果発表を受け、12日朝刊に、それぞれ詳細を報じた。

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主な新聞の報道内容を、屋根の扱いの視点でみた。
チェックしたのは読売、朝日、毎日、日経と東京新聞。日経と東京が8分間の停止の適否、事故対応の適否や誘導方法のありかたといった面に視点が注がれている。大手3紙はいずれも、実況見分発表を踏まえて、屋根のどの部分が、なぜ燃えたという、材料、状況分析にまで触れている。
その、部分を取り出してみる。

日経は(13版)39面、6段3分の1、「小田急の線路脇の建物から出火し、電車の屋根に燃え移ったトラブル」という表現で、8分間の行動の適否を問題視している。 東京新聞(11版)は29面7段3分の2を割き「…(運転士)は消防隊から屋根に燃え移っていることを指摘され…」と、建物火災の火が燃え移った小田急車両の屋根の写真を大きく掲載。

毎日は(13版)31面で 沿線火災で延焼し、屋根が焦げた車両の写真を載せ、「電車の車体はステンレス製で燃えないが、架線に流れる高圧電流を絶縁するため、屋根の一部をウレタン樹脂で覆っている。樹脂には難燃剤を混ぜているが、防火できなかった。」と締めくくる。

読売(39版)は39面8段3分の1。煙を上げて燃える写真と、焦げた屋根の写真を掲載。「屋根の一部溶ける」の見出しで報じている。警視庁代々木署の実況見分の結果として「電車の屋根を覆っていたウレタン樹脂が激しく燃えていたことが分かった。~炎が
直接樹脂に触れて燃え移ったとみられる~」。さらに「代々木署や小田急電鉄によると、ステンレス車両の屋根は架線トラブルによる異常電流から車両を保護するため、ウレタン樹脂の絶縁体で覆われていた。11日の実況見分の結果、建物付近に停車した2
両目の樹脂が燃えていた。~停車中の8分間に、建物の火が屋根の樹脂に燃え移った」と記す。

朝日(13版) 35面 6段2文1「なぜ車両に延焼」の見出しで、「燃えたのは電気設備周辺を絶縁するために、ステンレス製の車両
に上塗りしているウレタン樹脂。難燃剤を混ぜているなどして燃えにくくしているが、今回は炎の勢いが強かった。」
などとしている。



列車火災といえば、1951年4月24日の桜木町事件。この時は木製車両の屋根に着火、死者106人の大惨事となり、これを契機として、車両の屋根と車体の不燃化が進んだ。今回はステンレス車両ではあったものの、屋根の絶縁用樹脂が燃えていた。

桜木町

京浜東北線桜木町駅構内で工事を行っていた電気工事作業員が誤ってスパナを落とし、架線が垂れ下がってしまっていた。進入してきた電車の先頭車のパンタグラフが絡まりショート。激しい火花とともに屋根に着火し、車両は木製の天井から炎上を始めた。先頭車のモハ63756がたちまち全焼、2両目のサハ78144が半焼して焼死者106人、重軽傷者92人を出す大惨事となった。
この惨事の反省から多くの対策が施された。木製屋根の不燃化もその一つ。

昭和27年車両の難燃化を進める当時の国鉄は翌昭和27年、塩ビシートを車両屋根に初めて採用した。(ロンシール工業は昭和22年、日本で初めて塩ビの製造に成功していた。)
その後この技術を屋根防水用途に応用して昭和39年、旭川市役所で建物の屋根防水シートとして初めて採用された。加硫ゴムシート上市に先駆けること10年。建築用シート防水の出発点となっている。




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苫の隙間から落ちた雫が私を濡らす
 ♪(/・ω・)/ ♪ 勝手に屋根文庫
お薦めします
ピーター・J・マクミランの「英語で読む百人一首」

例えば百人一首の巻頭歌。 天智天皇の雨漏りの歌をマクミランは、こう訳した。

マクミラン英訳百人一首 P2200255
文春文庫2017年4月10日発行。 780円 269頁。
1959年、アイルランド生まれの詩人、日本文学研究者。日本在住25年。2008年に小倉百人一首を初めて英訳。
彼の英訳を読んで「百人一首が初めて理解できたと話す日本人が、当時から現在まで、大勢いる」という。確かに英語で見えてくる世界がある。
DSC02225.jpg 
「秋の田の 刈穂の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」
In this makeshift hut
仮庵に降った雨は

gaps in the thatch let dewdrops in,
やはり、苫の隙間から漏るのである。

参考:http://www.roof-net.jp/index.php?cmd=read&page=%E3%80%8C%E5%A5%A5%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%9A%E9%81%93%E3%80%8D%E7%AC%AC10%E5%9B%9E%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%9B%A8%E6%BC%8F%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%AD%8C%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%A9%B1%E3%81%97&word=%E9%9B%A8%E6%BC%8F%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%AD%8C

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談山神社(たんざんじんじゃ)。

談合の寺

段残神社 P1060388
写真提供 T氏

談山神社(たんざんじんじゃ)。奈良県桜井市の多武峰(とうのみね)にある神社。祭神は中臣鎌足。藤原氏の祖である中臣鎌足の死後の天武天皇7年(678年)、長男で僧の定恵が唐からの帰国後に、十三重塔を建立した。
談山の名は、中臣鎌足と中大兄皇子が、大化元年(645年)5月に大化の改新の談合をこの多武峰で行い、後に「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼んだことに由来する。

享禄5年(1532年)に再建された十三重塔の他、権殿、本殿、拝殿、楼門、末社などが重文に指定されており、十三重塔は現存する世界唯一の木造十三重塔である。

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「案山子ごっこ」  屋根を遊ぶ
くさかんむり on the roof

kusaknnmuri (1)
 神戸市北区の茅葺き集団「くさかんむり」さんのブログ 
 http://www.kusa-kanmuri.jp/  「2017-06-20 (火) かやぶき 」 より

kusaknnmuri (2)
右端が親方の相良育弥さん。

ルーフネットの目標は「屋根を遊ぶ」。 育弥親方率いる「くさかんむり」はその点で大先輩です。ここでは「屋根遊ぶ」というより「屋根遊ん」でますね。ああ楽しそう。
「 楽しくなければ、いい仕事はできない。」という当たり前の話が、あたりまえにある、という幸せ。
http://www.kusa-kanmuri.jp/ を見て下さい。
kusakannmurikounn.png




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RNY349 「茅」ってなんだ? 苫を編み苫を葺く
茅という植物を見たことがありますか?
日本茅葺文化協会のフリップです。
「茅」ってなんだ?DSC09635
「茅」 かや とは、屋根を葺くための草の総称です。

ススキ、ヨシ、稲わら、麦わら、笹  など
これらの植物を「茅」 と呼び、これらで葺かれた民家を、かやぶき民家と呼んでいます。

DSC09671.jpg
2017R&R建築再生展、「JWHA日本防水の歴史研究会」 ブースにて。

「編むDSC09624

DSC0苫を編む9621

「苫を葺くDSC09764

神戸の茅葺職人の塩澤実さん(茅葺屋代表)によると、
「苫」とはワラやスゲなどの草を、元末を揃えて編んだものです。元の方を棟側にして、軒から棟へと重ねながら屋根の上に広げると、逆葺きの茅葺き屋根ができあがります。ちなみに元末を交互に草を編んだものは「筵(むしろ)」や「簾(す)」。とのこと。
さらに「あらかじめ編んでおいたものを巻いて束ねておけば、これをさっと広げて仮止めするだけで雨露が凌げる優れものです。耐久性はありませんが、手軽に雨養生するにはうってつけな葺き方です。」とも。さすが屋根屋。

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GINZA square
ginza sruer roofR0140647
GINZA square 1 2017年5月撮影 

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