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(旧 「防水屋台村」建設中)
金沢駅・鼓門の屋根
448正面

金沢駅東口(兼六園口)の広場、近代的・幾何学的なガラスの巨大なドーム大屋根の前で、対称的に質実剛健な木造建築の門が、アクセントを添える。2つの鼓の胴が、波打つ銅屋根支える,鼓門。金沢を訪れた人に傘を差しだすイメージだそうだ。金沢の伝統芸能である能楽(加賀宝生)で使われる鼓をイメージしている。高さが13.7mもある2本の太い柱に支えられた天幅24.2メートルの屋根の門構えは圧巻だ。多くの観光客がまずここで記念写真を撮影する。金沢駅は世界で最も美しい駅14駅の1つに選出されているとのこと。

448hisashiO9020009 (2)

門の構造、まして屋根の造りは、全く見えないのだが、ちょうどいいものが、駅構内に展示されていた。建築に先立ち十分の一の模型を作成して、柱や梁の重なり具合、組み立て順序を慎重に検討したのである。素材は米松集成材、屋根は銅板の一文字葺き。屋根の複雑な構造は、この模型でしか見えない。

448格子の屋根

この波打つ屋根と太い柱を持つ鼓門、実はただの門ではない。巨大なガラスドームの雪受けと、大量の雨水を貯水槽に導き、さらに地下部の換気機能も担っているという。
448O9020003.jpg


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防水の歴史を探る「JWHA日本の防水歴史研究会」
*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。2020年の近江神宮燃水祭は7月7日。 黒川燃水祭は7月1日です
重文・西回廊屋根葺き替え
北野天満宮台風被害、桧皮奉賛

本殿左西回廊
北野天満宮、本殿左側の西回廊に素屋根がかかっている。

西回廊屋根葺き替え
昨年・一昨年の台風被害による、"西回廊屋根葺き替え工事が始まっている。

めくり
素屋根の中では西回廊の桧皮が外されている。

修理済みの 東回廊 
こちらは葺き替えが終わり、棟の銅板工事も完了した東回廊の屋根。




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屋根協HPペトップに写真

施工紹介
正倉院のやじろべえ(下り棟の銅板)

HP_201904140206401d6.png

JMRA/一社・日本金属い屋根協会ホームページのトップにJWHA 日本防水の歴史研究会提供の写真が掲載されています。
「施工紹介」 という部分で、同協会機関誌「施工と管理」 の表紙写真のうち、評判の良かったもの、意外なもの、などが選ばれ、今回変更になる前は、やはり防水の歴史研究会が提供した「笠間の三連砲(笠間神社)」の写真が採用されました。

今回の正倉院では、次のような解説文が書かれています。

2019-02-no367[1]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「正倉」とは、元来「正税を収める倉」の意で、律令時代に役所に設けられた保管庫だった。 また、南都七大寺にはそれぞれの寺領から納められた品や、宝物を収蔵する正倉があり、それを塀で囲ったものを「正倉院」と称した。各地に正倉院が存在したが、多くは廃絶して東大寺正倉院内の正倉一棟だけが残ったため、「正倉院」は東大寺に所在する正倉院宝庫を指す固有名詞化し、現在は宮内庁の施設等機関である正倉院事務所が正倉院宝庫および正倉院宝物を管理している。
創建は、遅くとも天平宝字三年(759)以前で、高床式檜造り、屋根は単層、寄棟本瓦葺き。東西に並ぶ10 列、南北 4列の自然石の上に束柱を立て、間口約 33メートル、奥行約 9.4メートル、床下約 2.7メートル、総高約 14.2メートルの巨大な建物を支えている。1200年の間に何度も修理が行われ、近年では天保、明治そして、大正 10年には解体修理が行われた。
棟の稜線上の銅板は、雨漏りを完全に防ぐ目的で、野地の二重化と共に採用された改良点であった。その銅板の上で踊っているや青銅のやじろべえは、大正の修理時点ではすでに取り付けられていたもの。修理・点検用の丸環で、瓦を葺けば、写真のように、本体は丸瓦の隙間に入り込み、下からは見えない。
写真:JWHA 日本防水の歴史研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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2019年の近江神宮燃水祭は7月5日。 黒川燃水祭は7月1日です

2019年・JWHA 展示予定「防水と雨仕舞の歴史館」
第24回R&R建築再生展 東京ビッグサイト青海展示棟B 6月11日(火)―13日(木)
国宝・飛雲閣の葺き替え完了で特別公開
重文・南能舞台でも祝賀能
5月21日(火曜) 12:30開演。

appu 飛雲閣の杮葺き終了 PF000122


京都西本願寺の飛雲閣。秀吉が築いた聚楽第の一部といわれる国宝・飛雲閣は、杮葺き(こけらぶき)の劣化が激しく、雨漏りも生じていたため鉄板を差し込んで応急措置が行われていた。昨年1月から葺き替え工事が始まり、このほど完成、特別公開される。

屋根フリークに勧めたいのは5月21日の宗祖親鸞の降誕会に合わせて開催される祝賀能と合わせての見学だ。
能が演じられるのは、重文・南能舞台。白書院前の北能舞台が、日本最古の能舞台(天正9年・1581)で、対面所前の南能舞台は
現存する日本最大の能舞台といわれている。宗祖親鸞の降誕会にあわせて祝賀能が行われる。能舞台は一般公開されておらず、この機会を生かしたい。

またすでに報じている、ITC国際茅葺き会議の3日目、5月20日の会場が京都府南丹市で、最終21日は京都市内の見学と表彰式になっている。ここに西本願寺南能舞台での祝賀能と、飛雲閣特別公開を組み込むのも一興。


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2019年の近江神宮燃水祭は7月5日。 黒川燃水祭は7月1日です

2019年・JWHA 展示予定「防水と雨仕舞の歴史館」
第24回R&R建築再生展 東京ビッグサイト青海展示棟B 6月11日(火)―13日(木)
「屋根を調べる2019」
屋根協が計算ソフトの改訂版作成
荷重算定・強度計算・断熱性能計算など

yane 2019
一般社団法人 日本金属屋根協会が ,「屋根を調べる2019」を発行した。旧版「屋根を調べる2017」からの改定点は以下の通り。

保有水平耐力計算及び許容応力度等計算の方法を定める件(平成19年5月18日国土 交通省告示第594号)の改正が本年1月15日に施行されたことにより、一定の区域での積雪荷重の計算方法が変わった。これに対応して同協会・技術委員会では『屋根を調積雪荷重算定ソフトを更新した。

『屋根を調べる』には、以下の計算ソフト並びに参考資料が含まれている。
[風圧力関連規定]
建築基準法の風圧力関連規定に関する解説である『風と金属屋根 第3章・風荷重関連基準』をPDFファイルで掲載。
[風圧力算定ソフト]
1.屋根・外壁などの外装材用の風圧力算出用で、構造骨組用風圧力の算出はできない。
2.屋根は負圧のみ、外壁は正圧・負圧とも計算できる。
3.平均速度圧の算出式は、簡略版を使用している。
[積雪荷重算定ソフト]
建築基準法施行令第86条の規定に基づき作成した。
積雪荷重の算定に際しては、積雪の単位荷重(雪の重さ。例えば雪が氷結した場合、著しく荷重が増加)、不均等荷重、雪庇の発生などの考慮必要。
[屋根性能計算ソフト]
屋根材や部材・ファスナーの強度計算や断熱計算、排水量計算などが行える。
計算に当たっての考え方については、耐風強度関係については、『鋼板製屋根構法標準』、『風と金属屋根』を、その他については本ソフトにある『金属屋根の性能確認』を参照。
このソフトでできる計算一覧
【耐風強度計算】【耐積雪強度計算】【性能確認計算】
[屋根ふき材の構造計算]
鋼板製屋根に関する構造計算の考え方や構造計算書の作成例を示した「屋根ふき材の構造計算」をPDFファイルで掲載している。
併せて以下の屋根材についての標準仕様(屋根材強強度)についてもPDFファイルで掲載している。

心木あり瓦棒ぶき
心木なし瓦棒ぶき(部分吊子)
心木なし瓦棒ぶき(通し吊子)
立平ぶき・蟻掛けぶき
横ぶき
波板ぶき

[工事管理報告書作成ソフト]
工事管理報告書作成ソフトは、金属屋根工事技士の方々より寄せられた「自分たちが工事管理をした証明書を提出したい」との要望に応えして作成した。

● 価格:会員 4,600円(税抜き) / 非会員 5600円(税抜き)

一般社団法人 日本金属屋根協会・技術委員会では、これまでに『風と金属屋根』並びに『金属屋根の性能確認』を編集・発行し、荷重の算定や屋根材の強度計算・断熱性能計算などに対する考え方を整理してきた。併せて各種の計算様式を提案し、金属屋根業者自らが屋根の安全性や性能の確認などを行える態勢を整えてきた。
これらの計算様式の中で、風圧力の算定については、建築基準法の改正により計算が複雑化したこ とに対応して、2002年に『風圧力算定ソフト』を作成。他の計算様式についても「ソフト化してほしい」との要望が数多く寄せられたことが2004年の『屋根を調べる』の作成につながったという。


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2019年・JWHA 展示予定「防水と雨仕舞の歴史館」
第24回R&R建築再生展 東京ビッグサイト青海展示棟B 6月11日(火)―13日(木)
どうやね。名古屋旧控訴院の屋根
名古屋市政資料館(名古屋旧控訴院)
名古屋旧控訴院 ドーム PG9P5399

重要文化財旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎(名古屋市市政資料館)
控訴院正面 PG9P5832

大正11年(1922)当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設。赤煉瓦と白い花崗岩、緑青の銅板、スレートの黒が織りなす荘重で華やかなネオ・バロック様式の建築は、隣接する名古屋城と一体となり、地域のシンボルとして外堀界隈の景観を引き立てている。
昭和54年(1979年)に名古屋高等・地方裁判所が中区三の丸一丁目に移転した後、名古屋市は国(文化庁)や県の補助を受けて建物の保存・復原修理の工事を行い、平成元年(1989年)には「名古屋市市政資料館」として整備・再生。昭和59年国の重要文化財指定。



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カンヅメ化定点観測

妻を整えるDSC06122


缶詰化DSC06129
2019年2月16日撮影。

カンヅメ屋根:「今、多く茅葺き民家の屋根に金属が被っています。茅葺きファンから見れば茅葺き屋根が金属葺きに変わるのは嬉しいことではありません。それを「缶詰(カンヅメ)」と呼び評価しません。一方で「缶詰屋根は茅葺きという文化を伝えて行く上でとても大切」という茅葺き職人がいます。」(日本金属屋根協会機関誌「施工と管理」『あの屋根この屋根』  http://www.kinzoku-yane.or.jp/feature/n_10/n_10-01.htmlより)