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(旧 「防水屋台村」建設中)
あそびくさ(遊び種)まく(蒔く)旅 
鶴川の茅葺ギャラリーで

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可喜くらし・連続講演サロン
第5期 第1回 2019年 6月8日(土)14:00-16:00 東京・鶴川 「可喜庵(かきあん)」
講師:タルディッツ・マニュエル Tardits Manuel ・ 建築家/みかんぐみ共同代表
テーマ:「行き・生き」


「私は生まれてからいつも、多くの旅を続けてきた。生後6ヶ月でカメルーン(アフリカ)行きに始まり、そして幾年かの後、日本への長い道程へと続くこととなった。旅することは、単に違う土地に行くということではない。それは固有性への問いかけである:その場所性であることはもちろんのこと、文化的、そして人間性における固有性を求めることである。」 Tardits Manuel

文化、教育、商業、住宅と幅広い分野の建築と愛されるデザインで知られる ”みかんぐみ”のタルディッツ氏が「行き・生き」とした旅と人生」を語る。

◆タルディッツ・マニュエル (Tardits Manuel) 1959年パリ生まれ。
建築家 ・ みかんぐみ共同代表/明治大学特任教授。
1982-1984ボザール国立学校アトリエ・セザール(彫刻)師事。1984 フランス建築学校UPA 1卒業。1988 東京大学大学院修士課程修了。1988〜1992 東京大学大学院博士課程。 2005〜2015 ICSカレッジオブア−ツ副校長 。 2006 フランス国芸術文化勲章(シュバリエ)受勲。 2013〜 明治大学特認教授。主要作品:NHK長野放送会館、フランス大使公邸再生、愛知万博トヨタ館、愛知万博フランス館、mAAch ecute神田万世橋再生、フランス国立極東学院・京都支部等。主要著作:−団地再生計画(Inax出版)、東京断層(鹿島出版)、日本・家の列島(鹿島出版)等。
茅葺きタワー
2012年の作品。「下条茅葺きの塔」。 JR飯山線下条駅の11メートルの茅葺きタワー。

<企画協力は高月純子氏>
〈趣旨〉  可喜くらし(かきくらし)は、幕末に建てられた 住いの素形の空間「可喜庵」で、無心に喜びや発見を分け合い「可喜」の輪を繋げることを目指しています。環境、建築、芸術の第一線にいる講師から『旅』をテーマに心に残った徒然なる語りを聞きます。
5年目/ 第五期のテーマは『あそびくさまく旅』です。「遊び種」は、遊び相手や遊びの材料のこと。「種」は「くさ」と読み「あそびぐさ」です。「遊び」はもともと、神や魂を楽しませるものを表し、楽器を使って歌や舞を踊る「神楽」がそれを表します。さらに「遊び」は「足霊(あしひ)」を語源とし、人びとの助けとなる神のところに歩いて行って祭ることに由来します。子どもだけでなく大人も遊びの種を蒔き、眠っている力を醒まし育む旅と致します。『旅』とは日常から離れることでありながら、『戻る場所』を魅力ある新しさに立ちかえさせるものです。自然や大いなるものに「ひれふすことと立ちむかうこと」そのふたつの行為のあわいに生まれるものが、人間の生活の知恵、文化、造形であり、私たちはその絶対的な「小ささ」をいとおしく感じるのかもしれません。


申し込み kakian@suzuki-koumuten.co.jp (担当:畑野)
■日時:2019年6月8日(土)開場13:30 、講演14:00~16:00
■会場:可喜庵 (鈴木工務店敷地内)東京都町田市能ヶ谷3丁目6-22
※小田急線「鶴川駅」北口徒歩8分
※駐車場なし
TEL : 042-735-5771  FAX: 042-735-3323
■参加費 :各回 / 一般2,000円 学生500円(ワンドリンク付)
■地図アクセス:https://www.suzuki-koumuten.co.jp/kakian/access
■定員 :30名

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防水の歴史を探る*「ルーフネット」は日本の世界の防水に関する記録の初見を求めて日本書紀や聖書などを調べています。「日本の防水歴史研究会」
2019年の近江神宮燃水祭は7月5日。 黒川燃水祭は7月1日です

2019年・JWHA 展示予定「防水と雨仕舞の歴史館」
第24回R&R建築再生展 東京ビッグサイト青海展示棟B 6月11日(火)―13日(木)
NSK 55期 通常総会

高性能湿式材料の需要拡大図る

NSK会長挨拶P2200843
総会で挨拶する藤井実広会長(エスケー化研)


NSK・本建築仕上材工業会が、令和元年5月10日、東京・明治記念館で、平成31年(令和元年)度通常総会を開催し、新年度事業計画などを決定した。

平成30年(暦年)の新設着工戸数は前年に比べ2.3%減少しているが、NSK生産数量の建築用仕上塗り材・左官材料・補修材料の総計は1.2%減少と健闘している。しかし生SL材(㎥)は、質量換算した場合は4.7%減少となっており、予断を許さない状態。

民間調査会社による今後の需要予測においても、新設住宅着工戸数は2020年度には
70万戸台、2030年度には約60万戸になると予測されている。さらに専門工事業者の不足が別途問題視されている。
大工を例に挙げると2015年時点では35万人であったが、2030年には21万人まで減少すると見込まれており、「大工の1人当たりの新設着工戸数」が年間約2戸前後であることから、約60万戸の需要でも供給できなくなる可能性が指摘されている。

改修市場は2030年までに年間6~7兆円台で横ばいに推移すると予想されている。
新築・リフォームを問わず高機能な製品の市場展開が期待されている中、今年度は性能を重視した湿式材料需要拡大を目指してゆく、としている。

建築用仕上塗材生産量
700 建築用仕上塗材生産量NSK生産量


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RNY「ドローンを活用した建築物調査 実施要領(案)」作成

ドローン+赤外線はどこまで使える?
 国交省・基整促報告会で。

kiseisoku T3


国土交通省は、建築基準法等に係る技術基準の整備・ 見直しを図ることを目的とした建築基準整備促進事業の調査結果(平成30年度実施分)について、2019年4月24、25日の両日、すまいるホール (東京都文京区後楽1-4-10)で報告会を開催した。

二日目に報告された「T3 非接触方式による外壁調査の診断手法及び調査基準に関する検討:一般財団法人日本建築防災協会 」では、「非接触方式による外壁調査の診断精度に関する整理・検証を行った上で、 ドローンの活用を含めた効果的かつ確実な診断手法及び調査基準の検討と技術基準の提案が行われた。

建築基準整備促進事業は国が建築基準等の整備を促進する上で必要となる調査事項を提示・公募し、最も適切な調査内容等の計画を提案した民間事業者等が行う技術基準 の原案となる基礎的な技術的知見の調査を支援するもの。

今回報告された15事業はこちら。↓
http://www.mlit.go.jp/common/001283023.pdf

このうち、「T3 非接触方式による外壁調査の診断手法及び調査基準に関する検討」では、以下の課題に対応することにあった。

現在、「建築基準法第 12 条に基づく定期調査の建築物の外壁調査」は、半年~3年に 一度の頻度で手に届く範囲での打診等による調査、竣工から10 年を経過した建築物については全面打診等による調査が求められている。しかし、 全面打診による調査には仮設足場等の設置が必要で、建築物の所有者にとって費用負担が大きいため、全面打診に代わり赤外線装置を用いた調査が行われて いるが、建物の高層階での調査が困難、適切な調査方法が徹底されていないこと、などの問題があった。

初年度の平成29年度は
① 環境条件や撮影条件等の適用範囲を十分に考慮して調査 が行われた場合、赤外線装置法による診断結果は調査員 による打診調査の結果に相当することを確認。 ② 赤外線装置法を用いた外壁調査を実施している技術者へ のアンケート調査を行い、技術者個人の経験等が外壁調 査実施において大きな判断要素として加わっている実態 を確認。
③ ドローンに関する法令、安全な運用、行政手続き、操縦者の資格、過去の事故事例、外壁調査に関する課題などについて整理。
④ ドローンを活用した外壁調査に関しては、赤外線装置法 の適用範囲と精度が確保されることを前提条件とした場合には、地上で実施する調査とほぼ同等の利用が可能で あることを実証実験(試験体)により確認。

その上で、平成30年度は
①. ドローンの活用を含めた非接触方式による外 壁調査の診断手法の検討 • 実建物での実証実験を計画 • ドローンを活用する場合の適用範囲と測定精度のグ レード化 等を検討。
②. 非接触方式による外壁調査の技術資料の作成 • 赤外線調査法の適用限界に関する補足実験 • 外壁調査を行う業者を対象とした調査業務に関する アンケート」の分析及び追加ヒアリングの実施
を行ってきた。


当日は、その成果として、
①赤外線装置法による外壁調査における「適用限界」に関するバックデータを整備した。
⓶実建築物での実証実験により、信頼性のある診断結果を得るための赤外線装置法による外壁調査の手順、撮影条件等を明らかにした。
③実建築物での実証実験により、ドローンを活用した建築物調査での安全性確保のための手順や実施条件を明らかにした。
④「定期報告制度における赤外線装置法による外壁調査 実施要領(案)」 および「ドローンを活用した建築物調査 実施要領(案)」を作成した。
ことを報告した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
600ドローンを活用した建築物の調査方法の検討
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
当日配布資料より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
800ドローン飛行計画作成項目 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「定期報告制度における赤外線装置法による外壁調査 実施要領(案)」 および「ドローンを活用した建築物調査 実施要領(案)」の目次は、次の通り。

600実施要領



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平成31年 日シ工 通常総会
日本シーリング材工業会 第56回 通常総会 

会長挨拶 PF000034
日本シーリング材工業会は4月24日、東京・中央区のマリオット銀座東武ホテルで、年度臺56回通常総会を開催した。

大津功氏(セメダイン)会長が挨拶の後、議長席につき、議案審議、すべて原案通り承認・可決した。
新年度事業計画として、工業会活動の活性化、技術レベル向上、シーリング業界の地位向上と広報活動などを決定した。特に規格・制度への対応としては①ノンホルムアルデヒド認定制度継続、⓶住宅瑕疵担保法対応の3条確認制度の継続、③PCP含有シーリング材判定対応の継続④シーリング管理士・技術管理士資格者数の拡大などを決めた。
懇親会では、来賓の経産省製造産業局生活製品課住宅産業室 松田剛 課長補佐、日本シーリング工事業協組連合会、苅谷純会長、顧問の東京工業大学 田中名誉教授らが祝辞を述べた。

刈谷氏乾杯
刈谷日シ工連会長の発生で乾杯。

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RNY 防水アーカイブWGが黒川燃水祭に参加を計画
新潟県防水協も参加予定
シンクルトン記念館での講演も
採油

毎年7月1日、新潟県胎内市のシンクルトン記念公園の原油が湧き出る池で、黒川燃水祭が行なわれている。燃水祭は、日本書紀の天智天皇7年(668)の条に「越の国から燃える土と燃える水を天智天皇に捧げた」という記述があることにちなんで、新潟県胎内市(旧黒川村)と滋賀県近江神宮で行なわれている石油・防水業界にとっても重要な祭事である。

今年2019 年の黒川燃水祭は,例年同様、7月1日(月) 午前10時30分から、新潟県胎内市下館1622の シンクルトン記念公園で開催。また11時45分からは、胎内市役所黒川庁舎前通り(胎内市黒川1410)で、献上行列が行われる。

この祭事に防水関係者が参列するようになったのは2011年からで、今回、日本建築学会・防水工事運営委員会・防水アーカイブズ調査研究WG(田中享二主査)が、黒川燃水祭への参加にむけて調整を行っている。

現在の計画では、前日の6月30日(土)午後4時から、新潟市内で、胎内市文化財保存担当の伊藤崇(たかし)氏の講演「黒川燃水祭と黒川油田の歴史」を聞いた後、新潟県防水工事業協同組合(吉井 清理事長)との意見交換を行う。 
翌日の7月1日は、燃水祭開始前に、会場となる石油公園内の「天智天皇に献上した油を採取した油坪(池)」や、「明治時代に英国人シンクルトンの指導によって造られた木枠組の石油井戸跡」などを見学。燃水祭終了後は、献上行列見学、さらに時間があれば胎内側上流の黒川郷土文化伝習館訪問もメニューに上がっている。
 

燃水祭会場  (1)

日本書紀の記述は石油関係者にとっては「燃える水=石油に関する我が国最古の記述」 であることから、業界の起源となる重要な祭事として位置づけ、毎年多くの関係者が参列している。一方「燃える土=アスファルトに関するわが国最古の記述」の意義は防水業界にとっては重要だ。わが国の天然アスファルトの利用は1万5千年前・縄文時代の矢じりの接着や土器の補修や防水・防湿のためのコーティングに遡る。人類と石油とのかかわりはアスファルトのこうした利用に始まったのである。ゆえに「燃土燃水献上という日本書紀の記述が防水業界にとっても、防水業界の起源に関わる重要な記録である」という認識が徐々に高まり、5年前からは、防水関係者が、黒川燃水祭・近江神宮燃水祭に多数参列するようになってきた。2015年より地元・越の国の防水工事店の高橋英樹氏が毎年参加している。高橋さんは全国防水工事業協会北陸支部の副支部長を務めている。
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臭水(くそうず)坪には油が浸み出し、真黒だ

黒川の地名は湧き出した原油が川に流れ、真っ黒になったことから付いたといわれている。黒川燃水祭は1983年から地元の保存団体「越の国黒川臭水(くそうず)遺跡保存会」が行っている。地元の小学生などおよそ80人が見守る中、保存会の関係者が、カグマと呼ばれるリョウメンシダの一種の葉を池(油坪)に浸したあと、葉を絞って油を集め、近江神宮の神職に油(燃える水)を手渡す。
油は天智天皇を祭る滋賀県大津市の近江神宮で、7月5日に行われる近江神宮燃水祭で奉納される。

献上行列

昭和60年に黒川石油公園が黒川油田跡地の森の中に整備された(面積8,250㎡)。公園内には明治期にシンクルトンが指導して掘った堅井戸や、排水溝、それ以前の古い油坪などが保存され、黒川油田の繁栄を示す建造物として、石油掘削櫓を模したシンボルタワー、東屋、遊歩道なども設置され、採油用のカグマを栽培する展示畑もつくられた。公園内では現在も天然ガスがポコポコ吹き出る様子や、池や井戸から臭いを漂よわせながら湧き出る原油をみることができる。この黒川石油公園が整備された年、アラブ首長国連邦駐日大使が黒川石油公園を訪れ、またその3年後、黒川村長がアラブ首長国連邦に訪問し国際交流を深めている。平成4年には黒川の臭水(4,822㎡)が新潟県の天然記念物に指定され、さらに平成6年には考古学的な価値が認められ国の史跡に指定された。


シンクルトン記念館は平成8年に建設された。室内展示の概要は、古代~現代までの臭水と共に生きた人々の歴史を紹介。石油関係民具の実物展示、イラスト・写真・模型などにより展示、説明をしている。ハイビジョンシアターでは臭水と人との関りを学習体験できる。またこの地方独特の臭水の採油方法や、黒川燃水祭の様子も紹介している。入口ロビーにはアラブ首長国連邦児童絵画の作品も鑑賞できる。過去の歴史だけではなく、石油の現在、さらには未来の地球環境の認識も深めてもらうような展示がされている。


石油記念展示室 
記念館展示室



防水アーカイブズ調査研究WG
2013年4月から活動を開始している日本建築学会・防水工事運営委員会・防水アーカイブズ調査研究WGの活動内容に関して主査の田中享二東工大名誉教授は、次のように述べている。

「わが国の防水の歴史はすでに100年を超えている。この間多くの材料・工法が開発され、多くの人が関与し、現在に至っている。ただこれら情報を保存する習慣、それを受け止める仕組みがなかったため、貴重な防水遺産が散逸・消失し、現在もその状況が続いている。これらを危惧し、次世代へ防水情報を伝達する仕組みとして防水アーカイブズを構想し、建築学会防水工事運営委員会内にワーキンググループを設置し活動を開始した。」 防水アーカイブズにおける収集対象は・ひと・もの・文書。
「現在のシーリングとメンブレン防水の材料と技術体系はいうまでもなく、過去の膨大な情報の上に成り立っている。幾多の漏水事故を糧として設計、材料、施工は進歩してきたからである。そして将来の防水は現在の情報の上に作られるだろう。過去を学ぶことは将来を考えることである。そのためには防水の過去から現在を繋ぐ装置が必要であり、その一つがアーカイブズである。」
更に同記事の中で、消失しつつある防水遺産の現状を憂い、「現在のものこそ消失しやすい」とも訴えている。
「実は現在のものも危ない」。現在のものはまわりにもふんだんにあり、電話でお願いすればすぐに材料も技術資料でも入手できるため、誰も取っておこうとは考えないが、放っておくと(古いものと)同じ運命をたどるからだ。

WG設置以来毎年「もの」情報を報告してきたが、昨年の学会大会では「ひと」に関する報告を初めて行った。「防水アーカイブズに関する研究 その5防水アーカイブズ資料としての「ひと」情報収集の現状」として、~現在までに200名を超える「ひと」のファイルが完成しているが、今のところ、情報の得やすい論文や雑誌等に頻出する「ひと」に偏っており、実際の工事に携わった実務関係の「ひと」が少ないこと、今後の収集計画、閲覧計画~などを報告した。



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平成30年度 基整促事業報告会~
建築基準整備に係る調査結果
全15事業の報告会を開催

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国土交通省は2019年4月24、25日の両日、建築基準法等に係る技術基準の整備・ 見直しを図ることを目的とした建築基準整備促進事業の調査結果(平成30年度実 施分)について、報告会を開催する。

このうちルーフネットが注目するのは二日目の4月25日(木)3:30~13:55 分に報告される「T3 非接触方式による外壁調査の診断手法及び調査基準に関 する検討:一般財団法人日本建築防災協会 」だ。
この研究は、「非接触方式による外壁調査の診断精度に関する整理・検証を行った上で、 ドローンの活用を含めた効果的かつ確実な診断手法及び調査基準の検討を行い、技術基準の提案を行う」、事を目的としている。

建築基準整備促進事業は国が建築基準等の整備を促進する上で必要となる調査事項を提示・ 公募し、最も適切な調査内容等の計画を提案した民間事業者等が行う技術基準 の原案となる基礎的な技術的知見の調査を支援するもの。

今回報告される15事業はこちら。↓
http://www.mlit.go.jp/common/001283023.pdf


1.開催日時 1日目:平成31年4月24日(水) 10:30~15:30
2日目:平成31年4月25日(木) 10:30~14:55
※ 両日ともに、受付開始時間は30分前から。
2.開催場所 すまい・るホール (東京都文京区後楽1-4-10)
3.聴講希望者は、各パー ト毎に事前の 申込みが必要。

申込先 :国土交通省住宅局建築指導課 報告会事務局 担当:加賀田氏宛 E-mail:kiseisoku@mlit.go.jp
申込締切:平成31年4月19日(金)17:00迄

T3 非接触方式による外壁調査の診断手法及び調査基準に関 する検討  について。


現在、「建築基準法第 12 条に基づく定期調査の建築物の外壁調査」は、半年~3年に 一度の頻度で手に届く範囲での打診等による調査、竣工から10 年を経 過した建築物については全面打診等による調査が求められている。しかし、 全面打診による調査には仮設足場等の設置が必要で、建築物の所有者にとって費用負担が大きいため、全面打診に代わり赤外線装置を用いた調査が行われて いるが、建物の高層階での調査が困難、適切な調査方法が徹底されていないことなどの問題があった。
そこで、課題解決に向け、平成29年度~平成30年度の2ヵ年にわたって、非接触方式による外壁調査の診断精度に関する整理・検証を行った上で、 無人航空機(ドローン)の活用を含めた効果的かつ確実な診断手法及び調査基準の検討を行い、技術基準の提案を行うことを目指した。


初年度の平成29年度は
① 環境条件や撮影条件等の適用範囲を十分に考慮して調査 が行われた場合、赤外線装置法による診断結果は調査員 による打診調査の結果に相当することを確認。 ② 赤外線装置法を用いた外壁調査を実施している技術者へ のアンケート調査を行い、技術者個人の経験等が外壁調 査実施において大きな判断要素として加わっている実態 を確認。
③ ドローンに関する法令、安全な運用、行政手続き、操縦者の資格、過去の事故事例、外壁調査に関する課題など について整理。
④ ドローンを活用した外壁調査に関しては、赤外線装置法 の適用範囲と精度が確保されることを前提条件とした場 合には、地上で実施する調査とほぼ同等の利用が可能で あることを実証実験(試験体)により確認。

その上で、平成30年度は
①. ドローンの活用を含めた非接触方式による外 壁調査の診断手法の検討 • 実建物での実証実験を計画 • ドローンを活用する場合の適用範囲と測定精度のグ レード化 等を検討。
②. 非接触方式による外壁調査の技術資料の作成 • 赤外線調査法の適用限界に関する補足実験 • 外壁調査を行う業者を対象とした調査業務に関する アンケート」の分析及び追加ヒアリングの実施
を行ってきた。

当日は、その成果の発表であり、ドローンを活用したどのような診断手法・調査基準が提案されるのか注目される。


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「ルーフネットのテーマソング」ができました。
屋根を遊ぶ
「ノアの方舟の音楽」はルーフネットのテーマソングです

タイトル t

3分間のミュージックビデヲはこちら ↓

https://youtu.be/680A9gMC3RU?fbclid=IwAR3M1j6stjxXJxye-UOH2-Qmpe03LzI1mOJhxEktY9dTgrUOwnUcr8yfkEk

月のフェイズ(新月・、上弦・満月・下限)に合わせて、・配信するほぼ週刊ウェブマガジンルーフネットのテーマは「屋根なを遊ぶ」。
リーコーダー奏者で中世音楽研究者の菅沼起一さんが、第11回 Enjoy Roof コンサートで演奏した、ノアの方舟を題材にした聖歌を、会場で即興演奏。 翌月のコンサートでリコーダーとオルガネットýぴにアレンジした演奏を、ライブ映像と合わせて、仮編集したものです。




R&R建築再生展でのライブより、一部を仮編集したものです。
以下は、この時の解説です。

onngaku
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アスファルトは、「ノアの方舟(浮かぶ家)の屋根と壁の防水に利用された」
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ノアの方舟の大きさに関して、旧約聖書『創世記』は「長さ300アンマ、幅50 アンマ、高さ30アンマ」という。1アンマを約44.5cmで換算すると、およそ「長133.5m、幅22.2m、高13.3m」となる。
素材はゴフェルの木。方舟には1階と2階と3階を造り、小部屋を幾つも造り、内側にも外側にもアスファルトを塗る。明かりとりの位置は上から1アンマ。側面には戸口を造る。

聖書に書かれているのは、これだけ。古来ノアの方舟の画は、石油タンカー型から、3階建てアパート型まで様々なものが描かれている。(ROOF-NET「聖書と防水」参照)旧約聖書創世記には、「方舟の内側外側に、瀝青を塗りなさい」とある。
方舟の目的は40日の洪水の後、150日間水が引くまで、のちの世界の「種」となる生き物たちを生存させる大空間を提供することである。舟とはいっても、水上航行ではなく水面浮揚が主目的である。ただ浮くだけとはいえ多少の方向転換は必要だから、タライや弁当箱型という訳にはいかないだろう。ウィキペディアは、形状について、多くのカップルの生活空間を確保するため、舟は直方体に近い形状であった。また総容積は、40,000立方メートル近くにも達し、ほぼタイタニック号にも匹敵する排水量になる、と試算している。

今まで、「舟」に注目しすぎて、防水は舟底に施した、と思いこんでいたのではないか? 外側とは喫水、船体だけでなく、当然 壁、屋根が含まれておかしくない。何しろ神は40日40夜雨を降らせて洪水を起こしたのだ。神の命令で3階建ての大きな建物をつくり、内外側に塗るよう命令されているのだから、屋根壁に塗らないほうが不思議だ。
すると、防水材としてのアスファルトは「ノアの方舟の船体に利用された」ではなく、「ノアの方舟(浮かぶ家)の屋根と壁の防水に利用された」と言ってよい。

すなわち屋根壁の防水の起源はBC3000年のノアの方舟ということになる。
世界最古の叙事詩「ギルガメッシュ」に、旧約聖書のノアの洪水の原型が見られる。

ノアの洪水伝説に似た話は、古代中近東には多いそうだ。日本聖書協会発行の大型本・パノラマバイブルにはそんな事例が書かれている。中でも有名なのは古代アッシリアの遺跡から発見された「ギルガメッシュ叙事詩」。この中で、神・ウトナピシュテムは瀝青で舟を防水するよう命じている。

古代アッシリアの叙事詩に登場するアスファルト防水と溶解釜
「1万リットルのアスファルトを溶かし、方舟に塗れ」と知恵の神エアは命じている。
命じられたウトナピシュテムは「私は3シャル(1シャルは3,600リットル)の瀝青を溶炉に注ぎ、3シャルのアスファルトで方舟を張り巡らした。」と英雄ギルガメシュに答えている。


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